【建築系学生におすすめの本】(2024年 日本建築学会著作賞)著者:後藤伸...

介護の社会化を目指した介護保険制度が2000年4月に導入され、今年で創設20年を迎える。創設当時と比べて高齢化率は上昇し介護ニーズは増大、いま特別養護老人ホームの待機者は全国で30万人を超えるなかで、いま高齢期の居住施設に求められていることは何か──。本号では、主に要介護期を支える高齢者のための居住施設の設計について、介護サービスを受けながらも自立的で豊かな生活を送るための空間・居場所づくりや、介護職員のためのケア動線の視点、多世代複合型施設や、地域密着型の総合福祉拠点のあり方等の考察を交えながら、計画的ポイントを実作資料とともに紹介する。

【建築系学生におすすめの本】[住宅建築]2024 年6月号 巻頭記事 「旧柏...

巻頭記事では、長い時間の中で地域文化を育んできた重要文化財 旧柏倉住宅を紹介する。特集では、設計施工の思考と創造についてそれぞれの地域を拠点に設計施工を行う4組(素材と職人の力を引き出し、独自の建築をつくり出す宇野友明建築事務所。伝統に根ざしながら現代の暮らしに寄り添い、庭も手がける安藤工務店/安藤建築設計事務所。地域の風景に溶け込み、造作による細やかな住まいづくりを行うバウムスタイルアーキテクト。大工・職人を育て、建築づくりを通して山の循環を目指す六車工務店+六車誠二建築設計事務所。)を紹介する。特別記事では、2023年に保存修理工事が完了した藤井厚二設計の「聴竹居」からその設計思想を読み解く。

【BOOKS】(CONFORT)2024年04月号 特集 『木に聞く 森とつながるデザイ...

木を使った空間やプロダクトの魅力は、多くの人が知るところです。節や割れ、ユニークな木目などの個性を活かした木材も、目にする機会が増えました。木の可能性をさらに引き出すには、私たち人間の都合のよい方法にあてはめるのではなく、木の都合に合わせて考えることが、たいせつではないでしょうか。林業の現状や多様な生態系を学び、森について知る。それは、ひいては地球環境の未来をより良くすることにもつながります。

【BOOKS】『素材との対話』 セルフビルドの茶室から描く24の補助線| 企画...

本書は2015年から近畿大学建築学部と賛八会(近畿大学建築学部同窓会卒業生部会)共催で実施されている「再生材料の茶室プロジェクト」のこれまでの6つのプロジェクトを、プロセスも含めたその過程における学びを、24の切り口で並列的に分析し図や表にまとめ、プロジェクト・ブックの要素をもちながら、それを超えた普遍的な建築の可能性を示すことを目指したものです。「再生材料の茶室プロジェクト」は、大学内のカリキュラムとは別に学生個人またはグループが参加する「近畿大学建築学部設計コンペティション」で最優秀となった作品を、設計した学生が主体となり施工まで行う実施プロジェクトであり、コンペティションのテーマは、循環型社会に対応する素材を毎年選定し、それを材料とした茶室としています。東大阪を中心とした地域のものづくり関連企業の協力を得て、素材の生産地への訪問から、解体と素材の再生まで、ものづくりの街の大学での、小さなセルフビルドであるがゆえの広がりをもっています。

【BOOKS】(住宅建築)2024 年4月号「井上洋介 大地に生きるコンクリート...

コンクリートの可能性を追求し続ける井上洋介さんを特集する。井上さんの建築は、永い年月建ち続けるための構造(骨格)と、最終的に現われてくるかたち(質感やディテール)が一体的につくられている。「素材の役割とは何かを考えたい」と井上さんは言う。型枠として使われた木の痕跡を残すコンクリートの空間が、庭の草木や石を取り込み、大地に根づいてゆく。今回の特集では、4つの住まいをディテールと施工方法を含めて紹介する。

【BOOKS】(住宅建築)2024 年2月号「住まい 100年後の風景」

20年後、30年後、100年後、さらにその先に向けて、これからどんな建築を目指し、建築という文化をどのように繋いでいくべきかを考える、リニューアル記念号。[特集]住まい 100年後の風景 住まいの100年後はどうなっているのか? 住宅に限らず、いまだに建物があっという間に壊され建て替えられているが、どこかの段階でそうしたやり方に限界がくる。20年後、30年後、100年後、さらにその先に向けて、これからどんな建築を目指し、建築という文化をどう繋いでいくべきだろうか。一言でいえば、住まい手や使うひとが「愛着を持てる建築をつくること」。これに尽きるのではないだろうか。それはつくり手が果たすべき役割である。木造、コンクリート造、伝統構法、在来構法、現代の設備、施工・解体時に環境負荷を少なくする建て方……。ここにその答として現れてくるかたちは多様だ。過去の建築が今の私たちに影響を与えているように、今の建築が、未来を生きるひとたちに何らかの影響を与えるだろう。だからこそ、建築は長い時間を見据えてつくらなければならない。

【BOOKS】(CONFORT)2024年02月号 特集 『ハイブリッド時代のワークプレ...

オフィスや自宅、サードプレイスなど、仕事内容によって働く場を選ぶハイブリッドワークが一般的になるなかで、さまざまな場所での仕事をサポートするプロダクトが多く登場しています。そして、オフィスはこれまで以上に「行きたい場所」として進化しているようです。 偶発的なコミュニケーションが生まれやすい仕掛けをつくったり、個人のタスク、またチームのプロジェクトの創造性を高めたりウェルビーイングに配慮したり、働く人たちが主役の空間づくりが求められています。もう一つの重要な視点が、その時々の働き方にフィットするように、余白をどう組み込むか。一人ひとりが「自分ごと」として愛着を持ち、空間を更新して使いこなせることが、行きたくなるオフィスのポイントになっています。

【BOOKS】(庭NIWA) No.254 2024春号 『特集 記憶へのオマージュ  再生...

土地の記憶を留めつつ新たなかたちでよみがえった庭。登録記念物として申請手続きを進めたり、発掘調査が行われている庭。昔あったものに敬意を払いながら、現代に、そして未来につなぐために庭園を復元、修復するということは、庭師の仕事の大切な役割といえるだろう。今号では文化財庭園ではないが、現在進行形で庭園の価値を高めながら、次代につなぐ取り組みを行っている庭園を紹介する。

【BOOKS】2023年12月号 特集 『テキスタイルの熱量』|CONFORT

心身を解きほぐす、癒やしの場である風呂。それが最近、さらに進化しているようです。サウナブームもまだまだ盛り上がりを見せるなか、これからの温浴施設で重要なのが「体験」です。自然と一体化したり、非日常を味わったり、利用者が一歩踏みだすことで、より濃密な感覚を体験できる施設がつくられています。住宅では、プライベートサウナを設けて自分だけの贅沢な時間を味わうケースも。そのためには、環境や素材、動線や設備など、より綿密な設計が必須です。さらに、できないことはない、というほどデザインの自由度が高くなっているシステムバスの最前線や、絶滅の危機ともいわれる銭湯を、現代の暮らしぶりに合わせて改修したり、コミュニティの場として再生している例など、さまざまな視点から、いま新しい風呂の冒険を紹介します。

【BOOKS】デザコン2022 有明 official book (第19回全国高等専門学校デザ...

【デザコンとは】実践的・創造的技術者を養成することを目的とした、5年一貫の高等教育機関である高専の学生によって、毎年行われている全国高等専門学校デザインコンペティション。ロボコン、プロコン、プレコンと並び、全国47校の高専におけるメインイベントのひとつ。主に土木系・建築系を中心とする学生が、専門的な知識を基に作成した作品で技術(=エンジニアリング・デザイン)を競い合う大会。第19回目となるデザコンの全容を伝える公式記録集。今大会は、この時代にふさわしい新しいデザインの提案を期待して「NEW!!」をテーマに掲げ、3年ぶりに参加者が一堂に介して、佐賀県大牟田市の大牟田文化会館で対面審査を2日間実施。全5部門の競技の応募作品が267点となった。