• 2009年 9月

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建築関連職種ガイド

建物を動かすエネルギーをコントロールし室内環境を整える【建築設備設計者】

空調換気や給排水、電気などの設備は、現代の建物に欠かせない。建物を人の体に例えるなら、臓器や器官、神経、血管、頭脳などに当たるのが設備。普段目を引くのは、骨格や容姿に例えられる構造や意匠だが、建物はそれだけでは成り立たない。設備は普段は目に見えないものがほとんどだが、建物内での、人々の健全で快適な活動をサポートする大切な役割を果たしている。建築設備は大きく空調・衛生・電気の3分野に分かれ、規模が大きな建物の設計ではそれぞれ専門の部署がある。「空調」には機械設備と電気設備があり、「衛生」には給排水とトイレ、「電気」には電気の引込みや分電盤、受変電設備などの計画、照明などが含まれる。空調計画を立てる上で、設備設計者が考慮する事項を少し見てみよう。うまく自然換気ができるプランはどのようなものか。換気の方式はどのようにするか。部屋の温度や湿度をコントロールする、効率とコストパフォーマンスのよい空調機器は何か。機器をどう組み合わせて配置すればよいか。機器の操作方式は何を選択するか。決定することは数々ある。