[連載]なにもしない時間のみえない建築04|堀越優希

「待機する空間の流動性と遊び」今回はドローイングの空間表現について書こうと思っていたが、新型コロナウィルスの流行による影響が大きいため、今のくらしから考えたことを書くことにした。緊急事態宣言による待機要請を受け自宅で仕事をするようになり、通勤で意識を切り替えるようなタイミングがなくなった。自治体からは保育園の登園自粛要請が届き...

[連載]なにもしない時間のみえない建築03|堀越優希

「リヒテンシュタインの山と森」私は10年のほど前に、大学の交換留学で1年間この地に滞在した。東京で生まれ育った自分にとって、国のほとんどの様子を見渡すことができるような土地での生活は未知の体験であった。1年という時間は微妙な期間で、本当の生活をしたというにはあまりに短いが、旅行と言うには少し長い。今回は、この間に起こった風景に対する感覚の変化について書きたいと思う。

[連載]なにもしない時間のみえない建築01|堀越優希

新しい空間の糸口は、何気ない毎日の生活、いつも通る道にあるのかもしれない。しかしどうしたらそれらが見えてくるだろうか。建築家の堀越優希は、建築設計の傍ら、住まいである東京を中心とした都市の風景画を独自のスタイルで描いてきた。このドローイングは、都市の観察術であり、アンコントローラブルな都市を再構築する介入行為にも見える。これはそんな、建築・都市とどのように向かい合っていけるかを模索する一人の建築家による、ドローイングとエッセイの連載である。