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【11/7・11/8@千葉】JIA建築家大会 2025 千葉 『せんのちから-多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方について』|主催:公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部

概要

大会テーマ:せんのちから

多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方について
The Expertise of 1000
Respecting Diversity and Creating Connections:
Society and Architecture

公益社団法人 日本建築家協会(JIA)は、2025年11月7日(金)、8日(土)の2日間、千葉県文化会館と千葉大学ゐのはな同窓会館を会場に「JIA建築家大会2025千葉」を開催します。今年の大会テーマは「せんのちから」です。

今、私たちの身のまわりにはさまざまな問題が溢れています。〈持続性をもつ好ましい社会〉を実現するためには、幅広い分野にわたる多様な知見や職能、技術の融合が欠かせません。私たちは、これらの課題解決に取り組んでいる建築家、技術者、行政、運営者、市民、学生など計100名以上に登壇していただき、これからの建築や地域について共に考える、1,000人会議を企画しました。20を超えるトークセッションを通して、多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方について考えます。

セッション解説動画→YOUTUBEへ

大会基本情報

イベント名 JIA建築家大会 2025 千葉 せんのちから
日時 2025年11月7日[金] 10:30-17:30(開場10:00)
2025年11月8日[土] 10:00-17:30(開場 9:30)
メイン会場 千葉県文化会館
〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号
※11/7開催の一部の企画のみ「千葉大学ゐのはな同窓会館」が会場になります。
サテライト会場 千葉大学ゐのはな同窓会館
〒260-0856 千葉県千葉市中央区亥鼻1丁目8−1
交通案内 メイン会場
千葉県文化会館
・千葉都市モノレール「県庁前駅」より徒歩10分
・JR「本千葉駅」より徒歩11分
・京成「千葉中央駅」より徒歩20分
・バスJR「千葉駅」中央改札(東口)、京成バス7番乗り場より「大学病院」または「南矢作」行き/千葉シティバス6番乗り場「川戸都苑」行きに乗車、「郷土博物館・千葉県文化会館」下車より徒歩2分サテライト会場
千葉大学ゐのはな同窓会館
〒260-0856 千葉県千葉市中央区亥鼻1丁目8−1
・千葉都市モノレール「県庁前駅」より徒歩16分
・JR「本千葉駅」より徒歩17分
・京成「千葉中央駅」より徒歩22分
・バスJR「千葉駅」中央改札(東口)、京成バス7番乗り場より「大学病院」または「南矢作」行き/千葉シティバス6番乗り場「川戸都苑」または「千葉大看護学部入口」行きに乗車、「千葉大看護学部入口」下車より徒歩2分
※「千葉県文化会館」と「千葉大学ゐのはな同窓会館」は、徒歩7分の距離にあります。イベント当日は、会場間を歩いて移動していただきます。
参加
学生は一般参加にて、事前登録なしで無料で参加できます。

一般参加
無料、事前登録は不要です

大会公式サイトへ

JIA会員
別途定める登録費(事前登録制)が必要です。(登録受付中)

JIA会員の参加登録はこちらから

ごあいさつ

佐藤尚巳
公益社団法人
日本建築家協会 会長
変革に立ち向かう「ちから」
明治期の西洋文明の導入とともに建築設計の専門家として建築家が誕生し、社会に貢献する志を共にする者が集い、さまざまな変遷を経て1987年に日本建築家協会が設立されました。持続可能で魅力的で調和した環境の創造と維持のために活動をしています。さて、…
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変革に立ち向かう「ちから」

明治期の西洋文明の導入とともに建築設計の専門家として建築家が誕生し、社会に貢献する志を共にする者が集い、さまざまな変遷を経て1987年に日本建築家協会が設立されました。持続可能で魅力的で調和した環境の創造と維持のために活動をしています。

さて、建築界に大きな変革の嵐が吹き始めています。国土強靭化、脱炭素等の施策に加えて建築に対する要望の多岐化、複合化が進行しています。人材不足、資材と土地の高騰等の外的条件も加わり、短時間に効率の良い解決策の提示が社会全体からより強く求められています。

この変革を予測したかの如く急激に進化しているのがAI技術です。大阪・関西万博でもその能力と可能性は最大限に示されています。近い将来、設計、調達、建設、コストの可能性を迅速に検討できるレベルにまで達すると思われ、設計業務の大半がAIに代替されることが予測されます。建築家に求められるのは、1)初期の構想力、2)AIを管理する能力、3)AIの成果から最適解を選択する能力、ではないでしょうか。

建築の素人でもAIに指示をすれば結果を出せる未来が来ます。その時でも建築家が必要とされ信頼性を獲得するためにも進化し、「せんのちから」を得て、変革の嵐に立ち向かわねばなりません。

佐藤尚巳
建築家/佐藤尚巳建築研究所

1955年東京生まれ。1979年東京大学工学部建築学科卒業。1988年ハーバード大学デザイン学部修士修了。菊竹清訓、I.M.ペイ、ラファエル・ヴィニオリに師事。東京国際フォーラム設計監理を統括。1996年佐藤尚巳建築研究所設立。主な作品:いわき芸術文化交流館ALIOS、青山OM-SQUARE、吉祥寺シアター、東京パークタワー、パークホームズ品川ザレジデンス

栗生 明
JIA建築家大会2025千葉
大会委員長
あまたの専門家をあつめて
JIA建築家大会は1987年、設立記念大会として東京で開催以来、コロナ禍の2年を除いて毎年、全国で場所を変えて開催してきました。千葉での開催となる本年の大会テーマは、「せんのちから」です。「ひらがな表記」は…
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あまたの専門家をあつめて

JIA建築家大会は1987年、設立記念大会として東京で開催以来、コロナ禍の2年を除いて毎年、全国で場所を変えて開催してきました。千葉での開催となる本年の大会テーマは、「せんのちから」です。

「ひらがな表記」は後からさまざまな意味づけができますし、多様な解釈にも開かれています。ひらがなにしたのは、誰もが自由に発想を広げることが期待されているからです。例えば「せん」を「千」と「漢字表記」すると、開催地「千葉」からきていると考えることができます。「専」をあてはめれば、「専門家」としての「建築家」をイメージすることができます。

私は最近、仏像に関わる施設を設計することが多くなってきました。「千手観音」は文字通り「千」の手を持つ観音様です。しかし、この場合の「千」はかならずしも数字の「1000」ではありません。「あまたの」あるいは「無数の」を含意しています。ありとあらゆる「手立て」をもって衆生を救うことを可視化した仏様です。

「せんのちから」を「千の力」と考えると、「あまたの専門家(建築家)のあまたの知識と技術と実践の力」と考えることができます。「ちから」は「地から」「知から」「血から」でもあります。全国から「せんのちから」が集まる千葉で、お目にかかるのを楽しみにしています。

栗生 明
建築家/千葉大学名誉教授

1947年千葉県生まれ。1973年早稲田大学大学院建築計画修士課程修了、槇総合計画事務所入社。1979年東京大学工学部建築学科助手、Kアトリエ設立。1987年栗生総合計画事務所に改称。1996年千葉大学工学部教授(2013年退官)。現在、栗生明+北川・上田総合計画、千葉大学名誉教授。

渡邉太海
大会統括
(JIA関東甲信越支部長)
持続可能な大会のモデルへ向けて
JIAは本部および全国の10支部によって構成されますが、昨年の建築家大会は11月、大分県別府にて開催されました。九州支部の建築家たちの手厚いおもてなしに感動しました。年に一度の大会は、地域の建築家の活動を直に知るとともに会員間の交流にもつながる、…
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持続可能な大会のモデルへ向けて

JIAは本部および全国の10支部によって構成されますが、昨年の建築家大会は11月、大分県別府にて開催されました。九州支部の建築家たちの手厚いおもてなしに感動しました。年に一度の大会は、地域の建築家の活動を直に知るとともに会員間の交流にもつながる、JIAの全国組織としての良さを感じられる貴重な機会です。

一方で、ここ最近の大会は予算、登録料や参加費も膨れ上がるとともに、準備の負担も相応に大きくなる等、課題も散見されました。こうした状況を踏まえ、関東甲信越支部が主催となる今年は、今後の大会のあり方をみすえた持続可能なモデルを提示したいと考えています。

内容の点でも大きく見直しを図り、市民や学生が参加できる開かれた大会を目指します。JIAのさまざまな取り組みを発表し、市民とともに議論する場を設け、公益社団法人としての取り組みや、市民と建築家が協働する多様な活動が、良質な社会を目指していることを伝えたいと考えています。

支部全体で作り上げるイベントである建築家大会や、その準備や協力などの機会が、多くの方々を巻き込みながら、時代にあった建築家の定義・役割などさまざまな議論をするきっかけになると信じています。

渡邉太海
建築家/大宇根建築設計事務所

1964年山梨県甲府生まれ。1988年名古屋工業大学社会開発工学科修士課程修了。同年大宇根建築設計事務所入所。2010年大宇根建築設計事務所取締役就任。2014年大宇根建築設計事務所代表取締役就任。2022年-日本建築家協会関東甲信越支部長。2024年-日本建築家協会副会長。

鈴木弘樹
大会実行委員長
(JIA関東甲信越副支部長)
みんなが来てよかったと思える大会を目指す
JIA建築家大会2025千葉の日程やプログラムは、例年と趣が違う内容で実施します。持続可能な大会運営が求められるなか、その先駆けとなるよう、みんなが来てよかった、やってよかったと思える、みんなに…
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みんなが来てよかったと思える大会を目指す

JIA建築家大会2025千葉の日程やプログラムは、例年と趣が違う内容で実施します。持続可能な大会運営が求められるなか、その先駆けとなるよう、みんなが来てよかった、やってよかったと思える、みんなに開かれた大会を目指しています。

大会の大きな特徴は、大会開催日を例年の3日間から2日間へと縮小しながらも、むしろ内容の充実を図ったことです。建築や都市、まちづくり、里山や農村、食など、領域を横断した多種多様なテーマを取り上げ、建築家や専門家、行政関係者など、異なるバックグラウンドを持つ多彩な登壇者による20以上のトークセッションをはじめ、展示、音楽、食のイベントなど、JIA会員だけでなく、多くの市民や建築を学ぶ学生などが参加しやすい大会のプログラムを、実行委員会メンバーで日々議論しながら検討してきました。

国内でも比較的交通アクセスの良い千葉での開催は、海外からの来賓の方々を含め、地の利を生かしたおもてなしができると考えています。関連プログラムであるエクスカーションだけでなく、滞在中には、都市部や歴史的な町並み、里山、豊かな自然環境をぜひご堪能ください。

「多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方」の実現へ向けた一歩となる大会を、参加者の皆さんと共に目指したいと思っています。千葉へ、ようこそ!

鈴木弘樹
建築家/千葉大学准教授

東京電機大学大学院理工学研究科建設工学専攻 修士課程修了。栗生総合計画事務所で植村直己冒険館や平等院宝物館などを設計。博士(工学)東京大学 。千葉大学工学部デザイン工学科助手を経て、千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻 准教授。

大会プログラム

2025年11月7日[金]|DAY 1

受付:千葉県文化会館
受付開始 9:30 開場 10:00 セッション開始 10:30
*会場の定員を超えた場合、ご入場できない可能性があることをご了承ください。
*なお、会場に変更があった場合などの最新情報は公式サイトをご覧ください。

大会公式サイトへ

DAY 1|千葉大学ゐのはな同窓会館(100席)

ゐのはな同窓会館

16:00-17:30
「建築家」ってだれですか?[ S19 Architect ]

登壇者:古谷誠章 小野田泰明 佐藤尚巳 藤沼傑
司 会:慶野正司
会 場:千葉大学ゐのはな同窓会館(〒260-0856 千葉県千葉市中央区亥鼻1丁目8−1)
日 時:2025/11/7 16:00〜17:30

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皆さんは日頃、建築を設計する人をどのように呼んでいますか?世間では「建築士」「建築家」「設計士」など、さまざまな呼び方がされています。 この根底には、日本の建築士法で定められた建物の設計・工事監理を行う資格保有者としての「建築士」(一級、二級、木造)と、海外などで広く認知される「建築家」の違いがあります。日本国内において、「建築家」は法令で定められた職業用語ではありません。長年私たちは、建築家の職能や職責について議論を重ね、社会に向けて発信してきました。本企画では、建築設計の最前線で活躍している方や海外で活躍している方、建築教育に携わる方にそれぞれの「建築家」像を語っていただき、期待される職能(役割)について、海外事例を交えた議論を行い、今後の日本における「建築家」の必要性と職能、さらには制度化への可能性について考えます。

登壇者

古谷誠章(ナスカ一級建築士事務所/日本建築士会連合会会長)
小野田泰明(東北大学教授/日本建築学会会長)
佐藤尚巳(佐藤尚巳建築研究所/日本建築家協会会長)
藤沼 傑(ウィスト建築設計/JIA職能資格制度委員会、UIA 建築家職能PPC委員、ARCASIA 建築家職能ACPP委員)
慶野正司(司会)(アトリエ慶野正司/JIA新資格制度委員会)

企画協力

南 知之(楠山設計/JIA職能資格制度委員会)
渡邉太海(大宇根建築設計事務所/JIA関東甲信越支部支部長)

DAY 1|千葉県文化会館大ホール(1,724席)

大ホール

10:30〜12:00
私にとっての「槇文彦」[ S17 Architect ]

登壇者:富永譲 栗生明 宮崎浩 三谷徹 亀本ゲーリー
司 会:鈴木弘樹
会 場:千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時:2025/11/7 10:30〜12:00

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2024年6月6日、日本を代表する建築家 槇文彦氏が逝去されました。千葉大学亥鼻キャンパスには、槇氏の国内2番目の作品である「ゐのはな記念講堂」が耐震改修を経て現存しています。本企画では、槇氏と縁の深い5名のパネラーを招き、槇氏の建築作品、建築論、人物像などをエピソードを交えて紹介いただき、そこから“槇氏が私たちに残してくれたもの”を考えます。富永譲氏は、槇氏が東京大学教授就任時から晩年まで、公私ともに交流がありました。さまざまな場面を通して感じたことをお話しいただきます。栗生明氏は、槇総合計画事務所を経て、東京大学槇文彦研究室の初代助手を務めました。建築家として、教育者としての槇氏をお話しいただきます。宮崎浩氏は、長年、槇総合計画事務所に所属した、所員から見た現場でのリアルな槇氏を中心にお話しいただきます。三谷徹氏は、槇氏の建築作品のランドスケープを数多く担当しました。ランドスケープデザイナーから見た槇氏をお話しいただきます。最後に槇総合計画事務所代表取締役の亀本ゲーリー氏には、槇氏の晩年の事務所での建築家活動をお話しいただきます。

登壇者

富永 譲     (建築家/法政大学名誉教授)
栗生 明     (建築家/千葉大学名誉教授)
宮崎 浩     (建築家/プランツアソシエイツ)
三谷 徹     (ランドスケープアーキテクト/オンサイト計画設計事務所)
亀本ゲーリー   (建築家/槇総合計画事務所)
鈴木弘樹(司会) (建築家/千葉大学准教授)

12:00〜12:30
ミニコンサート 父大髙正人との協演[ C01 Music ]

演奏者:山田実紀子(バイオリン)萩原由以子(ピアノ伴奏)
会 場:千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時:2025年11月7日[金] 12:00〜12:30

IA建築家大会2025千葉の会場は、建築家大髙正人の設計による「千葉県文化会館」(1967年)です。大髙正人は、上野にある「東京文化会館」(1961年)の完成後に独立し、千葉市亥鼻山に群造形としての「千葉文化の森」を創出しました。それを構成する同ホールで、父大髙正人と協演します。音楽を通し、また娘の視点を通して皆様への想いをお伝えします。

13:00〜13:50
大会式典

開会宣言 開会挨拶 JIA会長挨拶
来賓挨拶 来賓紹介 名誉会員授与式
フェロー会員証授与式 他
会 場:千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時:2025年11月7日[金] 12:00〜12:30

14:10〜15:40
歴史的意義ある建築の保存と誇るべき日本の景観 [ S01 Locality ]

~価値ある建物の保存・利活用を県民と考える=県立図書館と大髙建築~
登壇者 :森田敬介 頴原澄子 山口俊浩 高橋直子 篠田智仁
企画協力:安達文宏
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025年11月7日[金] 14:10〜15:40

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本大会の会場である千葉県文化会館は、1960年代に聖賢堂、千葉県立中央図書館と併せて「千葉文化の森」と呼ばれる文教施設計画の理念の下、建築家大髙正人による設計で建設されました。2018年度にはこの「千葉文化の森」の一連の建築群がDOCOMOMO Japanにも選定されました。しかし2024年、千葉県建築設計6団体による要望も虚しく、この建築物群の一翼を担う聖賢堂が専門家による諮問もないままに解体され、この世から姿を消しました。近代以降の日本では、地域の魅力や地域の個性の源ともいえる歴史ある建築や素晴らしいまち並みが、経済性だけを理由に壊され失われてきました。中でも多くの地方行政では、建築物の歴史的価値や文化的・芸術的価値とは関係なく、単に「築年数」といった尺度で解体や建て替えが計画される傾向にあります。

本企画では、大髙建築の代表作の一つ「千葉文化の森」の保存利活用を例に、歴史的建造物の保存利活用、ライフサイクルカーボンを見据えた本物の脱炭素社会の実現など、幅広い視点から他国の例を交えて公共建築物の管理のあり方と民間における価値ある建築物の解体について、県民とともに考えます。

登壇者

森田敬介(コーディネーター)(建築家/JIA千葉地域会代表/森田建築設計事務所)
頴原澄子(工学博士/千葉大学准教授/DOCOMOMO Japan 副代表理事)
山口俊浩(文化庁 博物館振興室)
高橋直子(建築家/伝統建築研究所)
篠田智仁(建築主事/茂原市役所職員)

企画協力

安達文宏(建築家/JIA支部保存問題委員会/桑田建築設計事務所)

16:00〜17:30
偉大な先輩建築家に学ぶVol.10[ S20 Architect ]

大髙正人—人と都市と建築
登壇者 :松隈洋 藤本昌也 中島直人 中尾明 仙田満
企画協力:上浪寛
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 16:00〜17:30

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NPO建築文化継承機構は、建築家の設計文化財や思想、言説などを後世に継承していくことを目的とした社会貢献組織で、金沢工業大学建築アーカイヴス研究所とともに「JIA-KIT建築アーカイヴス」の活動を行っています。今回は千葉県文化会館を設計された大髙正人氏について学びます。大髙正人氏はメタボリズムの建築家としては、楽観的な未来社会志向から距離を取りながら、広島基町高層住宅など、戦後の住環境改善と地域の再構築をテーマに設計活動をされていました。そして社会や人と建築の関係を築き、成熟した未来をつくるためには、行政との信頼関係をもとに公共建築を生み出すことが必要と、生まれ故郷福島県三春町に代表されるように、一つの地域に多くの建築作品を残し、それらが連携することで地域の生活環境を向上させる仕事をされたことが特徴です。「建築家大髙正人」の思想を、研究者や間近で薫陶を受けた方のエピソードを通して次の世代に語り継ぎます。

登壇者

松隈洋 (神奈川大学教授/京都工芸繊維大学名誉教授)
藤本昌也(日本建築士会連合会名誉会長/現代計画研究所名誉会長)
中島直人(東京大学教授)
中尾明 (都市設計研究所)
仙田満 (環境デザイン研究所/NPO建築文化継承機構理事

企画協力

上浪寛(NPO建築文化継承機構代表理事)

DAY 1|千葉県文化会館小ホール(250席)

小ホール

10:30〜12:00
JIA全国10支部合同企画「注目の若手建築家による建築討論」[ S12 Education ]

登壇者 :福田幸子 葛島隆之 奥野八十八 矢野寿洋 平野公平 髙橋岳志 斎藤信吾 田中宏幸 キノシタヒロシ 石川 保
司 会 :浅井裕雄
企画協力:松山将勝
会 場 :千葉県文化会館・小ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 10:30〜12:00

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本企画は2023年からはじまった恒例企画で、日本建築家協会(JIA)の全国10支部から推薦された若手建築家が登壇します。それぞれの地域で活躍する若手建築家が存在します。自身の建築家像を確立するために、ひたすらに建築と向き合っているその姿は、孤独感との闘いと言えるかもしれません。そんな彼らがどのように今を生き、未来を切り開こうとしているのか。同じ境遇の若手建築家たちが、それぞれの地域で建築を創造する苦悩やプロセスを語り合うことで見えてくる未来像。全国の同じ志を持つ建築家のつながりや、同じ時代を生きる仲間ができる喜び。本企画は、そうした場をつくることを目的としています。さらに、「頼りになる建築家」とはどのような建築家像なのか、「頼りになる JIA」として信頼される組織になるために求めるものは何か、若い彼らの本音を探りながら、JIA の未来像についても考えます。なお、本企画はプレイベントとして10月9日(木)・23日(木)の2日間、いずれも18:00よりオンライントークセッションを行いますので、こちらもご覧ください。

登壇者

福田幸子(北海道支部推薦)(建築家/アトリエフク)
葛島隆之(東海支部推薦)(建築家/葛島隆之建築設計事務所)
奥野八十八(近畿支部推薦)(建築家/アトリエ・ブリコラージュ)
矢野寿洋(四国支部推薦)(建築家/矢野青山建築設計事務所)
平野公平(九州支部推薦)(建築家/平野公平建築設計事務所)
髙橋岳志(東北支部推薦)(建築家/日本大学/gif)
斎藤信吾(関東甲信越支部推薦)(建築家/斎藤信吾建築設計事務所)
田中宏幸(北陸支部推薦)(建築家/nuca architects)
キノシタヒロシ(中国支部推薦)(建築家/キノシタヒロシ建築設計事務所)
石川 保(沖縄支部推薦)(建築家/かみもり設計)

浅井裕雄(司会)(建築家/裕建築計画)

企画協力

松山将勝(建築家/松山建築設計室)

14:10〜15:40
土と水と建築・都市[ S08 Inovation ]

登壇者 :楠見晴重 藤井一至 山﨑祐二 川島範久 常山未央
会 場 :千葉県文化会館・小ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 14:10〜15:40

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近年、環境への対応は、建築や都市を設計するうえで不可欠な前提条件となっています。これまで「環境建築」をめぐっては、気候やエネルギー効率など多様な視点から議論が重ねられてきましたが、本セッションではあえて「土」と「水」に焦点を当て、環境建築のこれからを探ります。建築や都市を自然環境—すなわち生態系—の一部として捉えなおすとき、土壌や水といった基盤への理解と想像力が重要です。土壌は生物多様性や災害への対応に直結する環境資源であり、水は人々の暮らしと都市構造をかたちづくってきた原動力でもあります。しかしながら、これらは建築の議論で十分に扱われてきたとは言えません。

本企画では、こうした視点を共有する建築家、都市研究者、土壌学者、技術者など多分野の登壇者を招き、それぞれの実践や研究を通じて、建築が「土」や「水」といかに関わりうるか、そしてそれが都市環境とどう接続しうるかを考察します。また、国内外の先進的な取り組みを通じて、日本における環境建築の今後の展望についても議論を深めます。

登壇者

楠見晴重(地下水工学研究者/関西大学特命教授)
藤井一至(土の研究者/福島国際研究教育機構上級研究員)
山﨑祐二(竹中工務店 技術研究所 主任研究員)
川島範久(建築家/川島範久建築設計事務所/明治大学准教授)
常山未央(建築家/mnm)

16:00〜17:30
第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展「In-Between」から考える:
建築をたがやし情報を育てる実践[ S13 Education ]

登壇者 :伊藤亜紗 木内俊克 砂山太一 渡辺 育
会 場 :千葉県文化会館・小ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 16:00〜17:30

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2025年11月まで開催中の第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展のテーマに「Intelligens. Natural. Artificial. Collective.」が掲げられ、世界中で進行する環境問題や政治的分断に対し、いまどんな知性を持ち寄ることができるかが問われました。日本館では、青木淳氏のキュレーションにより「In-Between」(中立点)と題し、AI(人工知能)の台頭により、資源としての自然物、そこから生み出される人工物まで含むさまざまな事物と人の関係に生起する「取り引き/交渉/対話」的な側面が可視化され、人・自然・人工物を含む環境の総体が、対立や分断をはらみつつも差異を原動力にバランスしていく未来像が提示されました。本企画では同展を起点に、加速する情報社会で建築をつくる具体的なアプローチとして、設計対象のリサーチを設計の一環とし、対象の情報を運用する「Research-based practice」について議論します。情報社会における建築行為は、環境への物質的な介入から、環境をどう捉え、その捉え方をいかに伝達するかというアクター側のふるまいへの介入にも重心を移しつつあると考え、設計における情報運用の実践に着眼するものとしました。また「AI(人工知能)」は、同実践にどのレベルでいかなる影響をもたらすのかについても議論を試みます。

登壇者

伊藤亜紗(美学者/東京科学大学教授)
木内俊克(建築家/SUNAKI Inc./京都工芸繊維大学特任准教授)
砂山太一(アーティスト、プログラマー/SUNAKI Inc./京都市立芸術大学准教授)
渡辺 育(インディペンデントキュレーター/建築家)

DAY 1|千葉県文化会館大練習室(100~150席)

大練習室

14:10〜15:40
International Presidents’ Forum(IPF)[ S18 Architect ]

登壇者 :エヴェリン・リー アセー・スカヤン キム・ジェロク ハン・ヨングン 佐藤尚巳 竹馬大二
企画協力:蔵楽友美
会 場 :千葉県文化会館・大練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 14:10〜15:40

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International Presidents’ Forum(IPF)は、海外の提携建築家協会の会長や代表者を招いて、建築に関する国際的課題に取り組むことを目的とした国際交流企画です。今年は日本建築家協会(JIA)に加え、アメリカ建築家協会(AIA)、タイ王立建築家協会(ASA)、大韓建築士協会(KIRA)、韓国建築家協会(KIA)の参加を予定。これまでのフォーラムでは、アジア建築家評議会(ARCASIA)、シンガポール建築家協会(SIA)、AIA日本支部(AIA Japan)などの友好団体も加わり、「ヘリテージと文化的アイデンティティー」(2022年)、「建築家の認知度とその向上」(2023年)、「建築家の調達方法」(2024年)をテーマに、各国の実践や制度、課題を共有し、議論が展開されました。IPFは、文化や制度の違いを超えて建築の未来を共に考える場です。今回は、大会テーマである「せんのちから」に沿った、多様性に富み、持続可能で創造的な都市・社会づくりに向けた対話を行う予定です。なお、本企画は全編英語で実施します。

登壇者

エヴェリン・リー Ar. Evelyn LEE
AIA(アメリカ建築家協会)会長

アセー・スカヤン Ar. Asae SUKHYANGA
ASA(タイ王立建築家協会)会⻑

キム・ジェロク Ar. KIM Jaerok
KIRA(大韓建築士協会)会⻑

ハン・ヨングン Ar. HAN Young-Keun
KIA(韓国建築家協会)会⻑

佐藤尚巳 Ar. SATO Naomi
JIA(日本建築家協会)会長

竹馬大二 Ar. CHIKUBA Daiji
JIA(日本建築家協会)国際委員会アドバイザー

企画協力

蔵楽友美 Ar. ZORAKU Yumi(JIA国際委員/ファイブス一級建築士事務所)

16:00〜17:30
《越境建築家》たちとの対話[ S21 Architect ]

—「越境」が建築家にもたらすもの—
登壇者 :坂田泉 井本佐保里 後藤克史 山道拓人 早野洋介
会 場 :千葉県文化会館・大練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 16:00〜17:30

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《越境建築家》たちとの対話により、「越境」が建築家にもたらすものについて考えます。今回、「越境」には、国境だけでなく、建築家としての職能、職域を越えるという意味も含めています。現代社会が抱える課題は、多くの地域、領域にまたがり、複雑多様に絡み合っています。その解決には多くの人々の領域横断型の取り組みが必要であるにも関わらず、一部の国や人々には一国優先主義や排他的傾向も見られます。このような状況に対して、従来の建築家の職能や職域で対応できる範囲は限られますが、すでに「越境」を実践している建築家たちは、職能、職域を越境すること、また越境がもたらすものについて、どのように考えているのでしょうか。大会テーマ「せんのちから」は、〈持続性をもつ好ましい社会〉の実現に必要な、多様な知見、職能、技術の融合を目指すものです。《越境建築家》たちとの対話を通じて、私たちが持つべき「せんのちから」を探してみたいと思います。

登壇者

坂田泉  (建築家/JIA国際委員長/OSAジャパン)
井本佐保里(研究者/日本女子大学准教授)
後藤克史 (建築家/Squareworks LLP)
山道拓人 (建築家/ツバメアーキテクツ/法政大学准教授)
早野洋介 (建築家/MAD Architects)

DAY 1|千葉県文化会館中練習室(75~100席)

中練習室

10:30〜12:00
保存再生の今とこれから[ J01 ]

登壇者 :鰺坂徹 金山眞人 田島正陽 柳沢伸也 他
会 場 :千葉県文化会館・中練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 10:30〜12:00

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各支部・地域で取り組んでいる現在の保存再生の報告、特に能登半島地震の歴史的建造物の被災状況やその後の調査や修復等についてのレポートの後、JIAヘリテージマネジャー(旧修復塾修了者)の取得にむけた受講方法や今後の検討課題、近現代WGの活動状況まで、今のJIA保存再生の状況を確認します。その上で、これまでとこれからの保存再生の課題についてのショートレクチャーの後、今後の活動や意見交換を行います。一般の方や学生、会員のご参加お待ちします。

発表者

鰺坂徹 (保存再生会議議長)
金山眞人(前議長)
田島正陽(修復塾塾長)
柳沢伸也(近現代WG)

14:10〜15:40
JIA協力会員サミット[ J02 ]

※JIA会員のみ
登壇者 :鰺坂徹 金山眞人 田島正陽 柳沢伸也 他
会 場 :千葉県文化会館・中練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 14:10〜15:40

日頃より、JIAの活動に協力いただいている協力会員の皆様、本協会に対しての貢献に大変感謝しております。建築家大会(千葉)においても、例年通り、全国の支部でJIAの活動にご協力くださっている企業(個人)の皆様に出席いただき、日頃の協力活動の内容の共有と、今後の活動方針等について、ご意見をうかがう機会として、「JIA協力会員サミット」を開催いたします。この会議で、新たな課題の発見等より、今後の協力会員と共に行う活動の発展につなげていきたいと思います。代WG)

16:00〜17:30
社会に発信する建築家のメディア実践を考える[ S14 Education ]

—「越境」が建築家にもたらすもの—
登壇者 :小山光 澤秀俊 服部真吏 和田信太郎
司 会 :会田友朗
会 場 :千葉県文化会館・中練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/7 16:00〜17:30

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SNSや動画配信プラットフォームの急速な普及といった今日のメディア環境の変化は、「建築家の活動の社会への発信のあり方」にも深く影響を与えています。近年、日本建築家協会(JIA)においても、ウェブサイトのリニューアルや公式Instagram開設など、時代に合わせた広報のあり方を模索する取り組みを実施してきました。しかし、建築家の活動を効果的に伝える画像の収集や、映像素材の制作の困難さ、また、肖像権などを含む権利の問題など、多くの課題も見えてきています。本企画では、映像メディアの専門家や建築系メディアのエディターをパネラーに迎え、YouTubeやInstagramなど、各メディアの特性を活かしながら新たな情報発信に積極的に取り組む建築家の実践を、多くの事例を交えて紹介するとともに、その意義や今後の可能性について多角的に議論します。また、メディア実践の具体的な方法論にとどまらず、建築家の職能や社会との多様な関わり方について考える場を目指します。

登壇者

小山光  (建築家/キー・オペレーション)
澤秀俊  (建築家/澤秀俊設計環境/SAWADEE)
服部真吏 (編集者)
和田信太郎(アートプラクティショナー/東京藝術大学大学院専門研究員)
会田友朗 (司会)(建築家/アイダアトリエ)

2025年11月8日[土]|DAY 2

受付:千葉県文化会館
受付開始 9:30 開場 9:30 セッション開始10:00
*会場の定員を超えた場合、ご入場できない可能性があることをご了承ください。
*なお、会場に変更があった場合などの最新情報は公式サイトをご覧ください。

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DAY 2|千葉県文化会館大ホール(1,724席)

大ホール

10:00〜11:30
千葉のまちの真ん中をデザインする[ S02 Locality ]

~開府900年から1000年へ向けた持続可能な賑わいづくりと人づくり~
登壇者 :坂田泉 井本佐保里 後藤克史 山道拓人 早野洋介
企画協力:柳田富士男 寺川典秀 飯沼竹一
コーディネーター:連健夫
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 10:00〜11:30

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千葉駅周辺は高度経済成長期からバブル経済期に大きく発展しましたが、その後、郊外に大型ショッピングモールなどが建設されたことにより、駅周辺では大型商業施設の撤退や個人商店の廃業が続いています。このような状況を受け、千葉市は2016年に「千葉駅周辺の活性化グランドデザイン」を策定し、まちのリニューアルを推進。駅周辺では大規模再開発が進み、人通りは増加傾向にありますが、駅周辺以外のエリアまでは人が流れず、活性化には依然として課題が残っています。そのような中、近年、市民団体や関連企業が「ちば富士見屋台横丁」や「千葉公園通り『ちこほこ』」「駅前大通りのパラソルギャラリー」「CHIBA SDGs Parklet Project」など実験的なイベントを開催し、賑わいの回復を試みています。本企画では、今大会を契機に、市民、企業、行政、大学が連携したまちづくりの企画や活動、ワークショップを実施。持続可能なまちづくりのビジョンを多くの方々と共有することで、今後もまちづくりに継続的に関わる協働チームの構築を目指します。

登壇者

田中章  (食楽ICHIBA代表/そらのかけら店主)
須藤雅之 (ちこほこ実行委員会代表/Sudo-Bags店主)
田野恵  (子ども食堂「縁」代表/三希工房)
明里   (千葉県の郷土史家)
神谷俊一 (ゲスト)(千葉市長)
大木戸孝也(千葉市都市局都市部都市計画課課長)
松浦健治郎(都市計画家/千葉大学准教授)
連健夫  (コーディネーター)(建築家、まちづくりコンサルタント/連健夫建築研究室)

企画協力

柳田富士男(建築家/アーキテック パートナーズ 一級建築士事務所)
寺川典秀 (建築家/意匠院)
飯沼竹一 (建築家/アトリエ24)

11:45〜12:15
ミニコンサート 合唱を通して人々との繋がりを創りたい[ C02 Music ]

発表者 :千葉県立千葉中学校・千葉高等学校合唱部
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 11:45〜12:15

千葉県立千葉中学校・千葉高等学校は、1878(明治11)年開校で147年の歴史を持つ学校です。1899(明治32)年亥鼻山の「千葉文化の森」に隣接する地に移転し、1927(昭和2)年に竣工したアールデコ風デザインの講堂も健在です。戦時中であった1943(昭和18)年に創設された合唱部ですが、「多様性を尊重し繋がりを生み出す」懸け橋となるに相応しい演奏を目指します。

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合唱団プロフィール
千葉県立千葉中学校・千葉高等学校合唱部1943年創部。多様な音楽を通じた人間的成長を目標に、毎年3月と5月の定期演奏会や、コンクールなどに向けて活動している。こんにちは!私たちは、千葉県立千葉中学校・千葉高等学校合唱部です!
このたびは、「JIA 建築家⼤会2025 千葉」にお招きいただき、誠にありがとうございます。このような素晴らしい場で演奏する機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちが日々取り組んでいる合唱では、さまざまな背景を持った人々が集まり、力を合わせて、全員の音楽性を調和させ、一つの音楽を作り上げます。その過程で、メンバーの間で新たな繋がりが生み出され、より世界が広がるような感覚と、確かな信頼関係が育まれていきます。声を合わせるという営みを通じて人々に繋がりをもたらす合唱は、社会参画や相互尊重の感覚を、楽しみながら養いつつ、一つのものを共同で作り上げていく、「多様性を尊重し繋がりを生み出す」架け橋であり、本大会で提唱されている建築の理念にも通じるところがあるのではないでしょうか。
皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。

12:30〜14:00
都市と地方が混在する千葉の食・文化の現状と未来[ S04 Community ]

~農とまちを繋ぐコミュニティから考える~
登壇者 :山根正敬 岩山雅子 野村俊介 中村拓志 磯野智由
企画協力:神成健 竹中修
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 12:30〜14:00

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多くの人々が都市に住み、豊かな食文化を享受していますが、私たちの食を支える生産者の実態はあまり知られていません。例えば、千葉県は温暖な気候や平坦な耕地の広がり、大消費地に近いという立地から農業生産量は全国6位と、都市の近傍に田園や農地が広がる農業県でもあります。一方、農業は生産性の低さや天候に左右されやすいことに加え、他の産業と同様に高齢化に伴う後継者不足、さらには都市の拡大に伴う廃業など、多くの課題を抱えています。本企画では千葉県内で個性的な事業を展開している施設に着目し、その活動や背景にある理念を紹介。農業関連施設の設計経験をもつ建築家 中村拓志氏にも登壇いただき、食の安全性や健康志向が重視される中での農業の重要性、さらには防災や棚田に代表される耕地によるランドスケープの有効性など、農とまちを繋ぐ未来のまちづくりについて考えます。

登壇者

山根正敬(恋する豚研究所(社会福祉法人福祉楽団))
岩山雅子(タンジョウ農場 農場長)
野村俊介(良品計画 MUJI BASE OIKAWA支配人)
中村拓志(建築家/NAP建築設計事務所)
磯野智由(建築家/STYLELAB)

企画協力

神成健(建築家/神成建築計画事務所)
竹中修(建築家/竹中修建築設計室)

14:15〜15:45
ケアと建築[ S06 Community ]

登壇者 :飯田大輔 林恭正 比嘉武彦 山﨑健太郎 山田あすか
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 14:15〜15:45

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ここ何年か続く主要な建築賞における福祉施設の受賞は、福祉分野の建物に対する社会的関心を示しています。こうした受賞作品をはじめ、比較的若い世代の建築家たちは、上の世代があまり手がけてこなかった福祉関係の施設に積極的に関わっています。また福祉関係者の方々にも、若手の建築家との取り組みに意欲的なケースが見られます。比較的地味ともいえ、機能を優先するタイプの施設だと思われていた福祉分野の建物が、なぜ今日注目されるのでしょうか。そして昨今、福祉施設単独で閉じるのではなく、開かれたつくりとしたり、福祉的な用途とそれ以外のプログラムの複合により開かれたケアの場が生まれるなど、「ケアの社会化」といえる現象も広がっています。福祉施設が、地域コミュニティの拠点となる事例も見られます。人々が他者への思いやりを持ち、インクルーシブな社会を目指すその中で、「ケアと建築」の意味や可能性を議論する場としたいと思います。

登壇者

飯田大輔 (社会福祉法人 福祉楽団 理事長/恋する豚研究所)
林恭正  (建築家/ArchTank/福祉と建築 副代表)
比嘉武彦 (建築家/kw+hg architects)
山﨑健太郎(建築家/山﨑健太郎デザインワークショップ/工学院大学教授)
山田あすか(建築計画研究者/東京電機大学教授)

16:00〜17:30
【総括企画】(オーバービュー・セッション)せんのちからと建築家のつながり[ S22 Conclusion ]

登壇者 :筏久美子 佐藤尚巳 平田晃久 森田祥子
進 行 :今村創平
会 場 :千葉県文化会館・大ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 16:00〜17:30

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今年の全国大会は、「せんのちから」をテーマに掲げ、多くの方が話し、多くの方が集う場として企画されました。20を超えるセッションは、登壇者の多様性が求められた、広く開かれた場です。それぞれのセッションは自律的であり、一方、扱われたテーマや関係者は、他のセッションとのつながりを持っています。この〈自律分散型ネットワーク〉のような見立ては、建築界を取り巻く状況の認識でもあります。大会の最後を飾るこのセッションでは、まず2日間のすべてのプログラムについて、概観=オーバービューをし、またセクション間の横断的な連関について検証をします。これからの建築家は、何を目指すべきなのか、今回の全国大会の試みをもとに、さまざまな視点から議論をします。

今回の全国大会のスタイルは、これまでとはずいぶんと異なる試みです。この構成は、これらのJIAの全国大会のあり方、ひいてはJIAのあり方へ、建築家のあり方への問いかけでもあるでしょう。

登壇者

筏久美子(ギャラリーディレクター/TOTOギャラリー・間代表)
佐藤尚巳(建築家/佐藤尚巳建築研究所/日本建築家協会会長)
平田晃久(建築家/平田晃久建築設計事務所/京都大学教授)
森田祥子(建築家/MARU。architecture)
今村創平(進行)(建築家/千葉工業大学教授)

DAY 2|千葉県文化会館小ホール(250席)

小ホール

10:00〜11:30
建築とテクノロジーの関係を問い直す[ S09 Inovation ]

―若手建築家が見据える設計の未来
登壇者 :荒木美香 久保田愛 千種成顕 高野洋平
進 行 :今井公太郎
会 場 :千葉県文化会館・小ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 10:00〜11:30

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建築は最も古く、かつ新しい技術であり、素材や構法の変遷を経て常に時代のテクノロジーと呼応してきました。近年、AIやBIM、3D CAD、3Dプリンタなどのデジタル技術が急速に進展し、設計と製造の在り方を刷新しています。変化が絶え間ないこの状況で、建築家は技術を単なる道具ではなく思考や創造を形づくる「環境」と捉え、その可能性と課題に向き合う必要があります。本セッションでは、デジタル技術の普及期にキャリアを築き、構造設計や教育に携わる若手建築家たちが登壇します。そして生成AIやBIMがもたらす思考の変容、設計と製造の新たな関係、技術と創造性の接点について多角的に議論し、建築デザインの未来を展望します。

登壇者

荒木美香 (構造家/Graph Studio/関西学院大学准教授)
久保田愛 (建築家/久保田愛一級建築士事務所/東京大学生産技術研究所今井研究室)
千種成顕 (建築家/ICADA)
高野洋平 (建築家/MARU。architecture/千葉大学大学院工学研究院准教授)
今井公太郎(進行)(建築家/東京大学生産技術研究所教授)

12:30〜14:00
気候変動や社会変容を見据えた持続可能な社会基盤の未来像[ S10 Inovation ]

~建築・ランドスケープの新たな関係性を探る~
登壇者 :長谷川浩己 西田司 津川恵理 永積紀子
進 行 :平賀達也
会 場 :千葉県文化会館・小ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 12:30〜14:00

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気候変動や社会変容による国内外のさまざまな課題が顕在化する現代社会において、私たち設計者に求められるのは、地球環境というグローバルな視点をもって、地域社会が抱えるローカルな課題を解決する姿勢だといえます。グローバルな目標の1つであるSDGsでは、「経済・社会・環境」の3要素のバランスを取ることが、持続可能な社会を実現する鍵だとしています。これに日本のランドスケープアーキテクトが座右の銘として掲げる「景観10年・風景100年・風土1000年」というローカルな指標を掛け合わせると、経済に資する景観形成に10年、社会の基盤となる風景創成に100年、環境の根幹を成す風土醸成に1000年という時間軸が見えてきます。これには人の手で自然を壊してしまうと、それ以上の時間が掛かるという先人の戒めが込められています。本企画では、多様な領域と新たな関係性を築きながら、さまざまな課題解決に取り組んでいる登壇者の皆さんとともに、持続可能な社会基盤の未来像を考えます。

登壇者

長谷川浩己(ランドスケープアーキテクト/オンサイト計画設計事務所/武蔵野美術大学特任教授)
西田司 (建築家/オンデザイン/東京理科大学准教授)
津川恵理(建築家/ALTEMY)
永積紀子(サステイナビリティコンサルタント/ヴォンエルフ)
平賀達也(進行)(ランドスケープアーキテクト/ランドスケープ・プラス)

14:15〜15:45
木材の非生産県における地域木材活用のための社会の仕組みづくり[ S07 Community ]

~安定した木材生産にむけた千葉県の林業と建築家の連携~
登壇者 :福田彰 竹ノ内秀和 坂井こころ 小暮亮太
コーディネーター:鈴木晋
コメンテーター :森田敬介
会 場 :千葉県文化会館・小ホール(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 14:15〜15:45

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国は木材の利用促進の一環として、国産木材生産量を増やす施策を進めています。これは林業が盛んな「木材生産県」では地域木材の活用にもつながります。一方、千葉県のように木材の生産量が少ない県には「消費県」としての役割が期待されています。木材利用促進策が「生産県」と「消費県」の2つで捉えられていることをどれだけの人が認識しているでしょうか。たとえ生産量が少ないとしても、地域木材を有効に利用することは、環境だけでなく地域産業にとっても大切なのです。そこで私たちは、生産量が少なく、すぐに生産量を増やすことができない県を「木材非生産県」と定義し、そのような地域でも安定して地域木材が活用できる仕組みを考えることにしました。本企画では千葉県森林課をはじめ、山主、森林組合、製材所、林業後継者など、林業に関わるさまざまな立場の方々をお招きし、地域木材活用の実態や課題をお話しいただくとともに、建築家も加わり、県産木材の活用促進に向けた今後のあるべき姿を考えます。

登壇者

鈴木晋(コーディネーター)(建築家/アルキテク設計室)
福田彰(千葉県農林水産部森林課 森林経営管理室長)
竹ノ内秀和(千葉県森林組合安房事業所長)
坂井こころ(ナトゥアリーベ明石屋有限会社 後継予定者)
小暮亮太(建築家/小さな暮らし研究所)
森田敬介(コメンテーター)(建築家/森田建築設計事務所)

DAY 2|千葉県文化会館大練習室(100~150席)

大練習室

10:00〜11:30
これからの職能に向けて、建築教育はどうあるべきか[ S15 Educatioin ]

登壇者 :岩元真明 高口洋人 田中友章 寺田真理子 吉良森子
会 場 :千葉県文化会館・大練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 10:00〜11:30

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新しい世代の建築家の育成を担っているのは、大学等の建築教育機関です。その中で、特に日本における修士設計のレベルは、過去10年間で格段に上がっています。このセッションでは、修士設計教育において、独自の実践をしている大学関係者が集い、その状況を報告します。一方、グローバル化と国内の少子高齢化が進行する中で、大学を取り巻く状況や建築教育への期待は変化してきており、それは建築界を取り巻く社会の変化を反映したものといえます。設計教育についても、地域の課題、環境問題や気候変動、デジタルDXなどさまざまな社会の変化の影響を受けています。しかし、建築や教育が人口規模による内需に支えられて繁栄した産業であることを背景として、過去の成功体験に則った旧態依然とした仕組みがまだ色濃く残っているのも現実です。建築教育の国際化を前提として、在学生や修了生のモビリティ増進が加速する中で、アジアの主要国と切磋琢磨しながら、日本の建築教育がその強みを維持・増進していくために、課題は何なのか。大学教育の現状を広く共有し、社会との接続も含めて、今後の大学教育を考える開かれた場にします。

登壇者

岩元真明(建築家/九州大学芸術工学研究院准教授)
高口洋人(環境工学研究者/早稲田大学理工学術院教授)
田中友章(建築家/明治大学理工学部専任教授)
寺田真理子(キュレーター、編集者/横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSA准教授、スタジオ・マネジャー)
吉良森子(建築家/moriko kira architect/九州大学大学院教授)

12:30〜14:00
地域づくりと建築家の新たな活動[ S05 Community ]

登壇者 :伊藤孝仁 栗生はるか 澤田圭司 田島則行 若林拓哉
会 場 :千葉県文化会館・大練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 12:30〜14:00

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私たちの住む街は、私たちの社会の鏡です。社会の今の状況を、街は映し出しています。しかし、社会構成や地域の課題が変わるにつれ、街のあり方も変わり、時として社会や地域と街との間に齟齬が生じていることも多くみられます。高齢化、空き家、コミュニティの不全などが挙げられます。一方で、建築家が、建物を建てるだけではなく、街の再生や地域の活性化に関わるケースが増えてきています。このセッションでは、地域づくりに関わる建築家の今日の実践を紹介します。その中には、建築を建てなくても建築家の知見を生かして貢献したり、または建築をつくることによって地域と建築の新たな関係をつくり出す試みがあります。もちろん地域づくりには、建築家だけではなく、地域住民、関係者、行政、研究者、いろいろな方が関わっています。実践する建築家たちとともに、地域の議員、研究者も加わり、街づくりの課題について多面的に検証する予定です。

登壇者

伊藤孝仁 (建築家/AMP/PAM)
栗生はるか(一般社団法人せんとうとまち代表理事/文京建築会ユース代表)
澤田圭司 (保育士、防災士/文京区議会議員)
田島則行 (建築家/テレデザイン/千葉工業大学教授)
若林拓哉 (建築家/ウミネコアーキ)

14:15〜15:45
DOCOMOMO建築に学ぶ創造性[ S03 Locality ]

DOCOMOMO Japan 25年
登壇者 :安田幸一 渡邉研司 田所辰之助 鯵坂徹
進 行 :藤木竜也
会 場 :千葉県文化会館・大練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 14:15〜15:45

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DOCOMOMO Japanは、今年(2025年)、設立25年の節目を迎えました。その活動の主軸とも言える「DOCOMOMO Japan選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」(DOCOMOMO選定建築物)は、これまでに300を超える建物を選定し、主に戦後昭和のモダニズム建築を学術的に評価するとともに、それぞれの作品の設計に携わった建築家の活動や、さらには日本建築家協会(JIA)の足跡を顕彰することで、歴史的に優れた建築作品の保存や日本の建築文化の継承を支援しています。将来にわたって、日本の建築文化を支えていくためには、日本建築家協会(JIA)とDOCOMOMO Japanは、これまで以上に積極的な協力体制をもって、今後の活動を展開していくことが大切になります。本企画ではDOCOMOMO Japan設立から近年におよぶDOCOMOMO選定建築物の系譜を振り返り、モダン・ムーブメントの建築に込められた先達の建築家たちの創造性に学ぶとともに、日本建築家協会(JIA)とDOCOMOMO Japanの関係や、歴史的に優れた建築物の今後の望ましいあり方について考えます。

登壇者

安田幸一 (建築家/安田アトリエ/東京科学大学名誉教授)
渡邉研司 (建築史家/東海大学教授/DOCOMOMO Japan前代表理事)
田所辰之助(建築史家/日本大学教授)
鯵坂徹  (建築家/鯵坂建築研究所/DOCOMOMO Japan 代表理事)
藤木竜也 (進行)(建築史家/千葉工業大学教授/DOCOMOMO Japan理事)

DAY 2|千葉県文化会館中練習室(75~100席)

中練習室

10:00〜11:30
@joint全国学生会議[ J03 ]

会 場 :千葉県文化会館・中練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 10:00〜11:30

12:30〜14:00 建築学生が考える「これからの建築と社会」@千葉[ S16 Education ]

DOCOMOMO Japan 25年
登壇者 :平田雅也 藤本千廣 西村風香 淺倉みなみ 三野毬絵
司 会 :水越英一郎
会 場 :千葉県文化会館・中練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 12:30〜14:00

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近年、卒業設計のテーマは多様化し、いわゆる単体の建築物の設計提案に加え、地域社会の持続性向上を目的とした広域的なまちづくりの提案や、建築・土木の融合による地域課題の解決など、綿密な調査・分析に基づく、実践的かつ新鮮なアイデアへと広がりを見せています。今、建築を学んでいる学生の多くは、中学・高校の多感な時期に新型コロナの影響を受け、これまでとは異なる学生生活を送ることを余儀なくされた世代です。建築教育においても、BIM、生成AI、3Dプリンタなど、情報技術を活用した新たな設計ツールが登場し、彼らはそれらを当然のように扱うデジタル建築世代とも言えます。さらに千葉には2022年に日本建築学会教育賞を受賞した「千葉県建築学生賞」や、県内5大学で同じ設計課題に取り組み切磋琢磨する「Cリーグ」といった個性的な教育プログラムがあります。本企画では、千葉で建築を学ぶ建築学生を登壇者に招き、これからの建築と社会の在り方や建築家の職能などについて考えます。

登壇者

平田雅也 (千葉大学融合理工学府創成工学科建築学コース 修士1年)
藤本千廣 (千葉工業大学大学院創造工学研究科建築学専攻 修士1年)
西村風香 (東京電機大学大学院未来科学研究科建築学専攻 修士1年)
淺倉みなみ(東京理科大学創域理工学部建築学科 4年)
三野毬絵 (日本大学大学院生産工学科建築工学専攻 修士2年)
水越英一郎(司会)(建築家/山下設計/第36・37回千葉県建築学生賞審査員)

14:15〜15:45
事前防災への取組と今後の展望[ S11 Education ]

DOCOMOMO Japan 25年
登壇者 :相楽俊洋 田村裕美 真壁さおり 森岡茂夫
進 行 :水野敦
会 場 :千葉県文化会館・中練習室(〒260-8661 千葉県千葉市中央区市場町11番2号)
日 時 :2025/11/8 14:15〜15:45

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本企画では、東日本大震災や能登半島地震などの経験を踏まえ、建築士、技術士、社会福祉士、行政職などの幅広い専門家の視点から今後の大災害に備え、防災対策や防災計画・政策のあり方について議論します。災害発生時の被害を最小限に抑えるためには、災害が起こる前に発災直後の行動、復興期の支援体制などをあらかじめ把握・整理しておくことが大切です。東日本大震災以降に導入された「災害ケースマネージメント」は、援助を必要とする被災者に対し、効果的に支援活動を行うために多方面の士業が連携したアウトリーチ型の被災者支援を提供します。また、発災前の避難計画策定や福祉的な観点からの避難所運営、支援体制構築など、実効的な備えが誰ひとり取り残さない支援活動につながります。そして、地域住民が主体的に防災活動に参加し、互いに助け合う体制を築くことが災害時の混乱を抑えます。これらを実現するために予め準備するべきことについて考えていきます。

登壇者

相楽俊洋 (千葉市総合政策局危機管理監、地域防災マネージャー、災害マネジメント総括支援員)
田村裕美 (災害復興まちづくり支援機構、技術士)
真壁さおり(社会福祉士)
森岡茂夫 (建築家/熊野くらし工房)
水野敦  (進行)(建築家/水野建築研究所/JIA災害対策会議議長)

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ワークショップ

音楽

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C01| 11月7日[金]

12:00-12:30 ミニコンサート 父大髙正人との協演

C02| 11月8日[土]

11:45-12:15 ミニコンサート 合唱を通して人々との繋がりを創りたい
千葉県立千葉中学校・千葉高等学校 合唱部

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F01| 11月7日[金]

千葉市の名店弁当

F02| 11月8日[土]

千葉開府900年みんなのマルシェ

展示

JIAマンス

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M01| 10月2日[木]

建築家、新しい家族をデザインする

M02| 10月3日[金]

JIAまちづくり会議
グランドレベルで千葉市のまちづくりを考える/地域を活かす建築家のファシリテーション

M03| 10月9日[木]

注目の若手建築家による建築討論 1

M04| 10月10日[金]

OFF-GRID住宅:静戸の家を環境建築のMode理論で解く
-既存住宅にも応用可能な環境建築の設計と運用-

M05| 10月16日[木]

けんちく あいことば

M06| 10月17日[金]

“ケンバイ”のちから
(過去・継承から学ぶ 社会と建築家の責任)

M07| 10月23日[木]

注目の若手建築家による建築討論 2

エクスカーション

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主催

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部
https://www.jia-kanto.org/

運営

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 大会実行委員会

後援

国土交通省|千葉県|千葉市|千葉県教育委員会|千葉市教育委員会|(一社)日本建築学会|(公社)日本建築士会連合会|(一社)日本建築士事務所協会連合会|(一社)日本建設業連合会|(一社)DOCOMOMO Japan|(公社)千葉県建築士事務所協会|(一社)千葉県建築士会|(一社)日本建築学会 関東支部 千葉支所|(一社)日本建築構造技術者協会 関東甲信越支部 JSCA千葉|(一社)千葉県設備設計事務所協会|千葉県森林組合|NHK千葉放送局|BAY FM|千葉県ケーブルテレビ協議会|千葉日報社|読売新聞 千葉支局|毎日新聞社 千葉支局|産経新聞社 千葉総局|㈱日本建設新聞社 千葉総局|㈱日刊建設通信新聞社 関東支社|㈱日刊建設工業新聞社 関東支社

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