• CONFORT
  • CONFORT[コンフォルト]とは、隔月刊で発行している、建築・インテリアの専門誌です。空間や素材がどうあれば、そこに身をおく人が心地よく感じるか、インテリアの視点から、ひとつひとつを掘り下げます。さらに、事象の背景や物語をていねいに伝えていきます。発行元 株式会社建築資料研究社

【BOOKS】 2023年8月号 特集 『サステナブルを支えるデザイン』|CONFORT

気候変動は、いまや私たちの日常にも身近な問題であり、切実に感じている人も多いと思います。リジェネラティブ(再生)、ウェルビーイング(幸福)、エシカル(倫理的)など、環境配慮の視点も多様化し、それらを表現するボキャブラリーも増えています。では、建築やインテリアの分野では、どのように地球環境への負荷を低減させることができるのでしょうか。建てること自体が負荷になる。そんなあたりまえのことは、大前提として考慮しながら、地球や人間にとって、よりよい明日をつくるために、デザインが解決できること、貢献できることは、まだまだたくさんあります。新たな発想や技術を採り入れること。既存の素材のなかにも、新しい可能性を見いだすこと。長い時間をかけて培われた伝統に学ぶこと。今号では、サステナビリティを支えるデザインの力を集めました。

【BOOKS】 2023年6月号 特集 『家具 適温のデザイン』|CONFORT

国内外のメーカーやブランドによって、毎年新作が発表される家具。技術や素材の進歩、これまでになかったデザインなど、いろいろな個性が込められていますが、なにより、ユーザーの暮らし方の変化こそが、新しい家具を生み出しているように感じます。空間と調和しながらも、小さなディテールが存在感を放ち、暮らしの一部になる。いまの時代を反映するのは。そんな家具ではないでしょうか。また︑商空間の造作家具やオーダー家具も、オリジナリティを実現させるための重要なパートにますますなっています。一人ひとり異なる心地よさにそれぞれフィットする〝適温〞の家具デザインについて、いろいろな角度から探りました。

【BOOKS】 2023年4月号 特集 『デスティネーション・ホテル Hotels as ...

いわゆる観光地でないところでも、そこを目指して泊まりに行く。そんな旅のスタイルに沿うホテルが増えています。宿泊客たちは、宿で多くの時間を過ごすことになります。そのとき、建築やインテリアに求められるのは、文化や環境など、その場所ならではの魅力を体感できること、そして非日常を楽しみながらも、心からくつろげること。新しい旅のかたち、目的地としてのホテル。その可能性を広げるカギは、建築にあります。

【BOOKS】 2022年12月号 特集 『ワークプレイスの許容力  Expansivity ...

この数年、働く場所や働き方の変革が進み、より個人を尊重した、より自由な、新しいワークスタイルが追求されるようになりました。リアルとオンライン、それぞれのメリットを活かすなかで、クリエイティビティやコミュニケーションの重要性がますます高まり、最近は、社屋があることの価値を見直す企業もあるようです。ワークプレイスは進化し続ける。今号は、これからの変化も受け止め、可能性を広げていく、その積極的な「許容力」に注目しました。

【BOOKS】CONFORT 2021年8月号「祈りの場をひらく」

冠婚葬祭のしきたりが代々受け継がれている地域や家族がだんだん少なくなってきて、現代人は、お葬式やお墓、仏壇や神棚のことを、根本から自分で考えねばならなくなりました。いざというとき、どうすればいいのか。これまではどうしてきたのか。何が普通なのか。戸惑うことも多そうです。しかし、導いてくれたり、不安を解消したりしてくれる人が現れているのも現代です。いっぽう、自分の日常に「祈り」を取り戻したい、と願う人たちも増えているようです。建築やインテリアはそのとき、大きな役割を果たします。人の気持ちに寄り添う空間やかたちはどうあるべきか。この課題を遠ざけず、前向きに考えることで、人は、日々を明るく生きていけるのではないでしょうか。