【8/2まで】建築文化週間 学生グランプリ 2021「銀茶会の茶席」作品募集

建築文化週間 学生グランプリ 2021「銀茶会の茶席」作品募集

概要

日本建築学会では、10 月に銀座通り周辺で開催される「銀茶会」*において、銀座三越の会場で展示され、実際にお茶席として使用される創作茶席の設計・制作案を募集します。

茶道に通じた依頼者のために誠意ある提案を行い、設計課題等のように 1/10 模型を作成して講評を受けるだけに留まらず、コンペティションによって入選した作品は全銀座会催事委員会および日本建築学会建築文化事業委員会による指導のもと 1/1 模型を制作し、その中でも最優秀賞を受賞した作品は銀座三越にて展示・使用を目的とした実施設計と制作を行います。

実際に使用される建築物を設計、制作する経験を通じて、同世代の仲間との交流や建築のおもしろさ、難しさを是非体験してください。創意あふれる提案を期待しています。

詳しくはこちら

「銀茶会」とは

*「銀茶会」は、年に一度、銀座通りの周辺にお茶席を設けて行われる野点大茶会である。当日は、表千家、裏千家、武者小路千家、江戸千家、遠州流茶道、煎茶道の六流派のお茶席のほか、点茶の体験コーナーがあり、2021 年で19 回を迎える。2009 年から、銀座三越の会場にて学生の設計・制作による学生創作茶席を展示・使用している。

※過去の受賞作品はこちらのアーカイブよりご覧いただけます。

テーマ

「ひと

2020 年初頭より感染が拡大した新型コロナウイルス感染症により、人と人が会うことが制限されるなか、日本でもワクチン接種が始まり、徐々に明るい兆しが見えてきた。再び新しい形で銀茶会を開き、人々が銀座で会ってひと時を過ごすことを願い、「ひと会」とした。
 
※本テーマは、全銀座会により設定された「銀茶会」全体のテーマと共通である。

対象

建築またはデザイン系の学校(大学院、大学、短大、高専など)に通う学生3名以上5名以下で構成された設計チーム。
構造系のメンバーを含めることが望ましい。 かつ、応募者の所属する学校が示す「活動指針」等にて参加が可能な者。

規模
2 畳を基本とし、縦 4,000mm×横 4,000mm×高さ 2,400mm 以内に収まるものとする。
材料・構造・仕上げ
自由
会 場
日本建築学会建築会館ホール、銀座三越9階 銀座テラス・テラスコート
条件

1)銀座(銀座三越)にて展示・使用されることが考慮されていること
2)与えられたテーマへの取り組みや独自性があること
3)構造面の自立性に問題がないこと
4)茶席での使用が安全に行えること
5)外からお点前の様子が見えるようにすること
6)茶道口とにじり口を設けること

著作権およびその利用

作品の著作権は、作成者に帰属する。ただし、日本建築学会および日本建築学会が委託したものが、この事業の趣旨に則して作品を会誌またはホームページへの掲載、全銀座会による印刷物、展示などでの公表等に用いる場合は、作成者は無償で提出物等の利用を認めることとする。

応募方法

下記提出物を、郵送・宅配便・電子メール等にて「6.応募先・問合せ」へ送付、もしくは持参すること。なお、応募にあたっては下記事項に十分留意し、提出時に再度確認すること。

提出物

①応募用紙の Excel ファイル
 本会ホームページより所定の応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し、ファイル名(作品名・代表者名)をつけ、電子メールにて下記提出先へ送ること。

②創作茶席の制作案
 A2 サイズ(420mm×594mm)1 枚に収め、スチレンボードまたはハレパネに貼り付けてパネル化した状態で提出すること(サイズ厳守、額は不要)。
 パネルの裏面には印刷した応募用紙を貼り、表面には応募者を特定できる情報を記載しないこと。
 なお、2021 年度より、パネルサイズを A1 から A2 へ変更したため注意すること。
③創作茶席の制作案の PDF ファイル
 「②創作茶席の制作案」の PDF ファイル。容量は 20MB 以内とし、ファイル名(作品名・代表者名)をつけ、電子メールにて下記提出先へ送ること。
④創作茶席の制作案の JPG ファイル
 「②創作茶席の制作案」の JPG ファイル。容量は 2MB 以内とし、ファイル名(作品名・代表者名)をつけ、電子メールにて下記提出先へ送ること。
⑤1/10 模型
 1 作品ごとに積上げできる箱に梱包してあること。

提出先

①③④提出先:日本建築学会 建築文化週間 学生グランプリ係 bunkajigyo@aij.or.jp
②⑤提出先:「6.応募先・問合せ」参照。
※模型とパネルはそれぞれ梱包し、1 チームごとに提出すること。
(管理の都合上、同じ学校からの提出でも 1 箱に複数の作品を入れないこと)

応募条件・サポート・注意事項等

1)応募要領の2 ページ目に記載の「1.応募前に必ずご確認ください」を必ず確認のうえ、応募すること。
2)応募作品は、第三者の著作権や肖像権などの権利を侵害していないものに限る。なお、応募作品は返却しない。
3)応募作品は、応募者(代表者および共同制作者)を含む学生チームにて期間内に制作可能なものとする。なお、1/1 模型制作時は、密を避けるため学生チームの合計人数は、代表者と共同制作者および応募者が募集した学生協同者をあわせて、5 名以下となるよう注意すること。第二次審査時には学生協同者にも表彰する。
4)第一次審査で入選したチームには、1/1 模型材料費として 1 チームあたり上限 12 万円ずつサポートする。原則として模型材料購入・運搬費とする。遠方のチームは旅費、宿泊費としても使用することができる。ただし、飲食費等には使用できない。
5)入選したチームは、構造設計の専門家によるエスキスチェックを受けるため、1/1 模型制作説明会へ出席する。
6)第二次審査で最優秀賞のチームには、銀座三越の「銀茶会」において展示・使用される実施制作費として上限 20 万円をサポートする。
7)実施制作する作品については、主催者が必要と認める範囲内において、第二次審査の 1/1 模型から変更を求めることもあり得る。
8)最優秀賞チームの「銀茶会」(銀座三越)への交通費・宿泊費・運搬費は自己負担とする。
9)新型コロナウイルス感染症等の状況により、急遽開催内容の変更や延期、または中止する場合がある。

審査方法

下記の 2 段階審査とする。

※入選したチームは、第二次審査までに 1/1 模型の制作を行う

応募締切

2021年8月2日(月)17:00 必着(持参可)

■最優秀賞(1点)
 賞状を贈呈

■優秀賞(1点)
 賞状を贈呈

■入選 (1~2点)
 賞状を贈呈

※最優秀賞のチームは東京・銀座で開催される「銀茶会」において、実際に銀座三越で展示・使用される茶席を実施制作する。また、展示期間中に使用される際には現地にてサポートを行う。

審査員
審査員:都合により変更することがある

第一次審査(公開)
日 程:2021年8月11日(水)13:00~16:00
会 場:オンライン
提出物および審査対象:応募時の 1/10 模型および創作茶席の制作案(A2 パネル 1 枚)
入 選:2~4 チーム

【第一次審査】
■審査員長
安田 俊也(建築文化事業委員会委員長/山下設計常務執行役員デザインラボ室長)

■審査員
山本 豊津(東京画廊代表取締役社長)
本阿彌守光(武者小路千家)
風間 喜一(表千家同門会東京支部事務長)
木村 知弘(丹下都市建築設計取締役副社長)
原田裕季子(相模屋美術店)
鵜飼 哲矢(九州大学教授)
坂口 裕美(大成建設関西支店設計部)
佐藤 淳(東京大学准教授/佐藤淳構造設計事務所主宰)
濱野 裕司(竹中工務店東京本店設計部長)
 

第二次審査(公開)
日 時:2021年10月3日(日)13:30~15:30
会 場:建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)
提出物および審査対象:
1/1 模型(銀茶会での実施を見込んで制作する)、A2 パネル 1 枚、プレゼンテーション
審査会場での制作期間:10月2日(土)(8:00~20:00)~3 日(日)(8:00~11:30)

【第二次審査】
■審査員長
安田 俊也(前掲)

■審査員
本阿彌守光(前掲)
木村 知弘(前掲)
山下 卓也(三越銀座店長)
伊藤 明(全銀座会副代表幹事)
鵜飼 哲矢(前掲)
坂口 裕美(前掲)
佐藤 淳(前掲)

スケジュール

■応募締切
8月2日(月)17時必着(持参可)

■第一次審査
8月11日(水)13:00~16:00

■応募作品展示
8月18 日(水)~25日(水)(オンライン)

■1/1模型制作説明会
8月20日(金)(日本建築学会会議室またはオンライン)

(エスキスチェック)

■第二次審査
10月3日(日)13:30~15:30(建築会館ホール)

■学生創作茶席
設営日:10月27日(水)(東京・銀座三越 9 階 銀座テラス・テラスコート)
展 示:10月28日(木)~11 月1 日(月)
お茶席:未定
銀茶会:10月31 日(日)
撤去日:11月 1 日(月)

主催

日本建築学会

応募先・お問い合わせ

日本建築学会 建築文化週間 学生グランプリ係

〒108-8414 東京都港区芝5-26-20
TEL:03-3456-2056
mail: bunkajigyo@aij.or.jp

関連記事一覧