九州産業大学「第2回 建築都市工学部 全国高等学校プロジェクトコンテスト2019」
九州産業大学「第2回 建築都市工学部 全国高等学校プロジェクトコンテスト2019」
九州発「プロコン」は、九州産業大学建築都市工学部が、私たちの住まい、地域、そして国土をよりよくするために、将来に向けて考えるべきテーマなどを毎年掲げ、全国の高校生と一緒に考えようとするコンテスト形式のイベントです。
〈住居・インテリア〉の領域から〈建築〉の領域、さらに〈都市デザイン〉の領域まで幅広い内容を扱います。設計部門とアイデア部門があり、高校生であればどなたでも応募・参加できます。
応募作品の中から一次審査を通過した入選者には、秋の学園祭の時期に本学に来ていただき、最終発表会でプレゼンの上、各賞の入賞者を決定します。
このたびの第2回の課題は、昨今注目の「自動運転化などの交通」に関する課題です。高等学校での日頃の学習やクラブ活動などの成果を活かして、ぜひともグランプリを目指して「プロコン」に挑戦してください。高校生の皆さんのフレッシュなアイデアをお待ちしています。
「小さな柔らかい交通による新しい空間」
飛行機、高速鉄道、高速道路、鉄道、幹線道路など、“大量に遠くまで速く”を目指す交通を「大きな強い交通」と呼ぶことにします。大きな強い交通を形成すること、繋げることが都市の魅力と考えられてきました。
一方で徒歩を拡充する交通を「小さな柔らかい交通」と呼ぶことにします。具体的には、車いす、自転車、スケートボード、セグウェイ、ベビーカーなどです。
大きな強い交通を各々の生活と接続するには、徒歩や小さな柔らかい交通が不可欠です。例えば徒歩が困難な人（高齢者、小さな子供たちとその家族、妊婦、怪我をした人、身体的な障害がある人など）にとっては、「小さな柔らかい交通」の充実が求められています。
大きな強い交通を基軸にした都市や建築を作ることで豊かさや利便性を追求してきましたが、「小さな柔らかい交通」との接続や共存については、まだまだ考慮の余地がありそうです。
そもそも大きな強い交通と繋がっていない地域や人口減少などで繋がりを絶たれた地域では、自動車だけが交通を担っていますが、「小さな柔らかい交通」を基軸に都市や建築を考え直す必要があるのかもしれません。
高齢者による事故の問題や運転免許など使用に制限がある自動車ですが、電動化や完全自動運転化されると小さな柔らかい交通の役割を担えるかもしれません。
このような状況をふまえて、「小さな柔らかい交通」による新しい都市や建築の空間のアイデアや実現可能な具体的な案を求めます。
全国の高等学校（高等専門学校は除く）に在籍する生徒。応募は個人とし、グループでの応募は不可。
a ）設計部門：具体的なまち・建築・住宅・インテリア・装置などの設計
提出物＝設計図面（A1判用紙・横使い）
b ）アイデア部門：研究調査に基づいたアイデアの提案
提出物＝図表と文書を組み合わせた提案書（A3判用紙・横使い2～4枚）
※ 設計部門とアイデア部門のいずれかの応募用紙とともに作品を郵送してください。
※提出物の詳細は応募要項をご確認ください。⇒応募要項はこちら
⇒ 応募用紙はこちら
2019年9月2日（月）
※提出は郵送のみ。当日消印有効。
〒813-8503 福岡市東区松香台2丁目3番1号
九州産業大学建築都市工学部「プロコン」実行委員会
TEL：092-673-5600
E-mail：procon@ml.kyusan-u.ac.jp
■審査委員長
福山秀親（九州産業大学 住居・インテリア学科 教授）
■審査委員
九州産業大学 建築都市工学部 教員他
■グランプリ（1点）
賞品 12 万円
■金賞（1点）
賞品 6 万円
■銀賞（2点）
賞品 3 万円
■銅賞（3点）
賞品 1 万円
■奨励賞（5点）
賞品 5 千円
■副賞（入賞者が在籍する高等学校へ）
賞品 1 万円
※設計部門、アイデア部門は分けずにあわせて審査をします。
※入賞者には賞状および賞品を贈呈し、あわせて入賞者が在籍する高等学校に副賞を寄贈します。
※賞品は図書カード等です。
【入試出願・奨学金】
入賞者は、九州産業大学建築都市工学部の出願条件を満たす学科の高校推薦選抜入試に出願することができます。また、銅賞以上の入賞者は、建築都市工学部に入学した場合、中村治四郎奨学金（学術・文化特待枠）の申請により、１年間の授業料が免除されます。詳しくは、九州産業大学学生募集要項等を参照してください。
■提出期限
2019年9月2日（月）
■一次審査結果発表
2019年9月27日（金）
■最終発表・審査会
2019年11月3日（日）
九州産業大学
