
【エントリー受付は7/31まで】その”都市の影”の出口を探すデザインを募集 『Visional City Design Competition』[第1回 創造都市デザインコンペティション]|主催:株式会社TRIAD
概要
Visional City Design Competitionとは
再開発が進む一方で、都市の「影」の部分つまり見過ごされがちな課題や問題は、本当に解消されるだろうか。
Visional City Design Competitionは、この問いに応えるべく、建築やビジネスモデル、アート、地域デザインなど多様な視点で革新的な都市の未来を創造し、2025年4月に第一回を迎えるコンペティションです。
第1回目のテーマ「ディストピアの出口」のもと、都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、目黒区)の未活用地や老朽化した建築などの「都市の影」に焦点を当て、その解決策を建築、デザイン、ビジネスモデル、法律など多様な視点から提案する作品を募集します。
2025年度テーマ
”Exit of DYSTOPIA” 「ディストピアの出口」
それは創造の中での空想に過ぎなかったのではないか?
人の営みは光と影を創り出す。
その影の部分に人は視線を落とすことなく、蓋をしてしまっている。
それが現在の都市かもしれない。
Visional City Design Competitionの第一回目のテーマはあえて、
その”都市の影”の出口を探すデザインを募集したいと思う。
老朽化が進み、建て替えが進まない影のある不動産が増加しています。
相続や権利関係の複雑化により、取り残されていく土地や建物も少なくありません。
また、古い木造家屋が密集し、高齢者が暮らす地域では、災害に対する脆弱性が顕著です。
都市は、そこに住む多くの人々の利害関係が交錯する中で、さまざまな問題を抱えながら未来へと進んでいます。
住民それぞれが異なる理想や価値観を持つ以上、我々は単一の「正しいユートピア」を定義することはできません。
これからの日本では、人口減少が避けられない現実として待ち受けていますが、
その中でも都心6区は、今後も発展が期待される日本の特異点として注目されています。
このエリアが迎えるべき未来像は、どのようなものになるのでしょうか?
再開発が進む一方で、都市の「影」の部分、つまり見過ごされがちな課題や問題は、本当に解消されているのでしょうか。
むしろ、これらの影は今後さらに強まり、広がる可能性があるのではないでしょうか。
今回、私たちは都心6区に限定して、これらの「影」ともいえる場所や課題に対して、何らかの方法で光を当て、
その場所や土地の価値を高めるための提案を募集したいと考えています。
都市が抱える問題に対し、新たな視点からアプローチし、
未来の都市の姿を共に描いていく提案を期待します。
審査員
藤本 壮介 氏(藤本壮介建築設計事務所主宰)

主な作品に、ブダペストのHouse of Music (2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’ArbreBlanc (2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。
藤本壮介建築設計事務所
谷尻 誠 氏(SUPPOSE DESIGN OFFICE株式会社 代表取締役)

1974年 広島生まれ。2000年建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、近年「絶景不動産」「tecture」「DAICHI」「yado」「Mietell」をはじめとする多分野で開業、事業と設計をブリッジさせて活動している。2023年、広島本社の移転を機に商業施設「猫屋町ビルヂング」の運営もスタートするなど事業の幅を広げている。
主な著書に『美しいノイズ』(主婦の友社)、『谷尻誠の建築的思考法』(日経アーキテクチュア)、『CHANGE-未来を変える、これからの働き方-』(エクスナレッジ)、『1000%の建築~僕は勘違いしながら生きてきた』(エクスナレッジ)、『談談妄想』(ハースト婦人画報社)。
【SUPPOSE DESIGN OFFICE 作品集】
「SUPPOSE DESIGN OFFICE -Building in a Social Context」(FRAME社)
SUPPOSE DESIGN OFFICE
中村 寛 氏(多摩美術大学リベラルアーツセンター大学院教授/アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表)

文化人類学者。デザイン人類学者。多摩美術大学リベラルアーツセンター/大学院教授。アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表。
KESIKI Inc.にてInsight Designを担当。「周縁」における暴力、社会的痛苦、反暴力の文化表現、脱暴力のソーシャル・デザインなどの研究テーマに取り組む一方、人類学に基づくデザインファーム《アトリエ・アンソロポロジー》を立ちあげ、さまざまな企業、デザイナー、経営者と社会実装を行う。2020年からグッドデザイン賞外部クリティーク。2023年からグッドデザイン賞フォーカスイシュー・リサーチャー。2023年から美術と循環型社会の組み合わせによって価値の刷新を目指す多摩美術大学サーキュラー・オフィスのプロジェクト・リーダーを務める。2024年度からTama Design University、デザイン人類学部門(Division of Design Anthropology)をリード。著書に『アメリカの〈周縁〉をあるく――旅する人類学』(平凡社、2021)、『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015)。編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016年)。訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(テリー・ウィリアムズ&ウィリアム・コーンブルム著、大月書店、2010)。
林 亜季 氏 (株式会社ブランドジャーナリズム代表取締役CEO)

齋藤 精一 氏 (パノラマティクス主宰)

オフィシャルサイト
武藤 弥 氏(LAETOLI株式会社 代表取締役)

富田 奈利次 氏 (株式会社TRIAD 執行役員)

その後2022年にTRIADに入社し、都心部や郊外の大規模開発案件において、案件ソーシングからファイナンススキーム構築、開発、販売までを一貫して担当。また、グループのAM・PM会社を主管し、中国・北京や大連にて不動産開発部を設立し、現地での開発案件に従事。2019年からは、海外不動産開発や工業団地開発を手がけ、国際協力銀行(JBIC)や現地財閥系共同投資家のファイナンスを活用し、現地開発案件を組成するとともに事業会社の経営に従事。2024年から、TRIADにてAM事業本部を主管。
Visional City Design Competition 審査員クロストーク 公開中(大会公式サイト)
賞金
- 最優秀賞(1作品):300万円
- 優秀賞(2作品):各100万円
- COZUCHI賞(1作品):50万円
- COMMOSUS賞(1作品):50万円
- TRIAD賞(1作品):50万円
※受賞者はTokyo Creative Salon 2026にて作品展示を予定しております。
スケジュール
- エントリー受付
- 2025年4月1日(火)- 7月31日(木)
- 作品提出
- 2025年8月1日(金)- 8月31日(日)
- 一次審査会
- 2025年9月下旬
- 一次審査結果発表
- 2025年10月下旬
- 二次審査会
- 2025年11月中旬
※プレゼンテーションを予定(オンライン可) - 二次審査結果発表
- 2025年12月下旬
- 受賞作品展示
- 2026年3月頃(Tokyo Creative Salon 2026にて)
応募方法
概要
本コンペティションでは、以下対象エリアから、応募者自身が考える「都市の影(課題)」について、実在する場所や敷地を選定いただき、その解決方法を作品に表現してください。都市の「影」の部分に光を当て、新たな価値を生み出す創造的な提案を期待しています。
- 対象エリア:都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、目黒区)
- 課題の例:未活用地、老朽化した建築、開発から取り残された空間 など
- 解決方法例:建築、デザイン、ビジネスモデル、法律 など
※本コンペの件で、所管行政庁等の関係各所へのお問い合わせはご遠慮下さい。
※対象敷地の現地確認等を行う場合、敷地内及び周辺において通常公開されていない場所への立入はご遠慮下さい。
また、敷地及び周辺の建物利用者の方々にご迷惑とならないよう、ご配慮願います。
応募条件
- 年齢:問わない
- 国籍:問わない
- 所属:所属の有無は問わない
- 資格:資格の有無は問わない
※個人またはグループで何作品案でも応募可、日本語でのやり取りが可能なことが必須。
応募フロー
エントリーフォームに必要事項を入力して送信すると、ご登録されたメールアドレスにIDと応募要項が届きます。応募要項をご確認のうえ、作品提出のご準備をお願いします。2025年8月1日(金)に作品応募フォームをお送りしますので、必要事項を入力し、提出物を添付して送信してください。
STEP1:エントリー受付
- 期間:2025年4月1日(火)- 7月31日(木)
- エントリーフォーム:https://triad.tayori.com/f/vcdc-entry
STEP2:作品提出
- 期間:2025年8月1日(金)- 8月31日(日)
- 応募フォームに必要事項を入力し、提出物を添付して送信してください。送信後、ご登録されたメールアドレスに応募完了メールが届きます。
提出物
- 規定:A1(タテ594mm × ヨコ841mm) 1枚
- 形式:PDFデータ(5MB以内)
- 記載内容:エントリーIDを左下に記載(余白20mm)
- ファイルサイズ:5MB以下
注意事項
- PDFのファイル名は「エントリーID.pdf」としてください。(ex:33.pdf)
応募について
- 応募作品は未発表のものに限ります。
- 同一作品の他設計競技との二重応募は失格となります。
- 本コンペティション応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、受賞作品の発表に関する権利は主催者が保有します。
- 受賞作品が他社の著作権を侵害していることが明らかになったり、本応募要項の重大な違反が判明した場合は、発表後でも賞を取り消すことがあります。
審査について
- 受賞者へは主催者より直接ご連絡させていただきます。
- 1次審査通過された場合、1次審査通過作品に基づいた2次審査用資料をご用意いただき、プレゼンテーションをしていただきます。
- 1次審査通過者であっても、2次審査に出席できない場合は選外となりますのでご注意ください。
- 審査状況・結果につきましては、発表日まで一切お答えできません。
個人情報について
応募者の個人情報は、株式会社TRIADのプライバシーポリシーに基づき管理し、本コンペティションの選考・受賞者の発表、運営上の連絡、関連するイベントのお知らせ、応募状況の集計等の統計処理などの目的に応じて、必要な範囲でのみ利用させていただきます。その他個人情報の取り扱いにつきましては、主催者と協賛者の「プライバシーポリシー」をご参照ください。
お問い合わせ先
Visional City Design Competition事務局
主催・協賛
主催:株式会社TRIAD
協賛:COZUCHI、COMMOSUS