【11/19@東京+オンライン】山田紗子×吉村靖孝『body to landscape』[建...

今年の11月19日の講演会には最近ご活躍著しい山田紗子さんをお呼びします。山田さんは、「全体」を先に想定してそこから「部分」を割り込むようにつくるいわゆる建築家とはまったく逆の、「部分」から「全体」をつくる建築家です。《Daita 2019》のように敷地の半分が緑の庭だったり、《miyazaki》のようにインテリアがカラフルだったりするのですが、まるで「部分」が踊りだすかのようにつくられており、「全体」は未調整のままそこにあると言ったら良いでしょうか。2025年大阪関西万博のための施設や、最近発表された家具のシリーズなどでは、その未調整の度合いもすごみを増していると言えるかもしれません。いったいどのようにしたら「部分」から「全体」がつくれるのか、そして「全体」よりも「部分」が大事だと思う理由がなんなのかを聞いてみたいと思っています。ぜひ山田さんの講演会を聞きにいらしてください。建築家フォーラム 幹事 吉村靖孝

【10/25 @東京】建築家と学生の交流会「@joint 公開エスキス会」を開催し...

建築家と学生が気軽に joint できる JIA 学生の会 @joint だからこそ、実現可能となる、「@joint 公開エスキス会」を開催します!卒業研究を控えた学部4年生のお助け場であるとともに、すべての学生にとって有益な時間となるよう、建築に関する語りの場として活用していただくことを目的としています。学校の発表とは異なり、建築家の皆様と交流を深められるので、自分自身の興味を探る良い機会になるはずです。奮ってご参加ください!

【10/30@大阪+オンライン】講師:竹原義二+下山聡 「竹原義二 人が生き...

特集「竹原義二 人が生きるを問う」の内容をより深め、建築家・竹原義二さんと構造家・下山聡さんに建築的思想を込めた構造、空間の魅力や実現に向けてのご苦労などを語っていただきます。竹原さんの建築の原点となる「住まい」をベースにした使用目的に限定されず、人が快適に過ごす空間をつくる意志。外部に対して適度に守りながら開く。内部にいても外を感じられることが、外に出ることがままならない暮らし手にとってどれほどの幸せをもたらすのか。日の光や風、雨の音、季節の花の香り、四季折々、日々の時間の経過を感じながらゆっくりと目覚め、食事をすることが当たり前にできるよう、敷地を見極め、最適解を探る。それらを実現するために、合理性だけを求めず、心のままに二人で創り上げていく。二人の建築への向き合い方、建築は誰のためにあるべきか、興味深いお話になります。参加される方も一緒に考えていただき、建築の未来に対する指標を共有できればと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

【10/19・20・21@東京】建築文化週間 学生ワークショップ 2024 「いま、...

日本建築学会主催の建築文化週間で企画された建築学生によるWS 【学生ワークショップ 2024】能登半島地震に対して学生は何ができるでしょうか?能登半島地震から半年以上経ちましたが、被災地では未だ今後の展望が見えない状況です。この状況を懸念している学生は少なくないはずです。けれど能登への距離や交通の便、宿泊地の不足、現地からの情報の少なさなどが大きな壁となり、実際に行動を起こすことが容易ではないかもしれません。そこで、まずは被災地の実態について知りましょう。能登半島についてのリサーチを学生が行い、すでに能登に対して何らかの活動をしている方々とともに、東京の建築会館で展示を行います。また展示の内容を参考にしながら、能登半島に対して学生ができことを考えるワークショップを開催するなど、東京で能登の情報を発信する場をつくります。そして展示やワークショップの内容をアーカイブ冊子にまとめ、多くの人に能登の現状を届けます。どなたでもご参加頂けます。現在の能登半島について、何ができるか一緒に考えてみませんか?

【10/15@東京+オンライン】伊藤博之×栃澤麻利『そこにあるもの』[建築家...

集合住宅は、住戸の間取りや共用部のあり方、機能の複合化がテーマになりがちですが、集合住宅としての「カタチ」の可能性を次々と見せてくれる、数少ない建築家が伊藤博之さんではないかと思っています。昨年完成した「天神町place」は、見学会当日の朝から建築家界隈のSNSで大きく話題になり、世代を超えて多くの建築家たちが感嘆した話題作です。本日は伊藤博之さんをお迎えし、「カタチ」を生み出すヒントを探るとともに、暮らしに対する空間デザインの可能性についてお話を伺いたいと思います。伊藤さんからメッセージをいただいています。「集合住宅やホテルなどを都市部で設計する機会が多いですが、どのような環境でも、そこにあるものに目を凝らし、そこにしかないものに変えることを目指してきました。都市部においては、一般的にネガティブと思われる条件も多いですが、それらも含めて価値に変えることができればと考えています。」伊藤さんが都市の中で発見し、カタチや価値に結びつけているものは、集合住宅にとどまらず、建築や都市をデザインしていくときに大切な視点ではないかと思います。伊藤さんの視点を通して、建築や都市の可能性について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。建築家フォーラム幹事 栃澤麻利

【9/28~11/16@東京他・全国+オンライン】建築文化週間2024  今年のテー...

日本建築学会では、建築文化事業の一環として、今年も10月より「建築文化週間2024」を開催いたします。2024年のテーマは“世界の測り方”。都市や建築を基点とし、わたしたちの日常と地続きに続く世界の広がりを想像し、測りなおすためのさまざまなイベントを開催します。この機会にぜひご参加ください。2024年のテーマは“世界の測り方”日々、遠く離れた場所の出来事が瞬時に伝わり、大量の人や資材が飛び交っています。かつてに比べて地球はずいぶんと小さくなってしまったのかもしれません。その一方で、何気ない風景や建築物の背後に潜む、歴史・文化的、あるいは環境・生態学的なネットワークに意識を向けることで、世界はどこまでも広がっていくようでもあります。これまでの歴史の中で、人類はさまざまな方法でこの世界を測ろうと試みてきました。いまを生きるわたしたちは、どのように世界と向き合い、その広がりを測ることができるのでしょうか。建築文化週間2024 では、都市や建築を基点とし、わたしたちの日常と地続きに続く世界の広がりを想像し、測りなおすためのさまざまなイベント(シンポジウムや講演会を8企画、展覧会を3企画、ワークショップを3企画、見学会を10企画)を実施します。皆さまのご参加をお待ちしています。

【9/27 @東京+オンライン】講師:今本啓一氏(東京理科大学 教授)JIA再生...

公益社団法人日本建築家協会(JIA)関東甲信支部再生部会は、1998 年7 月に本部保存部会とし設立、2007 年に本部再生部会に改称、2015 年の組織改変で、現在は、関東甲信越支部再生部会として活動しています。2011 年の東日本大震災の際には、文化庁の文化財ドクター派遣の初動を担い、また、東京弁護士会の歴史建造物部会と協働した「既存建築を使い続けるための諸制度見直し研究会」では、建築基準法三条の適用除外に関し、トヨタ財団の助成で冊子「今、ある良い建物をこれからも使い続けていくために」を発行し社会への周知をはかってきました。本部部会時に作成した「未来に残したい20 世紀の建築」リストは近現代建造物緊急重点調査事業のデータとしても利用されています。再生部会では、建築を使い続けていくことの重要性をJIA 会員に限らず社会へ訴え、より豊かで美しく安全な国土と都市と建築の具現化に貢献することを目指しています。今回は、鉄筋コンクリートの物理的な寿命について学ぶ機会として保存再生には欠かせない内容で、コンクリートの中性化の最新の研究について知ることができる大変貴重な講演です。是非、JIA 館へおでかけ下さい。 

【9/17@東京+オンライン】 海法圭×国広ジョージ『大きな環境体とふれる/...

猛暑の夏から秋口を迎え、未だ続く残暑を押し切りながら仕事に精を出す環境に戻りつつある今日この頃です。さて、9月のフォーラムは2023年度JIA新人賞に輝いた若手建築家の海法圭さんをお迎えします。「大きな環境体とふれる/生態学的コンテクスチュアリズムについて」という演題を頂きましたが、環境体、生態学、コンテスチュアリズムとキーワード溢れる題名から自然をテーマに作品を発表されてきた海法さんの作風が読み取れます。海法さんとは、一昨年にリトアニアにおいて開催された「East-East 5」第5回日本リトアニア国際交流プログラムで総合ディレクターを仰せつかった際に、参加建築家としてご一緒させて頂いたのがご縁です。私にとって、海法さんは物静かなで明るい性格な若者というイメージで、作品も都市の中で自然を掴もうとする建築から、2023年JIA新人賞受賞作品となった寒冷地で雪に象徴される冬を活用した機能性高い自然冷蔵庫まで、自然豊かな秋田の環境で育った生い立ちが彼の建築作品のルーツにあるように感じました。海法さんには、これまでの実績をとおして独自の建築論を語って頂き、さらに次世代を担う建築家の一人として説得力がある力強いトークを期待しています。皆さん、若手建築家たちの思考を読み解きながら21世紀の建築の行方を探ってみませんか?  建築家フォーラム 幹事 国広ジョージ

【9/7@東京】コメンテーター:藤本壮介(審査委員長)、金箱温春・西田司...

公益社団法人日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部 学生デザイン実行委員会では2024年に開催された【第33回JIA東京都学生卒業設計コンクール2024】入賞者をお呼びして、「卒業設計でめざしたこと、できたこと、できなかったこと」をテーマにトークセッションを開催します。卒業設計を終えて、得られた知見について振り返り、ご自身の言葉で語ってもらいます。また、コメンテーターの先生方にパネラーの意見を聞いて、気が付いた点について自由にコメントしていただきます。その後、テーマを論点にして、パネラー同士の意見交換を行います。これから卒業設計に取り組む学生の皆さんにとっても有意義な会になるかと思います。奮ってご参加ください

【8/25@京都】建築探偵の円満字洋介さんと一緒に京都の建築の魅力を再発見...

近代建築の宝庫としても有名な京都。建築探偵としても知られる建築家の円満字洋介さんと一緒に京都の建築の魅力を再発見してみませんか?今回の講座では、京都市京セラ美術館や京都府立図書館などの建築が並ぶ岡崎公園の近代建築を紹介します。修復建築家の立場から見たタイルやステンドグラスなどの素材やデザインの解説や、まち歩きの楽しさがふくらむスケッチの方法についてもお話いただきます。講師:円満字 洋介 氏(修復建築家、水彩画家、文筆家)1960年大阪府生まれ。修復建築家として旧本野精吾邸や鴨東教会の改修を手掛ける。建築探偵としてKBS京都「京都建築探偵団」に出演したほか、町歩き団体「まいまい京都」で近代建築ツアーのガイドを務める。著書に「京都・大阪・神戸、名建築さんぽマップ」「京都の風水地理学」などがある

【9/12・13 @大阪(締め切りは8/2まで)】コンストラクション・マネジメン...

今日の建設プロジェクトは、高度で複雑なものとなり様々な部分で透明性や説明責任の確保が必要となるなど、プロジェクト遂行の難しさに直面する事業者が増えており、建設プロジェクトのマネジメントを担うCM(コンストラクション・マネジメント)の注目度が急上昇しています。今回は学生の皆さんに、オフィスでのワークショップや座談会などを通してCMとはどのような仕事かを体験していただき、その魅力や可能性を感じてもらいたいと思います。なお、参加にあたっては、建築やCMに関する専門知識は必要ありません。皆様のご参加をお待ちしております。

【7/20@東京】『車から人へ、未来の道とは』第38回 MASセミナー|日本建築...

パリを筆頭に、「ウォーカブル・シティ」と呼ばれる徒歩15分圏内で生活に必要な基本サービスが受けられる街づくりに関心が集まってきている。そこでは散策の楽しみから移動手段が公共交通と徒歩に変わる傾向がある。その結果、バルセロナでは30年間の都市計画での取り組みの結果、車が減り道路面積70%を人に開放することができたのである。街路に緑あふれる空間と安全な場が存在する。現代社会に根付いた車社会がもたらす弊害は、気候変動をもたらし、人に対して運動不足による健康被害をもたらしているが、それを解決する街づくりがある。車社会から人中心の社会への転換を考える。「車から人へ、未来の道とは」をテーマとして、車社会で見落とされた問題に目を向けると、道はどうあるべきか、考えてみよう。(宮田多津夫)