【結果報告】学生グランプリ2024「銀茶会の茶席」 第二次審査

学生グランプリ2024「銀茶会の茶席」 第二次審査・審査結果

9月29日、建築会館にて、二次審査が行なわれました。
審査結果をお知らせします。

受賞者
最優秀賞 No.24
『灯籠草』
渡部真央ほか4名[東北職業能力開発大学校]
優秀賞 No.29
『鏡華庵』
後藤颯志ほか2名[関西学院大学大学院]
入賞 No.35
『偶偶』
坂本碧海ほか2名[安田女子大学]
10/24より最優秀作品(茶室)が銀座三越で原寸大で展示されます。

建築文化週間 学生グランプリ 2024「銀茶会の茶席」作品募集

概要

日本建築学会では、10月に銀座通り周辺で開催される「銀茶会」*において、銀座三越の会場で展示され、実際にお茶席として使用される創作茶席の設計・制作案を募集します。

茶道に通じた依頼者のために誠意ある提案を行い、設計課題等のように 1/10 模型を作成して講評を受けるだけに留まらず、コンペティションによって入選した作品は全銀座会催事委員会および日本建築学会建築文化事業委員会による指導のもと 1/1 模型を制作し、その中でも最優秀賞を受賞した作品は銀座三越にて展示・使用を目的とした実施設計と制作を行います。
実際に使用される建築物を設計、制作する経験を通じて、同世代の仲間との交流や建築のおもしろさ、難しさを是非体験してください。創意あふれる提案を期待しています。

詳しくはこちら

「銀茶会」とは

*「銀茶会」は、年に一度、銀座通りの周辺にお茶席を設けて行われる野点大茶会である。当日は、表千家、裏千家、武者小路千家、江戸千家、遠州流茶道、煎茶道の六流派のお茶席や点茶を体験することができ、2024年で22回を迎える。2009年から、銀座三越の会場にて学生の設計・制作による学生創作茶席を展示・使用している。
※過去の受賞作品はこちらのアーカイブよりご覧いただけます。

応募前に必ずご確認ください

■ 本コンペティションにおける創作茶席の制作規模は、「2畳を基本とし、縦 4,000mm×横 4,000mm×高さ 2,400mm 以内に収まるもの」としております。そのため、制作スペースの確保や設備等の利用、複数名での制作のため、例年多くの応募者は所属する学校で作業を行っています。
また、入選チームは建築会館での 1/1 模型の制作、さらに、最優秀賞のチームは銀座三越での制作のため、10月上旬と下旬に複数回東京への移動、遠方の応募者は宿泊が伴う予定です。

■ 入選および最優秀賞のチームが東京にて制作する際、発熱・咳等の症状が見られる方は、体調を最優先いただきご来場を控えていただく場合や制作等を中断するよう指示する場合があります。

■ 新型コロナウイルス感染症等の状況により、急遽審査員や各審査の開催方法・銀座三越での開催内容等の変更や延期、中止をする可能性があります。

■ 応募にあたっては、上記をご理解のうえ、応募者の所属する学校が示す最新の「課外活動指針」や所属する学校の指導等に従ってご応募ください。また応募後も、制作段階毎に所属する学校の最新の「課外活動指針」を確認のうえご参加ください。

テーマ

嘻笑きしょう

喜んで笑い銀座を楽しむひと時を、との思いを込めて、「嘻笑」とした。

※本テーマは、本年の「銀茶会」のテーマと共通である。

対象

建築またはデザイン系の学校(大学院、大学、短大、高専など)に通う学生3名以上8名以下で構成された設計チーム。構造系のメンバーを含めることが望ましい。
かつ、応募者の所属する学校が示す「活動指針」等にて参加が可能な者。

規模
2畳を基本とし、縦 4,000mm×横 4,000mm×高さ 2,400mm 以内に収まるものとする。
材料・構造・仕上げ
自由
会場
日本建築学会建築会館ホール、銀座三越9階銀座テラス・テラスコート銀座テラス・テラスコート
条件

1)銀座(銀座三越)にて展示・使用されることが考慮されていること
2)与えられたテーマへの取り組みや独自性があること
3)構造面の自立性に問題がないこと
4)茶席での使用が安全に行えること
5)外からお点前の様子が見えるようにすること
6)茶道口とにじり口を設けること

著作権およびその利用

作品の著作権は、作成者に帰属する。ただし、本会および本会が委託したものが、この事業の趣旨に則して作品を『建築雑誌』またはWebサイトへの掲載、全銀座会による印刷物やWebサイトへの掲載、審査会(インターネット等を利用し公衆に送信することを含む)や展示などでの公表等に用いる場合は、作成者は無償で提出物等の利用を認めることとする。

応募方法
応募方法:以下の提出物を、郵送・宅配便・電子メール等にて「応募先・問合せ」へ送付、もしくは持参すること。なお、応募にあたっては以下事項に十分留意し、提出時に再度確認すること。
提出物

①応募用紙の Excelファイル
本会 Web サイトより所定の応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し、ファイル名(作品名・代表者名)をつけ、電子メールにて以下提出先へ送ること。

②創作茶席の制作案
A2サイズ(420mm×594mm)1枚に収め、スチレンボードまたはハレパネに貼り付けてパネル化した状態で提出すること(サイズ厳守、額は不要)。パネルの裏面には印刷した応募用紙を貼り、表面には応募者を特定できる情報を記載しないこと。

③創作茶席の制作案のPDFファイル
「②創作茶席の制作案」のPDFファイル。容量は 20MB 以内とし、ファイル名(作品名・代表者名)をつけ、電子メールにて以下提出先へ送ること。

④創作茶席の制作案のJPGファイル
「②創作茶席の制作案」のJPGファイル。容量は 2MB 以内とし、ファイル名(作品名・代表者名)をつけ、電子メールにて以下提出先へ送ること。

⑤1/10 模型
1作品ごとに積上げできる箱に梱包してあること。

提出先

①③④提出先:日本建築学会 建築文化週間 学生グランプリ係 bunkajigyo@aij.or.jp
②⑤提出先:「応募先・問合せ」参照。
※模型とパネルはそれぞれ梱包し、1チームごとに提出すること。
(管理の都合上、同じ学校からの提出でも 1 箱に複数の作品を入れないこと)

応募条件・サポート・注意事項等

1)上段に記載の「応募前に必ずご確認ください」を必ず確認のうえ、応募すること。
2)応募作品は、第三者の著作権や肖像権などの権利を侵害していないものに限る。なお、応募作品は返却しない。
3)応募作品は、応募者(代表者および共同制作者)を含む学生チームにて期間内に制作可能なものとする。なお、1/1 模型制作時の 1 チームあたりの合計人数は、代表者と共同制作者および応募者が募集した協力者(学生に限る)を合わせて、8 名以下とすること。第二次審査時には協力者も表彰する。
4)同一代表者名で複数作品の応募をすることはできない。
5)第一次審査で入選したチームには、1/1 模型材料費として 1 チームあたり上限 12 万円ずつサポートする。原則として模型材料購入・運搬費とする。遠方のチームは、必要に応じて旅費、宿泊費としても使用することができる。ただし、飲食費等には使用できない。
6)入選したチームは、構造設計の専門家によるエスキスチェックを受けるため、8 月 13 日(火)に行われる 1/1 模型制作説明会(東京・建築会館会議室)へ出席すること。
7)第二次審査で最優秀賞のチームには、銀座三越の「銀茶会」において展示・使用される実施制作費として上限 20 万円をサポートする。
8)東京への移動にあたっては、自己管理のもと無理のない日程で行うこと。道中で生じた事故等について、本会では一切の責任を負わない。
9)実施制作する作品については、主催者が必要と認める範囲内において、第二次審査の 1/1 模型から変更を求めることもあり得る。
10)最優秀賞チームの「銀茶会」(銀座三越)への交通費・宿泊費・運搬費は自己負担とする。
11)諸事情により、急遽開催内容の変更や延期または中止する場合がある。

応募締切

応募締切日:2024 年 7 月 25 日(木)17:00 必着(持参可)

■最優秀賞(1点)
 賞状を贈呈、記念陶板

■優秀賞(1点)
 賞状を贈呈

■入選(1~2点)
 賞状を贈呈

※最優秀賞のチームは東京・銀座で開催される「銀茶会」において、実際に銀座三越で展示・使用される茶席を実施制作する。また、展示期間中に使用される際には現地にてサポートを行う。
※全てのチームに記念品として抹茶茶碗を贈呈する(制作:株式会社ダイナワン)

審査方法

以下の2段階審査とする。

第一次審査(公開)
日程:2024年8月1日(木)13:00~16:00

会 場:建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)
※公開審査とする。なお、審査結果は代表者および共同制作者にメール等で通知し、 本会 Web サイト等で公開する。

入選:2~4チーム
※入選したチームは、第二次審査までに 1/1 模型の制作を行う

審査員:都合により変更することがある

【第一次審査 審査員】
■審査員長
平田京子(日本女子大学教授/建築文化事業委員会委員長)

■審査員
山本豊津(東京画廊代表取締役社長)
本阿彌守光(武者小路千家)
木村知弘(丹下都市建築設計取締役副社長)
原田裕季子(相模屋美術店代表取締役)
鵜飼哲矢(九州大学教授)
佐藤淳(東京大学准教授/佐藤淳構造設計事務所主宰)
多田脩二(千葉工業大学教授/多田脩二構造設計事務所代表取締役)
出口亮(大成建設株式会社設計本部先端デザイン室|FDL)
濱野裕司(竹中工務店執行役員)
 

第二次審査(公開)
日時:2024年9月29日(日)13:30~15:30

会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)

提出物および審査対象:
1/1 模型(銀茶会での実施を見込んで制作する)、A2パネル1枚、プレゼンテーション
審査会場での制作期間:9月28日(土)(8:00~20:00)~9月29日(日)(8:00~11:30)

審査員:都合により変更することがある

【第二次審査 審査員】
■審査員長
平田京子(前掲)

■審査員
本阿彌守光(前掲)
木村知弘(前掲)
山下 賢二(三越銀座店長)
小仲正也(全銀座会催事委員長)
鵜飼哲矢(前掲)
佐藤淳(前掲)
多田 脩二(前掲)
出口亮(前掲)

スケジュール

■応募締切:7月25日(木)17時必着(持参可)
■第一次審査:8月1日(木)(東京・建築会館ホール)
■応募作品展示:8月7日(水)~14日(水)(オンライン)
■1/1 模型制作説明会:8月13日(火)(東京・建築会館会議室)
(エスキスチェック)
■第二次審査:9月29日(日)13:30~15:30(東京・建築会館ホール)
■学生創作茶席
 設営日:10月23日(水)(東京・銀座三越 9 階 銀座テラス・テラスコート)
 展示:10月24日(木)~10月28日(月)
 お茶席:10月26日(土)、27日(日)
 銀茶会:10月27日(日)
 撤去日:10月28日(月)

主催

日本建築学会

共催

一般社団法人銀座通連合会

協賛

株式会社ダイナワン

応募先・お問い合わせ

日本建築学会 建築文化週間 学生グランプリ係
〒108-8414 東京都港区芝 5-26-20
TEL:03-3456-2056
E-mail:bunkajigyo@aij.or.jp

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