
【12/10@応募〆切】Archi-Neering Design AWARD 2025 (第6回AND賞)|主催:A-Forum(代表:斎藤公男)、AND賞実行委員会
Archi-Neering Design AWARD 2025 (第6回AND賞)
概要
AND賞の目指すもの
AND賞が目指すものは、完成された建築作品としての評価だけではなく、そのプロジェクトがもつ固有の技術的テーマ(構造や環境など)を明らかにし、デザインプロセス、しくみ(システム)やしかけ(ディテール)、素材や施工法などを真摯にイノベーティブに追求する人やチームを表彰することである。
「AND」とは、AND展で見えてきたもの
アーキニアリングデザイン(AND)とは、「建築と技術の融合・触発・統合の有様とそれを志向する理念」のことである。
2008年より12年以上にわたって国内外で開催されてきたAND展では、時に150点余の模型・パネルが並び、数多くのフォーラムが開催された。
そこから見えてきたものは二つ。
第一に、「建築は織物だ」ということ。連綿と引き継がれる「技術」のタテ糸は強靭であり、感性や社会的欲求を映す「芸術」のヨコ糸により、時代の模様が描かれている。その交点には常に両者の葛藤や協同の物語がある。
第二に、「技術は空間を介して建築とつながっている」ということ。意匠が失われても空間はあるが、構造なくして空間は成立しない。イメージとテクノロジーの有機的な融合・協同の結果として、「美しく合理的な」「合理的で美しい」 建築の空間形態が生まれている。そのことは歴史的にも検証されていよう。
AND賞で評価したいと考える視点
今の時代の頂点としての「点」の建築の評価は既に多くの建築賞で選定されている。
AND賞は時代が求める建築を、作品という「点」として捉えるのではなく、美しい歴史的建築を実現に導いた一連の芸術と技術の融合というプロセスから学び、未来へ繋げていくという「線」や「面」のような普遍的・横断的視点をもって追求する一貫した姿勢と業績を評価したい。
▷ 発想から実現に至る技術的テーマ性のあるデザイン・プロセス
▷ 個性的作品性だけではない普遍的技術の創造
▷ システム・素材・ディテール・工法などの新しい発想・工夫
新築、恒久的な建築作品だけでなく、再生や仮設、橋など建築以外の構造物、階段などの部位や家具・オブジェなどスケールの小さな作品も本賞の対象としたい。
審査委員
■選考委員長
福島加津也 (東京都市大学教授/建築家)
■選考委員
陶器浩一 (滋賀県立大学教授/構造家)
磯達雄 (建築ジャーナリスト)
堀越英嗣 (芝浦工業大学名誉教授/建築家)
日程
スケジュール
募集開始 | 2025年10月10日(金) |
---|---|
応募締め切り | 2025年12月10日(水) 23:00 |
一次選考会(非公開) | 2025年12月20日(土) |
一次選考通過者発表 | 2025年12月24日(水)(A-Forumホームページ上にて公開) |
最終選考会 | 2026年2月7日(土)14:00~ ※Youtubeライブ配信およびアーカイブ配信あり/会場(予定):日本大学御茶ノ水校舎1号館CSTホール |
表彰式及び受賞講演会 | 2026年2月下旬(予定) ※Youtubeライブ配信およびアーカイブ配信あり/会場:A-Forum |
展示及び記録
・最終選考会参加作品はA-Forumホームページ上にて公開予定
・記念冊子を制作予定
※第1 回~第5 回AND 賞入賞作品と講評は、A-Forum ホームページ上にて公開中です。
公式サイトhttps://a-forum.info/anda/anda.html
応募作品の対象
2020年1月1日より2025年9月末日までに完成した国内作品、あるいは国内在住の設計者等による海外作品とする。
応募資格
- 個人(複数名も可)による応募とし、重賞も可とする。複数名で応募の場合は、それぞれの応募者が応募業績にどう関与したかを応募シートに明記する。
- 一次選考を通過した場合、最終選考会(2026年2月7日(土))に参加し、プレゼンテーションを行う。
応募締め切り
2025年12月10日(水) 23:00
提出物
応募期間
2025年10月10日(木)~2025年12月10日(火)23:00まで
①応募シート(A4×1枚)
※応募作品の完成年月を明記してください。
②プレゼンテーションシート(A3×1枚)※形式自由
※①のエクセルデータおよび②のPDFデータ(20MB以内)を提出先までE-mailにて送付してください。
※②のPDFデータが20MBを超える場合はオンラインストレージサービスで送付してください。
※データ受領後、数日以内に「受領確認メール」を事務局より送付致します。本メールを必ず確認してください。
受領確認メールが届かない場合は事務局までご連絡をお願いします。
提出先
提出先アドレス: a-forum@a-forum.info
担当:麓 絵理子(AND賞事務局)
賞
■最優秀賞(1件)
■優秀賞(3件程度)
※入賞者には賞状及び記念品を授与する。
選考方法
一次選考
書類審査により10作品程度を選定する。
最終選考
一次選考通過者は2026年2月7日(土)開催の最終選考会でプレゼンテーション(プレゼン時間10分程度+質疑応答)を行い、公開審査(一部非公開)により最優秀賞、優秀賞を決定する。
著作権
表彰作品の応募資料として提出された写真・図版等について、AND賞実行委員会は編集出版権を持ちます。また、複写権は本会に委託するものとし、本会が表彰作品の関係資料を展示、記念冊子の印刷、ホームページ等に掲載する場合、無償で使用できるものとします。
応募資料に使用する写真・図版の著作権所有者が応募者以外の場合は、あらかじめ当該著作権所有者の許諾を得た上で使用してください。
参考
Archi-Neering Design AWARD 2024 (第5回AND賞)
最優秀賞
十津川村災害対策本部拠点施設
応募代表者:藤村 龍至(RFA)
共同応募者:金箱 温春(金箱構造設計事務所)
優秀賞
人工林の課題からつくられた小径間伐材の建築
応募代表者:吉田 敦(竹中工務店)
共同応募者:田中 匠、金子 侑樹(竹中工務店)
VOXEL APARTMENT
応募代表者:藤村 龍至(RFA)
共同応募者:藤田 慎之輔(DN-Archi)
YAP Constructo 07 -ノマディック ドーム
応募代表者:原田 雄次(ephemeral research)
共同応募者:Claudio Torres、Clarita Reutter、Emile Straub(ephemeral research)、佐藤 淳、古市 渉平 (佐藤淳構造設計事務所)
富士ソフト汐留ビル~現代化された組積造による都市型オフィス~
応募代表者:三橋 幸作(竹中工務店)
共同応募者:田井 暢、柳澤 慎太郎、平尾 雅之(竹中工務店)
入賞
SKIP JOINT SYSTEM(東京木工場 来客棟)
応募代表者:山田 徹(清水建設)
共同応募者:菊田 大典、加藤 ひかる、島田 大偉、貞広 修、谷口 尚範、佐藤 彰、志村 雄、菅原 和正、和田 昌樹(清水建設)、小野塚 真規(オノツカ)
MIYASHITA PARK 立体都市公園をなめらかに包む天蓋架構
応募代表者:山﨑 和宏(竹中工務店)
共同応募者:美島 康人、町田 巌、檜垣 政弘、鈴木 康平(竹中工務店)
KU11 住みながら少しずつ手を加える手がかりとしての架構
応募代表者:小見山 陽介(京都大学/エムロード環境造形研究所)
共同応募者:木村 俊明(名古屋市立大学/KKuma)
[詳細は公式サイトで]Archi-Neering Design AWARD 2024 (第5回AND賞)
詳細は公式サイトでご覧ください
https://a-forum.info/anda/anda2024.html
Archi-Neering Design AWARD 2023 (第4回AND賞)
学ぶ、学び舎
応募代表者:秋吉浩気(VUILD)
共同応募者:佐藤淳、末廣康介、下田悠太(佐藤淳構造設計事務所)
本田幾久世(元 佐藤淳構造設計事務所)、 佐々木君吉(アトリエ海)
中澤宏行、篠原岳、伊勢坊健太、花田康史、小西陽二、野田慎治 (VUILD)
環壊を制御するコンクリートダブルスキン一早稲田大学本庄萬等学院体育館一
応募代表者:黒川巧(日建設計)
共同応募者:飯島敦義(IOII architects/元日建設計)、平田裕信(日建設計)
[詳細は公式サイトで]Archi-Neering Design AWARD 2023 (第4回AND賞)
詳細は公式サイトでご覧ください
https://a-forum.info/anda/anda2023.html
[詳細は公式サイトで]Archi-Neering Design AWARD 2022 (第3回AND賞)
詳細は公式サイトでご覧ください
https://a-forum.info/anda/anda2022.html
[詳細は公式サイトで]Archi-Neering Design AWARD 2021 (第2回AND賞)
詳細は公式サイトでご覧ください
https://a-forum.info/anda/anda2021.html
[詳細は公式サイトで]第1回 アーキニアリング・デザイン・アワード 2020
詳細は公式サイトでご覧ください
https://a-forum.info/anda/anda2020.html
主催
A-Forum(代表:斎藤公男)、AND賞実行委員会
代表
斎藤 公男
コアメンバー
和田 章、神田 順、金田 勝徳
私達はこの度「アーキニアリング・デザイン フォーラム(Archi‐Neering Design Forum 略称 A-Forum)」を発足することになりました。アーキニアリング・デザイン(AND)とはArchitectureとEngineering Designとの融合・触発・統合の様相を意味する言葉です。このANDの基本理念は、technology (科学・工学・技術)のもつ役割や可能性を見据え、より良き「建築」の創出を目指すことにあります。A‐Forumは、このANDの理念の実現と構造設計・構造デザインに関心を抱く皆様に、積極的かつ自由に活用して頂くための「集いの場(フォーラム)」となることを目的としています。そしてこのフォーラムが建築の研究・教育・設計・生産に関わる人々の相互交流を通じて、次世代の建築界に新しい活力を生み出すための一助になることを期待するものです。
A‐Forum今後の活動計画
(1) 本会の主旨に関連した書籍などを中心にした「ライブラリー」を開設し、自由に閲覧していただける場の提供
(2) 建築と技術、構造設計や構造デザインなどを中心とした講演会、シンポジウム、研究会、懇談会などの開催
(3) ANDに関する展示を初めてとした多様な作品展の企画と開催
(4) その他、関連情報の収集と発信および、建築界の活性化のための諸活動。
公式サイト:https://a-forum.info/anda/anda.html
Instagram: aforum4
X(旧Twitter):AForum9
Facebook:A-Forum Staff
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