数量やコストを的確に算出し、プロジェクトの推進を強力にサポート【コス...
建物をつくるにはたくさんの部材や労力、そしてお金がかかる。建物の規模や仕様に応じて、契約時に必要な部材の数や建設コストを算出するのが、積算・見積りの主な仕事である。この金額が出ないと、プロジェクトは動かない。積算・見積りは建築の中では比較的目立たない役割だが、多くの人を支える、やりがいのある仕事だ。「積算」と「見積り」は同じような意味合いで使われることもあるが、建設業界では次のように分けられることが多い。積算は、設計図書などにもとづき、建物をつくるために必要な材料の種類や数量を「拾う」、つまりカウントして内訳書をつくること。見積りは、その内訳に対して項目ごとに「値入れ」をする、つまり適正な値段を付けて見積書をつくること。