庭師のクリエイティビティが宿る 冬の風物詩・しめ飾りづくりに込めた想い...

門松、しめ飾りなど。日本には年の瀬に氏神様を祀り、新年を迎えるため、家や店舗などの門や玄関先に独自のしつらえを飾る風習がある。地域によって違いはあるが、昔からこうした正月飾りの制作は庭師の冬仕事の一環であった。 門松やしめ飾りに使用する松竹梅や藁は庭師が普段から扱う庭木や庭づくりの材料であり、扱いが慣れていることも彼らが正月飾りづくりを担っている理由のひとつだろう。 現代の住宅事情により、門松を飾る家は少なくなったが、いまのライフスタイルや気分に沿ったしめ飾りが登場し、SNSやEC販売の普及によって地域という枠を超えて、今また注目を集めている。専門誌「庭NIWA」の次号No.242では庭師の感性から生み出された正月飾りを特集する。 今回は発売に先駆けて、特集にも登場する桜花園大阪の「素朴なしめ飾り」を紹介する。

『建築設計2.0 ―New Normal な社会に向けて―』[芝浦工業大学 建築研究会]

―仮想空間― それはネットワーク上に構築された空間のことである。世間では COVID-19 により生活・活動が制約されたことで、リモートワークやオンライン飲み会のように人々の行動が仮想空間へ移動するなど、「 New Normal 」ともいえる新たな社会変化が起きている。建築設計者の社会的役割は、個々人の生活や社会活動をより最適化するための「場」を構想・構築することにある。仮想空間でも社会活動が行われるようになった今、建築設計者は、現実空間 と仮想空間が双方向的に関わり合い「 New Normal 」を見出しうる創発的な「場」を構築することができるのではないか。

【レポート】「創造性とニューノーマル―― AR(拡張現実)& ロボティ...

そもそも、今回のvol.7は2021年に延期された、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の期間中に開設される「スイス・ハウス」に向けた、イベント&コミュニケーション・プログラム「スイスへのとびら――Japan」の一環として企画されたものである。なお、この「スイスへのとびら――Japan」は「ディスカバリー」「イノベーション」「共生社会」という3つのテーマに基づいて展開され、「スイス・ハウス」がオープンする2021年7月までさまざまなイベントやプログラムが予定されている。

【レポート】生誕100年 石元泰博写真展――伝統と近代

2021年は、石元泰博(1921-2012年)が生まれてからちょうど100年を迎える記念の年である。それに合わせて、過去最大規模の写真展が東京都写真美術館(以下、TOP)、東京オペラシティ アートギャラリー(以下、アートギャラリー)、高知県立美術館(以下、県美)の3会場で共同開催されることとなった。これは石元から寄贈された作品35,000点を収蔵する県美があってこそ実現した連動企画だ。

【レポート】令和の二つの「なおす」:『青野文昭 ものの, ねむり, 越路...

「なおす」という言葉には、たいてい「直す(訂正する、まっすぐにする)」「治す(修理する、治療する)」という漢字が当てられます。いずれも社会の中で、また、人々にとって大切な行為です。 2020年10月現在、報道にあるように感染症が収束する見通しは立たず、世界は新型コロナウイルスの感染を「治す」ことが困難な状況にあります。世界にとって重要な「治す」は不明瞭なままです。 ところで、コロナ禍以前に見た2つのイベントの二つの「なおす」が、筆者にとってのこの言葉のもつ意味を広げてくれました。コロナ禍の現在、「なおす」はことさら重要な行為に感じます。

『イケてる「庭師」のたたずまい ~伝統とトレンドのつなぎ方~』[国際ガ...

国際ガーデンEXPOとは、世界中から園芸・造園に関するあらゆる商材が一堂に出展される国際商談展で、今年で14回目の開催となる。セミナー『イケてる「庭師」のたたずまい ~伝統とトレンドのつなぎ方~』が行われた。その会場をレポートする。対談形式で行われたこのセミナーは、GREEN SPACEの代表であり、庭プロデューサーの兄・辰己耕造氏、庭師の弟・辰己二朗氏と季刊『庭』編集長の澤田忍、それぞれの紹介から始まった。

「世界一幸せな国フィンランドと私たちのおつきあい」小林恭 + 小林マナ[...

日本でも人気のフィンランドのファブリック・ブランド、Marimekko(マリメッコ)の国内外の店舗設計などを手がけるインテリア・デザイナーである、設計事務所imaの小林恭 + 小林マナさんが登壇。マリメッコ、LAPUANKANKURIT(ラプアンカンクリ)、Lumi(ルミ)、Johanna Gullichsen(ヨハンナグリクセン)といったフィンランド・ブランドの国内外店舗や見本市会場の展示ブースをはじめ、各種店舗のインテリア・デザインを中心に、幅広いデザインを手がけ国内外で活躍中だ。

【大会レポート】SDL: Re-2020「せんだいデザインリーグ2020 卒業設計日...

せんだいメディアテーク(以下、smt)を会場として全国から応募された卒業設計の日本一を決める「せんだいデザインリーグ2020 卒業設計日本一決定戦」(以下、SDL2020)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、直前の2020年2月28日に中止が決定された。同時に代替企画の実施を検討。その結果、2020年3月4日から応募を開始し、SDL2020の開催予定日だった2020年3月8日に、新たなイベント「SDL: Re-2020」が開催された。無観客での審査会は、YouTube LIVEを介してインターネット中継された。

【大会レポート】トウキョウ建築コレクション2020「re; collection」

全国から建築系の修士設計と論文が集まる一大イベント「トウキョウ建築コレクション(以下、トウコレ)」は、今年14回目を迎えた。学生有志からなる実行委員が主催し研究者や建築家を審査員として招聘。全国から集まった応募作品が選抜、展示され、公開審査会で講評も行う。今年は設計展・論文展ともに各10点ずつの作品が出展された。会場は初回から変わらず槇文彦氏設計の代官山ヒルサイドテラス。

【レポート】SADI定例講演 「北欧のテキスタイル・デザインと私」鈴木マサ...

北欧建築・デザイン協会(SADI)では年に5~6回、北欧関連の建築家やデザイナーを招いて、講演会を開催している。10月の講演で登壇したのは、日本でも人気のフィンランドのファブリック・ブランド、マリメッコとのコラボなどで知られるテキスタイル・デザイナーの鈴木マサルさんだ。鈴木さんは自身のブランド、OTTAIPNU...

【レポート】Vitraトークイベント 「DESK IS DEAD––時代と環境に適応する...

Vitraトークイベント「DESK IS DEAD-時代を環境に適応するデザイン-」エドワード・バーバー(建築家/インテリアデザイナー/プロダクトデザイナー)コンピュータの登場は、現代の働き方や働く環境を劇的に変えた。ノートパソコンやタブレットPC、スマートフォンの普及、Wi-Fi環境の整備によって、人々はホテルのロビー、カフェ、空港、さらに公園など、場所にとらわれず自由に働くことができるようになり、今や公共スペースは働く場所=オフィス空間へと変わりつつある。そして、オフィス空間は、逆に公共スペースに変わりつつあるという。

(大会レポート)デザコン2019 in TOKYO 第16回全国高等専門学校デザイン...

「ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」で広く知られる高等専門学校(以下、高専)だが、その他に、毎年3つの大イベントが開催されている。その1つが、デザコンだ。学生の創造力に刺激を与えることを狙ったこれらのイベントは、全国に点在する56高専の学生同士が交流できる限られた機会でもある。毎年、各高専の持ち回りで運営され、全国各地で順に開催されてきた。