
【10/26応募締切】無限の可能性を秘めた君のアイデアで、日本の建築に新たな風を吹き込もう!全国高校生建築提案コンテスト2025開催!『秋田県立大学 高校生建築提案コンテスト2025』|主催:秋田県立大学
未来の建築家を応援!全国高校生建築提案コンテスト2025
秋田県立大学では、次世代を担う高校生の皆さんの豊かな発想と創造力を育むため、「高校生建築提案コンテスト」を毎年開催しています。
第19回目を迎える今回は、「MADE in JAPAN ー日本の資源や文化を活かした建築ー」をテーマに、未来の建築に対する斬新なアイデアを募集します。
建築の分野に興味がある高校生、高等専門学校生の皆さん、この機会にあなたの夢を形にしてみませんか?初めてコンペに挑戦する方も大歓迎です!
19回目となる全国高校生建築提案コンテスト。今回は『MADE in JAPAN 一日本の資源や文化を活かした建築 ー』をテーマに、建築的なアイデアを募集します。
日本は先進国の中でも自給率が低いといわれています。昨今は外国産の材料で作られた製品が身近にあふれるようになりました。たとえば、文房具によく用いられるプラスチックは石油製品ですが、石油の約99%は輸入されています。また、戸建住宅の多くは木造ですが、建築 用木材自給率は50%未満を推移しています。このまま外国に頼ってばかりいると、国内の産物が売れずに経済の衰退につながったり、国外の紛争、災害などにより供給が不安定になるなど様々なリスクがあるので、国内の資源循環システムの自律化や国産のものやサー ビスによって国際競争力を高めることが求められています。
一方、かつての日本では住まい周辺の資源を上手く使いながら暮らしていました。古き良き田舎の景観要素である屋敷林は、雨風雪をしのぐだけでなく、その剪定枝は燃料 (薪)でもありました。豊臣秀吉の伏見城に使われた天然秋田スギは、流路(水の力)で運ばれ大変な労力を要しましたが、行き交う業者が増え港はにぎわいをみせたそうです。中尊寺金色堂というまばゆい建築は、みちのく(陸奥)産出の金が使われたといわれていますが、国内に仏教文化を花開かせただけでなく、国外では 「黄金の国」として伝承されたとされ、またその金は北方貿易や日宋貿易で利益を生んでいたそうです。千利休の待庵は、極限の空間ながら“心と心の間(ま)”づくりでもあり、その相手を想う精神は東京オリンピック2020の 「おもてなし」につながっていると見ることもできるでしょう。
このほかにも、石や竹などの資源、畳や和紙など生産物や農作物、四季に応じた可変的な住まい方や地域共助いった文化や精神など、MADE in JAPANはたくさんあるとおもいます。伝統的なものだけでなく現代の、あるいは未来のMADE in JAPANもあるでしょう。そのような日本の資源や文化の織りなす空間を提案してください。
未来を創造するような“これまでにない新しい発想”をお待ちしております。
コンテストの特徴
- 選べる2つの提出形式:
- プレゼンボードフォーマット: あなたのアイデアを一枚のボードに自由に表現してください。図面、イラスト、写真など、表現方法は問いません。
- 論文フォーマット: 図面を描くことに慣れていない方も、文章でじっくりとあなたの考えを伝えることができます。
どちらの形式を選んでも、審査の優劣はありません。あなたの得意な方法で、熱意ある作品をお待ちしています。
- 全一次審査通過作品への個別作品票:
一次審査を通過した作品には、建築の専門家である大学の先生方からの貴重なコメントが送られます。受賞を逃したとしても、今後の学びにつながる貴重なフィードバックを得られるはずです。まずは一次審査通過を目指して、積極的にチャレンジしてみてください。
募集要項
テーマ | MADE in JAPAN ー日本の資源や文化を活かした建築ー |
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対象 | 高校生(高等専門学校在籍3年以下の学生を含む) |
提出形式 | プレゼンボード(A2サイズ厚手紙1枚)、論文(A4サイズ8枚以内) |
応募締切 | 令和7年10月26日(日) 必着 |
結果発表 | 令和7年12月19日(金)秋田県立大学ホームページ上で発表 ※入賞作品は、学校名、学年、氏名とともにホームページ等で発表します。 ※応募作品は返却いたしませんので、ご注意ください。 ※作品申込後にアンケートを予定しております。ご協力をよろしくお願いいたします。 |
賞・副賞 | 最優秀賞×1点(賞状、図書カード3万円分、記念品) 優秀賞×2点(賞状、図書カード2万円分、記念品) 佳作×5点程度(賞状、図書カード5千円分、記念品) 奨励賞×数点(賞状) ※グループ応募の場合、副賞は1点、記念品は人数分となります。 |
応募方法 | ①応募フォーム(下記リンクから)へ作品情報を登録してください。 全国高校生建築提案コンテスト2025応募フォーム ②登録情報の控えがメールで届きます。 |
送付先 | 〒015‐0055 秋田県由利本荘市土谷字海老ノ口84-4 秋田県立大学本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム 建築提案コンテスト係 |
お問い合わせ | 秋田県立大学本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム TEL: 0184-27-2021 / FAX: 0184-27-2194 / E-mail: office_honjo@akita-pu.ac.jp |
作品制作のヒント
初めて建築コンペに挑戦する皆さんのために、作品制作のポイントをいくつかご紹介します。
1. テーマを深く理解すること
まずは、コンテストのテーマである「MADE in JAPAN ー日本の資源や文化を活かした建築ー」について、じっくりと考えてみましょう。日本の伝統的な建築様式、地域の特産物、文化的な背景など、様々な視点からアイデアを探求してみてください。過去のコンテストのテーマや受賞作品も参考に、自分なりの解釈を見つけることが大切です。
2. コンセプトを明確にすること
どのような建築を提案したいのか、その核となる考え(コンセプト)を最初にしっかりと定めることが重要です。誰のための、どのような場所で、どのような活動が生まれる建築なのか。コンセプトを明確にすることで、アイデアが広がり、作品に一貫性を持たせることができます。
3. 表現方法を工夫すること
あなたのアイデアを効果的に伝えるために、表現方法を工夫しましょう。
- プレゼンボード: 図面だけでなく、イメージスケッチや模型の写真、コンセプトを説明するテキストなどをバランス良く配置し、視覚的に訴えるボードを作成しましょう。
- 論文: 提案の背景、コンセプト、具体的な計画、将来への展望などを論理的に記述します。図や表を効果的に用いることで、より分かりやすく伝えることができます。
4. タイトルに想いを込めること
作品の第一印象を決めるタイトルは、非常に重要です。あなたの提案のエッセンスを凝縮した、魅力的で分かりやすいタイトルを考えましょう。
応募方法
- 応募フォームへの登録:
下記の応募フォームにアクセスし、必要事項を入力してください。作品ごとに登録が必要です。グループで応募する場合は、代表者の方が登録を行ってください。
全国高校生建築提案コンテスト2025応募フォーム
- 登録完了メールの印刷と作品の郵送:
登録が完了すると、入力内容の控えがメールで送信されます。このメールをA4用紙に印刷し、あなたの制作した作品(プレゼンボードまたは論文)と一緒に、下記の送付先まで郵送してください。
送付先:
〒015‐0055 秋田県由利本荘市土谷字海老ノ口84-4
秋田県立大学本荘キャンパス 建築提案コンテスト係
応募規定
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●コンテストのテーマ・趣旨を踏まえた提案をしてください。
●作品には必ずオリジナルの作品タイトルをつけてください。
●提出形式は、Ⓐプレゼンボードフォーマット、Ⓑ論文フォーマットのどちらかを選んでください。
なお、ⒶⒷは部門ではありません。同等に審査します。
Ⓐプレゼンポードフォーマットの場合(設計作品、調査や活動のポスター表現、など)
●A2厚手紙1枚
[A2のケント紙など厚手紙1枚にまとめる、もしくはプロッター等で厚手紙に出力しA2 1枚にする。]
(複数枚は認めません。複数枚を組み合わせたい場合はケント紙に貼り付けるなどして、必ずA2 1枚で提出してください。また、模型や映像なども受け付けません。)
●作品タイルは必ず作品中に記載してください。
●図面、写真、文章等を自由にレイアウトして作品をまとめてください。
(図面や写真の点数、文章の文字数などに制限はありません。ただし、見易さも評価されますので、小さすぎないよう注意してください。)
●手描き、CAD、着色などの表現も自由です。
Ⓑ論文フォーマットの場合(調査や活動、実験の成果を交えた提案など)
●A4 8枚以内
●作品タイトルは、最初の行に記載してください。
●本文は、作品タイトルから1行空けて書き始めてください。
●章、節を設けて構成してください。
●図、表には番号を付けて、文章中に表し、適宜レイアウトしてください。
●文字数は、1枚につき、図、表を含め1,200字程度としてください。
●参考文献は、最後にまとめて記載してください。
●各ページにページ番号をつけ、ページ左上をホッチキスでとめてください。
●文書作成ソフトなどの他、手書きでもかまいません。
提案参考例
● 史上初!〇〇地域の〇〇細工を使った建築物
■ 高校生起業家によるお寺のIT化とリノベーション
► 米国で稲作・・・国際共助の仕組みづくりとおにぎり屋
● 陶器〇〇焼の力学実験による壁材開発と空間づくりの試み
※提案例に沿った内容を高く評価するわけではありません。
動画でわかりやすく解説
建築コンペ初心者の方を対象とした動画です。プレゼンボードや論文の構成の仕方をよく知りたい生徒の方や先生などは是非ご覧ください。
審査基準
現代の人々の要望、あるいは社会の問題点などを踏まえつつも、従来の概念や常識にとらわれない、自由な発想の建築的アイデアを重視します。
実現の可能性は低くても、身近な問題意識を踏まえた若者らしい発想にもとづいた提案が望ましいと言えます。表現方法についても、提案に適した表現方法がとられていることが望ましいものとします。
審査は、建築環境システム学科教員により選考委員会を組織して行います。
1次審査を通過した作品に対しては、選考委員会より個別作品評をお送りします。
注意事項
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提出作品には、応募者の所属学校名や氏名等がわかる内容を一切記入しないでください。
- ●著作権の侵害、個人情報の無断掲載等は、絶対にしないでください。
- ●出版物及びインターネット等に掲載された情報を引用する場合は、必ず引用元を示してください。
- ●この応募規定にない事項は、すべて応募者の判断によるものとします。質疑応答は行いません。
- ●応募作品は返却いたしませんので、ご注意ください。
必要であれば事前にコピーをとるなどしてから提出してください。
参考情報
過去のコンテストのテーマや受賞作品は、秋田県立大学のホームページで公開されています。作品制作の参考に、ぜひご覧ください。
過去のテーマ・受賞作品はこちらから
2024年度
・高校生建築提案コンテスト2024 開催案内
・高校生建築提案コンテスト2024 審査結果発表
2023年度
・高校生建築提案コンテスト2023 開催案内
・高校生建築提案コンテスト2023 審査結果発表
2022年度《応募規定が2025年度と異なりますのでご注意ください》
・高校生建築提案コンテスト2022 開催案内
・高校生建築提案コンテスト2022 審査結果発表
2021年度《応募規定が2025年度と異なりますのでご注意ください》
・高校生建築提案コンテスト2021 開催案内
・高校生建築提案コンテスト2021 審査結果発表
2020年度《応募規定が2025年度と異なりますのでご注意ください》
・高校生建築提案コンテスト2020 開催案内
・高校生建築提案コンテスト2020 審査結果発表
お問い合わせ
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
秋田県立大学本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム
TEL: 0184-27-2021
FAX: 0184-27-2194
E-mail: office_honjo@akita-pu.ac.jp