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【11/19@京都】[イベント告知]『新・都名所図会』刊行記念トーク 建築家と高低差学者が京都を読む|主催:恵文社(企画:学芸出版社)

[イベント告知]京都を読む、歩く、考える――高低差学者と建築家が読み解く、生活と歴史の地層|『新・都名所図会』刊行記念イベント

主催:恵文社/企画:学芸出版社

住宅地に突如現れる小山や鳥居、不思議なかたちの建物、何気ない道の高低差。見過ごしてしまいそうな京都の風景には、異なる時代の出来事や制度、人々の暮らしが、地層のように折り重なっています。

江戸時代の『都名所図会』を現代に更新する試みとして刊行された『新・都名所図会』。京都のまちを徹底的に歩き、観察し、歴史を調べ、何気ない風景に潜む「名所性」を83のドローイングと文章、写真で描き出した一冊です。その刊行を記念して、著者の3人と、「高低差」の視点から京都を読み解いてきた梅林秀行さんが語り合います。

登壇するのは、アトリエ・ワンの塚本由晴さん、京都の大学で教える建築家の森田一弥さん・魚谷繁礼さん、
そしてNHK「ブラタモリ」などにも出演する梅林さん。
学生は1,000円で会場に参加でき、京都に来られない人もオンライン配信(一律1,500円)で聴くことができます。

■ 開催概要

名称 京都を読む、歩く、考える――高低差学者と建築家が読み解く、生活と歴史の地層|『新・都名所図会』刊行記念イベント
日時 2026年11月19日(木)19:30〜21:00(開場19:00)
会場 恵文社一乗寺店 コテージオンライン配信
参加費 会場参加:一般 2,000円/学生 1,000円オンライン配信:一律 1,500円
登壇者 塚本由晴(東京科学大学大学院教授、アトリエ・ワン共同設立者)
森田一弥(森田一弥建築設計事務所主宰、京都府立大学准教授)
魚谷繁礼(魚谷繁礼建築研究所代表、京都工芸繊維大学教授)
梅林秀行(京都ノートルダム女子大学客員教授、京都高低差崖会崖長)
申込方法 申込フォームより受付(下記ボタンから)
主催 恵文社(企画:学芸出版社)
詳細 https://note.com/keibunshabooks/n/n86b545ceb157
キーワード #京都#まち歩き#都市史#高低差#建築#トークイベント

■ イベントについて

京都といえば、歴史ある寺社仏閣や美しい町並みを思い浮かべる人が多いかもしれません。けれど京都の面白さは、誰もが知る「名所」だけにあるわけではありません。

普段は見過ごしてしまう風景にも、異なる時代の出来事や制度、人々の暮らしが折り重なり、いまのまちの姿をつくりあげてきた痕跡が残っています。そこに目を向け、積み重なった歴史や営みを読み解くことで、これまで知らなかった京都の姿が見えてきます。

『新・都名所図会』が描き出すのは、観光都市としての京都だけではありません。近代都市、宗教都市、学生のまち、そして人々が日々を営む生活都市としての、多様な京都です。

今回のトークでは、まちを歩くなかで出会う小さな違和感や発見を手がかりに、その背後にある歴史や人々の営みをひもときます。異なる時代の記憶が重なり合う風景から、まちの新たな見方と、歩く楽しさを探る一夜です。

歴史と生活が幾層にも重なる京都を、どう読み、歩き、考えるのか。
帰り道、いつもの風景が少し違って見えるかもしれません。

■ 登壇者

都市を歩き、観察し、描いてきた建築家3人と、地面の高低差からまちの歴史を読み解く「崖長」。京都の見え方が変わる4人の視点に、直接ふれられる機会です。

著者

塚本由晴

東京科学大学大学院教授/アトリエ・ワン共同設立者

1965年神奈川県生まれ。1987年東京工業大学工学部建築学科卒業。1987〜88年パリ建築大学ベルビル校。1992年貝島桃代とアトリエ・ワン設立。1994年東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。2000年〜同大学大学院准教授。2022年Wolf Prize in Architecture、2026年The Daylight Award for Architecture受賞。

著者

森田一弥

建築家/森田一弥建築設計事務所主宰/京都府立大学准教授

1971年愛知県生まれ。1997年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。京都「しっくい浅原」にて左官職人として修行後、2000年森田一弥建築設計事務所設立。2007〜08年バルセロナのEMBT arquitectos在籍。2011〜12年カタロニア工科大学バルセロナ建築学校留学。2020年より京都府立大学准教授。2025年スイス連邦工科大学チューリッヒ校客員講師。

著者

魚谷繁礼

魚谷繁礼建築研究所代表/京都工芸繊維大学教授

1977年生まれ。兵庫県出身。2003年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。2020〜25年京都工芸繊維大学特任教授。著書に『地方で建築を仕事にする』(共著)、『住宅リノベーション図集』(オーム社)、『魚谷繁礼建築集』(TOTO出版)など。

ゲスト

梅林秀行

京都ノートルダム女子大学客員教授/京都高低差崖会崖長

関心分野は都市史、空間史。なにげない地面の高低差をはじめ、さまざまな視点からまちなみや風景、人びとの営みを読み解く。NHK「ブラタモリ」「歴史探偵」などの歴史・地理に関するテレビ番組に多数出演。主な著書に『京都の凸凹を歩く』1・2(青幻舎)。

■ 書籍紹介:『新・都名所図会』

『新・都名所図会 京都のリアル・アーバニズム』表紙

住宅地に残る古墳、駐車場に残る地蔵、かつてプールだった疏水――。何気ない暮らしと歴史が重なり合うところにこそ、京都の面白さがあります。江戸時代の『都名所図会』の手法を用いた83の図会から見えてくるのは、気候や地形、祭礼、条例、開発が複雑に絡み合う都市の姿です。

京都府立大学森田研究室、京都工芸繊維大学魚谷研究室+KYOTO Design Lab、塚本由晴さんによる2021年からの共同リサーチで見つけた事例を、ドローイング・テキスト・写真の3点セットで紹介。生きた歴史都市として京都の「らしさ」を捉え直す、新しい街案内です。参加前に手に取っておくと、トークがいっそう楽しめます。

書名 『新・都名所図会 京都のリアル・アーバニズム』
編著 魚谷繁礼、森田一弥、塚本由晴
発行 学芸出版社
発行日 2026年9月20日
体裁 A5判、256ページ(オールカラー)
定価 本体3,000円+税
ISBN 978-4-7615-3319-9

目次

はじめに
1 積層する地形 1 巨椋池ジャンクション/2 浄土ビュー墓地/3 前方後円住宅墳/4 横たわる御土居/5 御土居稲荷/6 御土居島/7 御土居観覧席/8 御土居上の宅地/9 聚楽第の堀跡/10 桃山城滑り台/11 北山丸太の乾燥小屋/12 街区内の微かな断崖
論考1 素材と意匠の積層がつくる京都の「奥行き」―森田一弥
2 盛衰する水 13 純粋欄干/14 疏水の水引/15 疏水白川の立体交差/16 白川の遊泳場/17 街頭の名水
3 大衆化する遊興地 18 愛宕山遊園地の夢跡/19 保津川スプラッシュマウンテン/20 芸能神社/21 パスティーシュ・ターミナル/22 嵐山の遊歩食堂
4 賑わうキワ 23 花街横の市場/24 二条洛外の教習所/25 新京極ゲーセンコンプレックス/26 新京極映画街の浪漫跡/27 木屋町の川床と料理旅館/28 五條楽園/29 七条の金網街
5 切断されるグリッド 30 後院ブロードウェイ/31 ヘタ地の洋館/32 隅切り町家/33 隅切放射状の市場跡/34 洋風仮面の切断町家/35 三条京津線路跡の住宅/36 ツイスト町家/37 マンションロードウェイ/38 ペラペラ不動産
6 定着する辻商い 39 辻の銭湯/40 辻の床屋/41 辻の煙草屋/42 辻のコンプレックス
7 侵食するマンション 43 十字架マンション/44 街区突き抜けマンション/45 屏風マンション/46 侵食マンション
論考2 生き続ける都市 歴史都市には何が積み重なってきたのか?―魚谷繁礼
8 京都を纏うビル 47 土蔵ビル/48 和洋分裂マンション/49 横顔マンション/50 町家張付ホテル/51 格子壁ホテル
9 使い倒される町家 52 建具町家/53 駐輪町家/54 スカイ町家/55 ガレージ長屋/56 会館建築町家
10 生き残る社寺 57 錦天神/58 菅大臣社/59 五條天神宮/60 立本寺/61 跨がれ参道/62 塞がれ参道/63 アミューズメント寺/64 癌封じ喫煙所/65 置き去り門
11 潜在する祭礼 66 鬼門除け/67 御旅所の土産店/68 開閉式アーケード会所/69 マンション会所/70 山鉾の礎石/71 大文字の送り火
12 流転する祠 72 出逢い祠/73 ビルトイン地蔵/74 ヘタ地地蔵/75 ロンリー地蔵/76 左官地蔵/77 ラジオ灯籠/78 校舎上の望火楼
13 途切れなかった道 79 六道の辻/80 参道交差点/81 新町クランク群/82 鎮守杜ゴルフ場/83 東本願寺の押し出され道
論考3 京都の叙事詩を読む―塚本由晴
歴史の積層図 8つのキーワードで読む歴史の積層
あとがき

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