申し込み締め切りは9月3日まで【東京】アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー講演会 「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー講演会
「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」
TOTOギャラリー・間では、ベルギーのゲントを拠点に活動し、世界的な注目を集めつつある建築家ユニット アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下ADVVT)の日本での初めての講演会及び展覧会を開催します。
ADVVTは、自分たちがコントロールできない偶然性や既存条件も積極的に設計に取り入れながら、予算の多寡や新築・改修といった条件にとらわれず、多彩な空間を生み出してきました。
代表作のひとつ「カリタス」(2016年)は、取り壊しが進んでいた19世紀の精神科病棟の改修プロジェクトで、医師や療法士、患者とのディスカッションを重ね、屋根すら撤去されていた既存建物に温室を挿入し補修を行っただけで、多様な用途に応える開放的な空間を生み出しました。このプロジェクトを紹介した2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、時間をかけて建築と向き合う態度が、建築の未来それ自体を開かれたものにするという理解を得て、銀獅子賞を受賞しました。
教育も設計活動の重要な一部分と考えているADVVTは、本展覧会のためにこの春、東京工業大学においてワークショップを実施しました。ADVVTの作品のコンセプトを学生が読み解き、そのコンセプトを再解釈し、日本というコンテクストに挿入する際にどのように設計に反映されるかを探究することで、ベルギーと日本のコンテクストの相違だけでなく、普遍的な建築のエッセンスを抽出しようとしています。
会場ではワークショップで制作した模型やドローイングを交え、柔軟な発想で与条件をポジティブに転換するADVVTの作品と、彼らのまなざしをぜひご覧ください。
■アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー講演会
「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」
日時:2019年9月13日(金) 18:30-20:30(17:30開場)
会場:イイノホール (東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F) ⇒アクセス
定員:500名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
参加費:無料
言語:日英同時通訳
申込締切:2019年9月3日(火)
※応募者多数の場合、抽選の上、9月6日(金)までに結果をご連絡いたします。
©Filip Dujardin
建築家プロフィール
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下ADVVT)は、ヤン・デ・ヴィルダー(1968年生、写真中央)、インゲ・ヴィンク(1973年生、同右)、ヨー・タユー(1971年生、同左)によって、2010年にベルギーのゲントで設立された。ADVVTは、明快な理論と豊かな感性が結びついた前衛的な作品で知られる。彼らにとって設計と教育は不可分な存在であり、現在はベルギーのルーヴェン・カトリック大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)にて教鞭を執る。2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展において、新進気鋭の建築家へ贈られる銀獅子賞を受賞。
■アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展
会期:2019年9月13日(金)~11月24日(日)11:00-18:00
※休館:月曜・祝日 ただし11月3日(日・祝)、11月23日(土・祝)は開館
会場:TOTOギャラリー・間
(東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) ⇒アクセス
参加費:無料
TOTOギャラリー・間
TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄 委員:妹島和世/千葉 学/塚本由晴/エルウィン・ビライ
ベルギー王国大使館
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系