リポート 旅のフォトエッセイ「Kの方へ」 旅のフォトエッセイ「Kの方へ」幼なじみだったKの通夜の帰り道。午前2時くらいだったか、まわりはひっそりと寝静まっている。ひとりとぼとぼと夜道を歩いていると前方の暗闇から季節外れの蛍が1匹ゆらゆら飛んで来た。するとその蛍はボクの身体をゆるりと一周してまた闇に消えていった。「Kだ」と咄嗟に思った。いや、確かにその日はたくさん酒も飲んだし、かなり酔ってもいた。でもあれはKだった。 2018.02.07398 views