挾土秀平 特別講演+公開シンポジウム「塗り壁だけがもつ力と豊かさ」

挾土秀平 特別講演+公開シンポジウム
「塗り壁だけがもつ力と豊かさ」

(写真)伊興寺町の家  左官/植田俊彦 設計/エアサイクル産業 撮影/淺川敏 『コンフォルト別冊 土と左官の本4』(建築資料研究社刊)より

土や自然素材などをもとに壁をつくる左官は、その注目度は高く、各種メディアにも取り上げられます。しかし、その一方で、周囲にあたりまえにあった左官の壁が、一般の人の暮らしから遠くなっています。

左官壁の優しさ。壁に包まれたときのほっとした心地よさ。
土地の風土によって異なる手法や素材。
それらは、実は、次の未来の暮らしのために残したい豊かさではないでしょうか。

左官仕事の魅力をつたえる講演会と現状を語るシンポジウムが開かれます。
一般の方、設計、デザイン、施工関係の方、学生さんも、広く聞いていただける内容です。
貴重な機会なので、一度、左官の話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
詳しくは下記サイトをご覧ください。事前予約もここからできます。

日時・会場

日時:2017年10月15日(日) 15:00〜17:00 (開場 14:00)

会場:メルパルク京都(京都市下京区東塩小路町676-13)7階「スタジオ1」

定員:250名

内容

●15:00〜16:00  [特別講演 挾土秀平]

~土壁の表現の可能性と、日本らしい風景を守ること~

●16:00〜17:00 [公開シンポジウム]

~左官は、どのように未来へ継承されるべきか?~

川口正樹(三重)、山本忠和(京都)、長田幸司(神奈川) 以上左官

ゲストオブザーバー:柳沢究(建築家、京都大学准教授)

進行:挾土秀平

主催:富士川会、公益社団法人日本左官会議

協力:建築資料研究社/日建学院

入場料・お申し込み

●一般        1,500円

●日本左官会議 会員 1,000円(当日入会可 支援会員・準会員/年会費 5,000円)

●学生       1,000円

下記サイトにあるお申し込みフォームから事前予約の上、入場料は当日お支払いください。
*富士川会会員の方は、別途ご案内している方法でお申し込みください

【申込はこちらから】
http://www.sakanjapan.com/blog/?p=899

挾土秀平 Syuhei Hasado 左官 職人社秀平組代表
岐阜県高山市生まれ。30 代までは野丁場の左官として大き
な現場も仕切る。2001 年職人社秀平組を設立、自然から得
られる素材による左官を本格的に始め、物語性のある独創
的な壁を次々に発表。個展、執筆などにも才能を発揮し、海
外でも活躍。昨年はNHK 大河ドラマ「真田丸」の題字やタ
イトルバックの壁も制作。

長田幸司 Koji Osada 左官 長田左官工業代表
神奈川県小田原生まれ。祖父と父も左官。大学在学中に父
の現場でアルバイトするうちに左官の仕事に興味を持つ。東
京・千石の名左官だった榎本新吉さんに心構えを教わり、全
国の左官が集まる勉強会に参加するなどして研鑽を積む。
2007 年家業を継ぎ、地元の文化財、東京の商業施設、さま
ざまな現場で仕事する。日本左官会議正会員。

川口正樹 Masaki Kawaguchi 左官 左官川口代表
三重県大台町生まれ。高校卒業後、フレスコ、彫刻などを
得意とする会社に30 年勤め、2006 年に独立。店舗、住宅、
お茶室などの数寄屋も多く経験。久住章親方の「川久」の
現場にも参加した。若手と仕事をともにして、愛知地域のこ
れから担う若い人たちに、技術や知識を受け継いでいっても
らいたいと考えている。日本左官会議理事。

柳沢 究 Kiwamu Yanagisawa 建築家 京都大学准教授
横浜生まれ。京都大学工学部卒業。調査研究を通じて、世
界や日本の伝統的建築や民家などヴァナキュラーな建築に
数多く触れる。2001 年、職人との協働による建築を目指し、
神楽岡工作公司を共同設立。08 年京都大学で博士学位取
得。究建築研究室として設計を行いつつ、大学で教鞭をとる。

山本忠和 Tadakazu Yamamoto 左官 山本工業所代表
京都生まれ。15 歳で家業の山本工業所に弟子入り。働きな
がら京都市伏見工業高校、京都建築専門学校、京都府左官
高等訓練校を卒業。佐藤左官工業所に弟子入り。1992 年
全国左官技能競技大会優勝。同年家業を継ぎ、数寄屋、住
宅、店舗、ビルとオールマイティな技能で幅広い現場をこな
す。日本左官会議理事。

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