【BOOKS】(庭NIWA)No.255 2024夏号『眺め・愛でる小空間 中庭・坪庭』...
京都の町家に代表されるように、坪庭は古くから都市部の住まいには欠かせない空間であった。現代の坪庭や中庭は少し役割を変え、住まいや店舗などの空間全体の中で彩りを添える存在となっている。今号では、そのような現代的空間としての中庭・坪庭を中心に紹介する。
京都の町家に代表されるように、坪庭は古くから都市部の住まいには欠かせない空間であった。現代の坪庭や中庭は少し役割を変え、住まいや店舗などの空間全体の中で彩りを添える存在となっている。今号では、そのような現代的空間としての中庭・坪庭を中心に紹介する。
土地の記憶を留めつつ新たなかたちでよみがえった庭。登録記念物として申請手続きを進めたり、発掘調査が行われている庭。昔あったものに敬意を払いながら、現代に、そして未来につなぐために庭園を復元、修復するということは、庭師の仕事の大切な役割といえるだろう。今号では文化財庭園ではないが、現在進行形で庭園の価値を高めながら、次代につなぐ取り組みを行っている庭園を紹介する。
古来、日本の庭園では石が多用されてきた。1000年以上前に著された作庭のバイブル『作庭記』の「石を立てん事、まづ大旨をこころうべき也」が、今でもよく引用されるほどである。また、庭園の骨格を決めるのは石材であることは言うまでもないだろう。本特集では、さまざまな産地・石質のものが産出される石材の中でも「庭石」として役割を果たす石材と、特徴的な庭石を使った庭園を紹介する。石材は15種の丁場を訪ね、その特性を明らかにし、また地質図に掲載した石材の分布を表すなど、庭石として用いられている石材の概要の把握も試みた。
邸宅の庭は、オーナーの個性と作庭家、建築家の意図とが調和した、まさに「庭屋一如」の思想が体現された空間といえる。そのように理想的な庭づくりを実現できた庭園から、作庭のトレンドや今後の方向性を見出していく。
水と空気の健やかな循環がその土地を健全に保ち、ひいてはそこに暮らす人びとを健やかで豊かにしていく…という土中環境を意識する志向が広がりを持って受け入れられている。その背景には、環境を痛める根本原因を知り、それを解決する糸口を見つけたいという多くの人たちの思いがある。その思いに造園界はどのように向き合い、応えているのだろうか。造園家が手がけた、土中の環境を真摯に見つめ、水と空気が循環する庭を実例として紹介する。併せて『土中環境』を著した高田宏臣氏に、その先の土中環境をテーマに語っていただいた。
[庭NIWA No.244]2021年 秋号 概要 作庭は寺院にとって「無言の説法の場」であり、長く人々に親しまれてきた。昨今は...
[庭NIWA No.243]2021年 夏号 概要 庭を眺めて愉しむだけでなく、趣味の時間を愉しみ、時に家族や友人と語らう場とし...
ランドスケープアーキテクトの仕事を、昨今、建設ラッシュが続くホテル、中でも日本庭園が意識されている庭園を例にとり、紹介します。 ランドスケープアーキテクチャー=造園の違和感の理由を改めて考えてみたい。
門松、しめ飾りなど。日本には年の瀬に氏神様を祀り、新年を迎えるため、家や店舗などの門や玄関先に独自のしつらえを飾る風習がある。地域によって違いはあるが、昔からこうした正月飾りの制作は庭師の冬仕事の一環であった。 門松やしめ飾りに使用する松竹梅や藁は庭師が普段から扱う庭木や庭づくりの材料であり、扱いが慣れていることも彼らが正月飾りづくりを担っている理由のひとつだろう。 現代の住宅事情により、門松を飾る家は少なくなったが、いまのライフスタイルや気分に沿ったしめ飾りが登場し、SNSやEC販売の普及によって地域という枠を超えて、今また注目を集めている。専門誌「庭NIWA」の次号No.242では庭師の感性から生み出された正月飾りを特集する。 今回は発売に先駆けて、特集にも登場する桜花園大阪の「素朴なしめ飾り」を紹介する。
[庭NIWA No.241]2020年 冬号 概要 昨今、「老人ホーム」といっても、さまざまなタイプがあり一括りにはできない状況...