庭NIWA 2017年 秋号
[庭NIWA No.228]2017年 秋号
概要
生き生きとした庭。それは水やりや施肥、剪定といった手入れだけで維持されるのではなく、そもそもその庭の「土中環境」がどのような状態なのかにも左右される。土中環境が健全であれば、生態系の好循環が生まれ、生命力あふれる樹木や草花が生い茂る心地良い庭に、自ずとなっていく。
本特集では、土の中に着目して造園し、庭の魅力を引き出した実例を紹介する。
目次
【特集】住まいの庭 土中環境を考える
土中環境の改善が造園界の未来を拓く
高田造園設計事務所/高田宏臣氏に聞く
植物同士が調和を取り合う好循環が生み出す生態系
猪原邸
造園設計・施工=高田造園設計事務所
地面の呼吸をよみがえらせて半年で生き生きとした庭へ
池口邸
造園設計・施工=高田造園設計事務所
自然の山の尾根と谷をイメージした起伏のある庭
M邸
造園設計・施工=ナインスケッチ
“水くれ”が潤す循環する庭
K邸
造園設計・施工=中央園芸
空と地上と地中を循環させる作庭術
SURROUNDED
造園設計・施工=m28e
盛り土により生まれた築山と流れ
戒能邸
造園設計・施工=創造園
雄大な奥只見の山野から発想をえた空石積の溝と土塀のある庭
A邸の庭
造園設計・施工=創苑
石窟から湧き出る地下水を楽しむ
I邸の庭
造園設計・施工=梅田園
interview
健康な大地を取り戻すことで庭をよみがえらせる
杜の園芸代表/矢野智徳さんに聞く
連載
美×技 Vol.07
岸根邸
造園設計・施工=古平園
名庭園のある景色(第11回)
迎賓館としての品格を今につなぐ和洋併置の庭園
綱町三井倶楽部庭園(東京・港区)
取材・文=粟野 隆/東京農業大学准教授
NIWA INTERVIEW #15
作庭とはこの世のものではない別世界をつくること
建築家・建築史家 藤森照信氏
作庭に役立つ素材と技術16
涼を演出する水の庭
《新連載》NIWA PERSON #1
ビジネス3本柱で造園業界をサポートしたい
グローベン代表取締役社長 服部吉剛氏
庭師のためのREADY MADE TOOLS 06
芝刈り機 キンボシ
内と外とをつなぐ「間」の設計作法
2章―新千里南町の家03
文=竹原義二/建築家
庭木専門家に聞く植栽講座(第8回)
ジューンベリー
専門家=橋本昌博/国分農園
現場で役立つ職人の知恵と技術(第16回)
石積編⑥福島の石積
(2)花塚石・白河石
文=内田 均/東京農業大学短期大学部教授
NIWA COLUMN
みどりの力(第12回)
みどりの知恵と「生きる力」
文=矢ヶ崎朋樹/IGES国際生態学センター 研究員
時代の気分(VOL.12)
“日常”を入り口に暮らしをバージョンアップ
文=小原直花/伊藤忠ファッションシステム ナレッジ室室長
庭を巡るArt/Culture(VOL.5)
森の中の美術館
中村キース・ヘリング美術館
文=森田伸子/編集者
NIWA REPORT
花の魅力が満開
第33回全国都市緑化よこはまフェア
文=井上花子/日本造園組合連合会 事務局長
世界に通じる日本の文化を発信
第8回世界盆栽大会inさいたま/茶庭の作庭
文=押田大助/日本造園組合連合会埼玉県支部青年部長
自然との交わりから生まれた創造物
藤森照信展
―自然を生かした建築と路上観察/講演会「自然と建築」
NIWA NEWS
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228号に協力いただいた作庭家・造園家リスト
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