庭NIWA 2018年 春号 人と場を表す 前庭・アプローチ
[庭NIWA No.230]2018年 春号
概要
前庭やアプローチは「家の顔」である。その構えが家そのものを表していると言ってもいいだろう。都市部の狭小地で庭というほどのスペースが取れなくても、例えば旗竿敷地ならアプローチはつくれるし、どこの家にも門まわりのちょっとしたスペースはあるものだ。スペース的な制約があるからこそ、知恵を出し、工夫を凝らした庭づくりがある。またそこに暮らす人やその場を表すような小さな庭。そのような実例を紹介する。
目次
【特集】人と場を表す 前庭・アプローチ
庭にリズムを刻む石の波紋
H邸
造園設計・施工=涼仙
屋内と屋外を繋ぎ遮る絵画のような石壁
森脇邸
造園設計・施工=造園KAMON
石の声に導かれて生まれた立体ライン
愛媛の石
造園設計・施工=NIWANIWA
サインとギャラリー機能を備えた石積門柱
山の神硝子工房
造園設計・施工=NIWANIWA
自然の景色をモチーフに山歩きを楽しめる散策路
H邸
造園設計・施工=植信
日本の伝統技術が生み出す異国情緒あふれる絵本のような世界
大一電化社ショールームの庭
造園設計・施工=いのはな夢創園
直線的な建築に呼応する植栽の柔らかさで景観を繋ぐ
Riverside Villa
造園設計・施工=佐野友厚
手づくりの味わいを加えた景色
高橋邸
造園設計・施工=スペースジャパン
二本の川に見立てた飛石
斎藤邸
造園設計・施工=よっちゃんの庭工房
緩やかな弧を描くアプローチ
横田邸
造園設計・施工=よっちゃんの庭工房
旗竿敷地を生かして母屋へ誘うアプローチ
亀岡邸
造園設計・施工=塩の
成長の可能性を秘める庭のリフォーム最新事情
NIWA SPECIAL REPORT
文化財を守り、後世へ技術を伝える
文化財庭園保存技術者協議会の実技技能研修から
連載
美×技 Vol.08
江之浦測候所
建築設計・造園設計=新素材研究所
建築施工=鹿島建設
造園施工/茶室露地=麻布植祐
石工=小林石材
植栽=近藤植木
名庭園のある景色(第13回)
日本近代・現代の「名庭園」の系譜
取材=粟野隆/東京農業大学准教授
作庭に役立つ素材と技術18
多機能化する門まわり最前線
NIWA PERSON #3
エクステリアの力で日本の街並みを美しくしたい
セキスイデザインワークス代表取締役社長 清水厚志氏
庭師のためのREADY MADE TOOLS 08
ブロア(ハスクバーナ・ゼノア)
現場で役立つ職人の知恵と技術(第18回)
石積編⑧栃木の石積
(2)大谷石
文=内田均/東京農業大学短期大学部教授
未来を植える人びと 植木生産者を訪ねて(第2回)
小林治人/小林槭樹園
《新連載》古来の庭園造作・環境づくりに学ぶこれからの造園(第1回)
水脈環境を守ることは暮らしを守ること
文=高田宏臣/高田造園設計事務所
NIWA COLUMN
みどりの力(第14回)
庭はだれのものか
文=冨永美保+伊藤孝仁/建築家
時代の気分(VOL.14)
アウトドアアクティビティはデジタル時代に必要不可欠なコンテンツ
文=小原直花/伊藤忠ファッションシステムナレッジ室室長
庭を巡るArt/Culture(VOL.7)
見えない都市を可視化する:都市に開かれた演劇
文=森田伸子/編集者
NIWA REPORT
高田宏臣氏によるセミナー「土の中から庭を考える」
季刊『庭NIWA』編集部とE&Gアカデミー共同開催
建築と庭が協働する理想のかたち
荻野寿也・横内敏人・伊礼智 クロストーク
建築と植栽の設計手法
ハプニング続出で波乱の展開
第44回技能五輪国際大会 アラブ首長国連邦・アブダビ大会
取材・文=井上花子/日本造園組合連合会 理事
都心に残された数寄の苔庭
第9回庭園技術連続基礎講座
田中泰阿弥の庭と建物・瀬川邸見学
大地に関する多角的な議論の場
第1回都市環境サミットKYOTO
取材・文=押田大助/大地の再生講座 結の杜づくり 理事
気づきの場となった版築土塀講習会
「住宅庭園の現場にて版築土塀を学ぶ」に参加して
取材・文=茂庭甲子/奥州造園
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