[連載][修士・院生を追え!]#4【中編】買い出し
2024年1月某日 レモン画翠
前回に引き続き、模型製作のために訪れたレモン画翠で必要な材料を探し中…。
4階、3階、4階…と各フロアを行き来しながら、豊栄氏の模型製作の為の材料探しに密着。
豊栄氏:そういえば、軽トラの模型を探してたんです。どこにあるのかな…。
──軽トラの模型…あ!これじゃないですか?少し小さめのもありますね!
豊栄氏:あ!いいですね!あぁ、でもこれ2つ入りで825円か…。高いな(笑)
──確かに…。いくつか置きたいってなるとちょっと値が張りますよね。
豊栄氏:うーん…今回はちょっと諦めます(笑)自分で簡単に作るので!
──ご自身で作れるものなんですか!?さすがですね…。完成楽しみにしてます!
2つセットで825円(2024年1月時点)。自動車模型は作品にポンと置けて見栄えも良く簡単だが、お値段が少々張るので見送りに。豊栄氏自作の軽トラ自動車模型の完成も、ひそかに私たち取材班の楽しみのひとつとなった。
2階へ移動。
2階は製図用紙や水彩紙の他、様々な用途で使えるカラーペーパーが揃っている。
大きさや色はもちろん、紙それぞれの質感に特徴があり、でこぼこしたものや線が規則的に施されているものなど、建築学生の様々な要望に合わせた商品が並んでいた。
──その黒い紙はサイズも大きいですね!模型のどの部分に使われるかお聞きしても?
豊栄氏:これで『瓦の屋根』を表現しようと思っています。表面がちょっとでこぼこ、ざらざらしていて凹凸もあるのでちょうどいいかなと。
──(紙に触る)あ!本当ですね!触り心地は紙やすりっぽいですね。段になっている線も入ってるから、これは確かに瓦を表現出来そうですね!
黒い紙で模型の瓦屋根を表現すると言う豊栄氏。そこには、模型の細部にまで妥協なくこだわる豊栄氏の熱意が感じられた。
材料のピックアップも一通り済み、いよいよお会計へ。
気になる金額は…
計40点で10,755円。
1番大きいサイズのレジ袋にまとめてもらってひとまずレモン画翠での買い出しが終了。
課題や卒業設計の買い出しで、この大荷物を毎回持ち帰る建築学生の苦労が身に染みた。
──この後は大学に戻って制作に入るんでしたよね!荷物も重いですしよかったら大学の前までお持ちします!
豊栄氏:実は…もう少し買い物がしたくて…。東急ハンズに行こうかなと…
──ぜひお供させてください!!!
つづく
今回の担当記者T 元文系学生/卒論のテーマは「美術館来場者の楽しみ方の変容」
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