【BOOKS】住宅建築 2020年4月号「骨格とディテール」

[住宅建築 No.480]2020年4月号

概要

建築家・高須賀晋(2010 年没)が手掛けた住まいには、時代を経ても変わらない美しさがある。高須賀さんのシンプルで美しいデザインを支えるのがディテールだ。納まりだけでなく、細部の寸法関係、素材や仕上げも含めてがディテールであり、それらが建築全体に影響を与える。特集では、高須賀さんの言葉と作品、詳細図を掲載。合わせて、シンプルさと美しさを有する、現代の建築家による住宅7 軒を紹介する。

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目次

【特集】骨格とディテール

シンプルと〈いき〉と  論=高須賀晋

写真=畑亮

伸びやかな平屋建が生む普遍的な美
茂原の家Ⅲ
設計=高須賀晋

わたしの手法  論=高須賀晋

写真=畑亮

高須賀晋詳細図集

3つの屋根が連なる河畔の住まい
和泉の家
設計= TORU SHIMOKAWA architects

写真=八代写真事務所

骨太な構造体とディテールをもつおおらかな住まい
木組みの舎
設計=前田建築設計室/前田真佑

写真=笹倉洋平

厳しい自然環境と向き合うたしかなかたち
勝浦の家
設計=唯島友亮建築設計舎

写真=傍島利浩

住宅と事務所を繋ぐ反屋外空間
水戸の家
設計=岩瀬卓也建築設計事務所

写真=垂見孔士

陶芸の町のケヤキとサクラを愛でる住まい
笠間の家
設計=岩瀬卓也建築設計事務所

写真=垂見孔士

回廊で母屋と緩やかに繋がるハナレ
広陵の家
設計=吉村理建築設計事務所

写真=笹倉洋平

山間の集落に佇む 深く大らかな屋根
八百津のいえ
設計=赤座建築デザイン事務所/赤座伸武

写真=白谷賢

シリーズ

森と人と建築と 第14回
稲本正の今
電子と伝統の森から
企画・監修=落合俊也

インタビュー アロマで人と森を結ぶ
稲本正×落合俊也

☆学生におすすめ☆
研究室からフィールドへ 第43回
社会問題から建築を考える
豊島福祉プロジェクト、地域善隣事業ほか
明治大学理工学部建築学科園田眞理子研究室

連載

INTERIOR 第11回 -Growin Together-
Adrienne & Carmine
MIKI TAKASHIMA

講演会レポート

「ふたつの海外建築に学ぶ」
川上聡「メキシコ建築の地域性」
落合俊也「ジェフリー・バワとラキ・セナナヤキ」

書評

評者=大松俊紀
『日本建築の根』
二川幸夫、伊藤ていじ 著 (美術出版社、1962年)

『間(ま)・日本建築の意匠』
神代雄一郎 著 (鹿島出版会、1999年)

 
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