カテゴリー: 研究室紹介

様々な大学の研究室を紹介しています。

  • 【Lab.】東京理科大学 高橋治 研究室 (建築構造・材料系)

    【Lab.】東京理科大学 高橋治 研究室 (建築構造・材料系)

    【Lab.】東京理科大学 高橋治研究室 (建築構造・材料系)

    研究室情報

    概要
    学校名:東京理科大学
    学科名:工学部 建築学科
    分野:建築構造・材料
    分類:新素材、免震、制震、風力発電施設
    担当教員:高橋治[教授]
    キャンパス:葛飾キャンパス
    所在地:〒125-8585
    東京都葛飾区新宿6-3-1
    東京理科大学 研究棟7F
    HP:サイトはこちらから

    キーワード
    #構造
    #材料
    #構造設計
    #防災
    #減災
    #耐震
    #三次元免震
    #オイルダンバー
    #制震
    #免震装置全般
    #シェルター

    主な研究テーマ

    ・防災・減災・耐震
    ・三次元免震、オイルダンパー、制振・免震装置全般
    ・シェルター、コンテナハウス
    ・新素材(カーボン、アラミド、ポリウレア、αゲルなど)を扱った建築設計・製品開発

    コンセプト
    2015年4月に建築構造分野を主な研究分野として発足した研究室です。
    「構造技術で社会をデザインする」
    「守るべきもののために謙虚な姿勢で挑み続ける」
    この2つを目的として研究活動を日々行っております。
    近年は、新素材・新技術を用いた防災の研究に関しても注力しております。

    プロジェクト紹介

    【富山県・射水市】創業100年以上の銭湯改修プロジェクト(2022-)

    富山県射水市にある旧荒屋鉱泉は明治42年創業以来、100年余り地域住民に愛された銭湯でした。しかし建物の設備の老朽化などが原因で2015年に閉業してしまいました。この旧荒屋鉱泉を耐震改修し、再活用させることがこのプロジェクトの目的です。本改修プロジェクトにおいて設計・施工は高橋研究室のメンバーで行っております。リノベーションでは外壁に富山県産の焼杉を、内装材として、杉や檜の突き板を利用し、木の香る建物へと生まれ変わらせます。

    耐震改修後は空き家を再活用し、地域の人々が気軽に利用できる施設として利用していく予定です。また、定期的に地域の子供達と大学生が交流できる施設を目指します。

    ◯実測及び図面復元(2022)|銭湯改修プロジェクト

    1F平面図
    2F平面図

    築100年以上の建物であるため図面が存在しません。
    そのため、2022年の5月にプロジェクトメンバーで現地を訪れ建物の実測調査を行い、図面を復元させました。

    ○コンクリートブロック塀の調査、補強(2022)|銭湯改修プロジェクト
    Before imageAfter image
    コンクリートブロック塀の倒壊はとても危険です。過去には、小学生が下敷きになってしまい亡くなってしまうという悲惨な事故が起きています。
    《荒屋鉱泉》の建物の東側と西側には高く積み上げられたコンクリートブロック塀があります。5月にコンクリートブロックの積み上げ方、鉄筋の有無を確認しました。
    そして、7月にはポリウレアを用いてコンクリートブロック塀の補強を行いました。事前の実験でポリウレアを塗布することで強度が2倍になることを確かめています。

    ◯ドローンを用いた屋根瓦の破損状況及びズレの確認、棟瓦の補強(2022)|銭湯改修プロジェクト

    屋根に登っての確認には危険が伴います。そのため、ドローンを用いて建物の屋根を撮影し、瓦の破損状況やズレを確認しました。
    また、7月には棟瓦の補強を行いました。
    Before imageAfter image
    〇1階焼杉外壁施工(2022)|銭湯改修プロジェクト
    Before imageAfter image
    1階外壁に焼杉を使用しました。富山県の県産材を使用しています。焼杉を外壁として使用することで、防虫効果などが期待されます。
    焼杉制作から施工まで地元企業さん御協力の元、全て学生が行いました。焼杉制作では、富山県氷見市の岸田木材株式会社さん、施工では、富山県射水市の米田木材株式会社さんに御協力していただきました。
    焼杉制作には「三角焼き」と呼ばれる方法を採用し、長さ4mの杉板を計156枚焼きました。

    施工では、事前にフレームを製作し、焼杉フレームを荒屋鉱泉に貼り付けていきました。フレームを貼り付けることで時間を短縮させることができます。
    焼杉フレームは、焼杉縦貼り、斜め貼りの2通りで行いました。斜め貼りをすることで耐力向上が期待されます。

    〇柿渋塗料製作(2022)|銭湯改修プロジェクト

    富山県、南砺市の農家の方から頂いた青柿10kgを使って柿渋塗料を製作中です。
    青柿をミキサーなどで細かく砕き、水に浸して3日ほど寝かせた後に、木綿の布を使って絞りました。
    再び数ヶ月寝かせた後に、荒屋鉱泉の柱などに塗る予定です。

    〇津波シェルターを用いた解析と実験(2022~)

    株式会社小野田産業の津波シェルターを共同研究として、解析・実験を行っている。
    この津波シェルターの特徴は、素材が発泡スチロールにポリウレア樹脂を塗布していることである。
    ポリウレア樹脂は耐衝撃性に強く、また速乾性もあることから、建築にも使われることがあり、アメリカ国防総省の本庁舎であるペンタゴンにも採用されている。
    高橋研究室では、解析ソフトを用いた検証、振動台を用いた振動実験などを行い、安全性の検証を行っている。
    解析ソフトでは実際のモデルを元にさまざまな方向から荷重を加えて、破断するかの確認を行う。
    振動実験では、実際の地震を想定した際のシェルターの安全性を屋根に錘を乗せた状態で確認を行う。

    既存コンクリートブロック塀と組積造壁の崩落防止としてポリウレア塗装とアラミド新素材を用いた補強に関する研究(2019、2020年)


    大阪府北部地震によって、ブロック塀が崩落し、下敷きになりその後ブロック塀は危険な塀であったと発覚した。東京理科大学高橋研究室では、既存の組積造の建築物に対して崩落を防止する補強方法を探求するため、既存コンクリートブロック塀と組積造壁の崩落防止としてポリウレア舗装とアラミド新素材を用いた補強に関する研究を行った。
    実験はコンクリートブロック塀にアラミドシート、ポリウレア、アラミド繊維ポリウレアシート、鋼棒を用いた6個の試験体を作成し、実施した。
    結果はポリウレアとアラミド織り込みの荷重が鉄筋の3倍の数値を示し、ポリウレアとアラミド織り込みの試験体が最も良い結果となった。

    教職員情報

    高橋治 (教授)
    略歴
    1989年 東京理科大学 工学部 I部 建築学科 卒業
    1991年 東京理科大学大学院 工学研究科建築学専攻 修士課程修了
    1991年4月 – 1993年4月 (株)構造計画研究所 解析技術部
    1993年4月 – 2004年7月 (株)構造計画研究所 構造設計部
    2004年7月 – 2012年7月 (株)構造計画研究所 構造設計部 部長
    2006年 東京理科大学 工学研究科建築学
    博士号(工学)取得 (論文博士)
    2007年7月 – 2012年7月 (株)構造計画研究所 執行役員
    2011年7月 – 2012年7月 (株)構造計画研究所 西日本設計部 担当役員
    2012年7月 – 2014年10月
    (株)構造計画研究所 執行役員 技師長 品質保証センター 副センター長兼建築構造営業部担当役員
    2014年10月 – 2015年2月 (株)構造計画研究所 執行役員 技師長 構造D&E担当役員
    2015年 4月 東京理科大学 工学部 建築学科 教授
    2016年 7月 東京理科大学発ベンチャー企業 (株)サイエンス構造 設立
    2019年 10月 (一社)新構造技術普及協会 相談役
    先生からひと言

    2015年4月に建築構造分野を主な研究分野として発足した研究室である
    https://tus-o-takahashi.jp/about_the_lab/
    母校で実務の実践的な取り組みで、自然災害で誰も悲しい涙を流さないように向き合っていける教育を心掛けている、ミッションキーワードは、
    「構造技術で社会をデザインする」
    「葛飾発の構造技術を世界発に発信する」
    「守るべきもののために謙虚な姿勢で挑み続ける」
    など、を目的として教育・研究活動を日々、実践している
    近年は、新素材・新技術を用いた防災の研究に関しても注力しており、「卒業後は胸を張って、高橋(治)研究室出身です」、職場や業界で活躍する学生たちに期待している

  • 【Lab.】関西学院大学 八木康夫研究室 (建築設計・都市空間デザイン)

    【Lab.】関西学院大学 八木康夫研究室 (建築設計・都市空間デザイン)

    お知らせ

    2021.4.1  関西学院大学建築学部開設。詳細

    2020.4.1  研究室名称を「建築+都市空間デザイン研究室(Architecture & Urban Design Lab)」に改称します。
    2020.2.15 地方創生プロジェクト「夏の家・冬の家」プロジェクトスタートしました。詳細

    研究室情報

    学校名 関西学院大学
    学科名 総合政策学部・大学院総合政策研究科
    2021年4月より建築学部建築学科(新設)に所属
    分類 建築設計・都市空間デザイン
    担当教員 八木康夫[教授]
    キャンパス 神戸三田キャンパス
    所在地 〒 669-1337兵庫県三田市学園2-1
    HP http://kg-sps.jp/blogs/yagi/
    キーワード #建築デザイン
    #都市空間デザイン
    #まちづくり
    #地域再生
    #持続可能性
    主な研究テーマ
    建築と都市が不可分であることから「視て、学ぶ」ことを基礎として、「建築」を形態・機能・身体・行為との関わりの中からアプローチし、街に出てそれがどの様に機能しているかこれからの社会のあるべき姿はどうあるべきかと言うスタンスで建築デザインと都市空間デザイン探究しています。さらに、そのプロセスで生じる作業において、学生達が洗練された建築ソリューションを設計および実行できるための建築教育プログラムを探究しています。
    コンセプト
    建築デザイン、未来社会に役に立つデザイン、ライフスタイルと建築、その場所のデザインコードを探す

    プロジェクト情報

    BOXタイトル

    BOXタイトル

    <竹田城跡に頼らない観光まちづくり — 地方創生朝来モデルの構築—>
    「夏の家・冬の家」プロジェクトスタート

    竹田城跡に頼らない観光まちづくりの一貫で、地域創成モデルとして「朝来モデル」の構築に向けての展開の一つとして「夏の家・冬の家」プロジェクトをスタートしました。気軽に住んでみる「半定住」、その場所の季節を楽しんでみる「半定住」などなど、朝来との関係人口増を目的しています。

    〈 ロケーション 〉

    〈 提案事例 〉

    野村晃紀案

    【NEW】進行中のプロジェクト紹介 2020.2.15
    <竹田城跡に頼らない観光まちづくり — 地方創生朝来モデルの構築—>
    「夏の家・冬の家」プロジェクトスタート

    竹田城跡に頼らない観光まちづくりの一貫で、地域創成モデルとして「朝来モデル」の構築に向けての展開の一つとして「夏の家・冬の家」プロジェクトをスタートしました。気軽に住んでみる「半定住」、その場所の季節を楽しんでみる「半定住」などなど、朝来との関係人口増を目的しています。

    〈 ロケーション 〉

    〈 提案事例 〉

    野村晃紀案

    東村丈案

    石田泰寛案

    岩根大生案

    過去のプロジェクト紹介

    <竹田城跡に頼らない観光まちづくり — 地方創生朝来モデルの構築 —(2015-)>

    2005年度の朝来市竹田城跡の入城者数はおよそ1万2000人でしたが、2013 年のグーグル CM で「日本のマチュピチュ」と紹介されたことにより、その数が50万人にも達しました。しかし滞在型ではなくスポット型の観光地であり、その恩恵は地元経済に対して少ないものでした。

    この背景から学生らしい斬新な発想と専門知識を駆使し「そこにしかないまちの魅力」を発掘するための「竹田城跡にだけ頼らない観光まちづくり」を目指し、学生達と朝来市職員、地域住民、神戸新聞社と連携し、フィールド調査やシンポジウムを開催するなど、活動展開をしている。

    2016年3月には県の補助金を活用し竹田地区内の閉園した保育園を改修し、朝来の活動拠点となる「関西学院大学サテライトスタジオ」を開設。設計を研究室で手掛け、工事期間中大学院生は現場監理として毎日通った。同年11月には関西学院大学と朝来市の間で包括連携協力協定が結ばれ、以後、八木研究室では「地方創生朝来モデル」構築を目指し活動展開している。

    <GRM5Project — 木造共同住宅のリノベーション設計の提案を行う実践的インターカレッジプロジェクト —(2017-2018)>


    阪急電鉄神戸線・武庫之荘駅から徒歩7分、兵庫県尼崎市にある1985年に建てられた木造賃貸アパート「グリーンルーム武庫之荘5号館(GRM5)」。木造住宅2階建・棟割りの賃貸アパートで、関東では「木賃アパート」、関西では「文化住宅」と呼ばれ、1960年代から80年代に都市部の急激な人口増加に対応するため、大量に供給された建物である。こうした古い木造共同住宅のほとんどが老朽化などにより、役割を見直す時期にきているが、当初は解体して立て替える予定であった「グリーンルーム武庫之荘5号館(GRM5)」は、オーナーである大阪建設が解体するよりも大学と協働して面白いリノベーションができないかと考え、一棟まるごとリノベーションの教材として大学へ提供することとなった。

    2017年5月にプロジェクトの方針を決定、同年6月にキックオフミーティング、7月に実施案のデザインレビューを行う。12戸あったGRMを2戸1化し、6戸として、既存外部階段は一部撤去し、廊下は住戸のバルコニーとする計画となった。関西学院大学、大阪大学、武庫川女子大学の各大学の学生が2戸ずつ設計し、全15案から各校2案を選出した。学生による基本設計が終了した後、実施設計を平田建築設計、施工を創真建設が担当し、2018年2月に着工し同年6月に竣工。第15回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞で奨励賞を受賞した。

    総合政策学部 都市政策学科(指導教員:八木康夫 教授・原哲也 教授・髙橋彰 助手)
    参加学生(16名):足立遥・石田元・上山瑞穂・大岩利佳子・越智加奈恵・金森史佳・黄理琦・酒井悠菜・櫻井達也・高濱和泉・平野栞・西川真央・堀之内信・眞木杏夏・増本かほる・龍本雄大

    「SINK AND FLOAT」:パース

    「SINK AND FLOAT」:南北断面図

    「塔のある家」:模型

    「塔のある家」:南北断面図

    【NEWS】


    総合政策学部都市政策学科の学生らが、第15回「集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」奨励賞を受賞https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/news_20180712_020230.html

    <京都建築スクール — 40年後、2050年の都市のカタチを構想する —(2013-2015)>

    京都建築スクールは「都市のカタチを構想すること」この趣旨のもと、京都に所在する大学・学校教員の有志を中心に2009年にスタートし、京都のほか、大阪、兵庫から約100名の学生が参加するインターカレッジの都市デザインスタジオである。

    現在、高齢化と人口減少の進行、地球温暖化の進行という二つの危機に直面している中、これらの危機に対処するため、都市の再編あるいはコンパクト化が急がれなければならず、もはや建築単体のデザインを競い合う時代は過ぎ去り、都市の未来を構想しなければならない。

    「リビングシティを構想せよ」という全体テーマのもと、40年後、2050年の都市のカタチの構想を課題とし2013年~2015年の3年度にわたって、商業・居住・公共の三つの基本的都市機能に一つずつ取り組み、都市への多角的なアプローチに取り組んでいった。

    -2013年度「商業の場の再編」-

    〈交換〉は都市を都市たらしめる本質的な機能のひとつである。その典型が〈商業〉であり、空間的には〈市場〉といえる。市場は線状に伸張し商店街=〈線〉を形成し、繁華街=〈面〉へと発展してきた。しかし今日、多くの商店街が衰退している。そこで〈商業〉を広く〈交換〉と捉え、生き生きとした商業の場を提案した。

    子育て支援都市

    -2014年度「居住の場の再編」-

    〈居住〉は20 世紀の近代都市では機能分化が進められ、ビジネスセンター、商業センターなど人が住まない地域が生み出される一方で、家だけが建ちならぶ住宅街が形成されてきた。しかし高齢化人口減少時代に入り、空き家、空き室が増え、地域の活力が失われつつある。はたして2050 年、人々はどのように暮らしているだろうか。居住のための「都市のカタチ」を提案した。

    Urban Kitchen

    -2015年度「公共の場の再編」-

    都市のパブリックな空間というとすぐに広場が思い浮かぶが、日本の都市計画法には「広場」の規定はほとんどなく、かろうじて「交通広場」が規定されているくらいである。交通広場の代表的なものに駅前広場があるが、それは大量の人の流れをさばくための場所であって、待ち合わせなどの一時的な滞留しか認められていない。しかるに、日本の都市は広場をつくってこなかった。公共と民間が融合しつつある現在、多様な〈公共の場〉がありえる。都市における公共とはいったい何なのか。この根本的な問いを考えつつ、新しい公共の場を提案した。

    タカラヅカ・リヴァイヴァル

    教職員情報

    八木康夫[教授]
    京都生まれ
    大阪大学大学院工学研究科建築工学専攻博士後期課程単位取得修了。
    立命館大学理工学部准教授を経て、2010年より関西学院大学総合政策学部都市政策学科教授。
    専門:建築意匠

    先生からひと言
    関西学院は1889年に神戸の原田の森に創立されました。大学創立から130余年の歳月が流れ、2021年4月に建築学部建築学科が開設されます。私が2010年に立命館大学理工学部建築都市デザイン学科からこの関学に移籍し10年が経ちましたが、関西学院で建築学部が誕生すると言うことに新しい建築の学びを展開していくという使命と責任を感じています。

    関学建築では「工学」と「芸術」をプラットフォームに、人・もの・場所の関係を読み取り、建築と社会の回路をひらく”マネジメント”についても学びます。新しい「関学建築(KGSA)」の学びを期待してください。

    関連書籍
    住宅建築 No.471(2018年10月号)研究室からフィールドへ第36回

    『GRM5 Renovation Project――兵庫県尼崎市武庫之荘』
    関西学院大学/大阪大学/武庫川女子大学

    京都建築スクール


    『京都建築スクール2015 リビングシティを構想せよ[公共の場の再編]』


    『京都建築スクール2014 京都建築スクール 2014 リビングシティを構想せよ [居住の場の再編]』

    『京都建築スクール2013 リビングシティを構想せよ [商業の場の再編]』

  • 【Lab.】法政大学 川久保俊研究室 (建築・都市環境)

    【Lab.】法政大学 川久保俊研究室 (建築・都市環境)

    【Lab.】法政大学 川久保俊研究室 (建築・都市環境)

    お知らせ

    2019/4/21  川久保先生が講演会講師として登壇いたします。【2/22 @群馬】「SDGs×建築×環境」第1回 地域から考えるSDGs⇒詳細はこちら
    2019/4/21  SDGsに関する研究成果がテレビで放送されました⇒詳細はこちら
    2019/3/14  川久保研究室の学生が若手優秀研究報告賞を受賞しました⇒詳細はこちら⇒詳細はこちら
    2019/2/13  川久保准教授が地方創生SDGs国際フォーラムに登壇しました(2/13)⇒詳細はこちら

    研究室情報

    概要
    学校名:法政大学
    学科名:デザイン工学部建築学科
    分類:建築・都市環境
    担当教員:川久保俊[准教授]
    キャンパス:市ヶ谷田町キャンパス
    所在地:〒 162-0843
    東京都新宿区市谷田町2-33
    情報:

    HP:https://kawakubo-lab.ws.hosei.ac.jp
    https://www.facebook.com/KawakuboLaboratory/
    :https://www.instagram.com/kawalab.hosei/

    キーワード
    #建築環境 #都市環境
    #持続可能性 #健康維持増進
    #スマートハウス #スマートシティ
    #サステナブルタウン
    #サステナブルシティ
    #建築環境総合性能評価システム(CASBEE)
    #持続可能な開発目標(SDGs)

    主な研究テーマ

    世界の共通言語SDGsを活かしたまちづくりに関する研究

    その他研究テーマ

    研究進捗状況の発表の様子
    ・公開統計情報に基づく自治体の持続可能性評価に関する研究
    ・建築産業におけるSDGsの主流化に関する研究
    ・住民の健康維持増進に資する住環境整備に関する研究
    ・快適な睡眠環境の創出に向けた研究
    ・生体情報に基づく快適性評価に関する研究
    ・ICT技術を活用したスマートハウスの実現に向けた研究
    ・建築分野における気候変動緩和策・適応策に関する研究
    ・建築環境総合性能評価システムCASBEEの開発

    コンセプト

    建築・都市のサステナブルデザイン

    環境と開発に関する世界委員会が1987年に公表した報告書「Our Common Future」の中で「持続可能な開発」という概念が提唱されました。現代に生きる我々のことだけでなく、将来生まれてくる子供や孫、そしてさらにその先のジェネレーションのことにも思いを馳せながら開発を行っていくべきという世代間倫理の考え方が打ち出されたものです。この持続可能な開発という考え方を建築・都市デザインに活かす研究を行っています。
    建築・都市はその他の人工物と比較して寿命が非常に長く、長期間且つ広範囲にわたって大きな影響を与えます。だからこそ、初期の「デザイン」の段階から、人間や経済、社会、環境などへおよぼす影響を予測・評価することが重要です。そのために、環境工学だけでなく、経済学、社会学、心理学、地理学、情報科学、医学など分野の垣根を超えた学際的なアプローチで建築・都市のサステナブルデザインのあり方を模索しています。

    SDGs

    世界を変えるための17のゴール

    持続可能な開発目標(SDGs)とは、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として位置づけられているもので、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核をなす2030年までの開発目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成され,地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)包摂的な社会の必要性を謳っています。
    SDGsは発展途上国のみならず、先進国にも適用されるユニバーサル(普遍的)なものです。その広範なゴールの達成のためには、国だけでなく、地方自治体や民間企業、教育研究機関、NGO/NPO、市民社会などの様々な関係者のパートナーシップが必要不可欠と言われています。既に国内外で多くの関係者がSDGs達成に向けた行動を開始しています。

    プロジェクト紹介

    持続可能な地域社会の実現に向けたビジョンの提示に関する研究(2015-)

    “Think Globally, Act Locally”の考え方にならってグローバルな開発目標であるSDGsを地域に落とし込んで取り組む「SDGsのローカライズ」の動きが盛んになりつつあります。国内外の各地でSDGs達成に向けて取り組む関係者を支援することも目的にSDGsに関わる先駆的な取り組みや成功事例を登録・検索・共有することを可能とする『ローカルSDGsプラットフォーム』(https://local-sdgs.jp/)の開発を行っています。
    建築産業におけるSDGsの主流化に関する研究(2018-)
     人口減少や少子高齢化が進む中、建築需要や産業全体の縮小が見込まれていますが、我々の日常生活を支える「総合生活産業」としての性格を有する建築産業は消滅することはないですし、誰かが支え続けなければなりません。そこで、建築産業にSDGsの理念を持ち込み、持続可能な産業構造へ変革させていくための方法論を研究しています。(参考書籍: 建築産業にとってのSDGs: 導入のためのガイドライン)
    サステナブル建築の普及展開に関する研究(2013-)
     現代人はその生涯のうち約9割を建築の内部で過ごすと言われており、建築環境の良し悪しが建物利用者の健康性や快適性、生産性などに多くの影響を及ぼします。一方で多量の資源を消費し、地球環境に悪影響を与えがちです。そこで、健康・快適・生産性向上・省エネ・省資源・脱炭素等に資するサステナブル建築のあり方を模索すると共にその普及展開方法に関して研究しています。
    教職員情報

    川久保 俊(教授)
    法政大学デザイン工学部准教授。1985年生まれ。
    慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業、
    慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻修了。
    2013年に博士(工学)の学位を取得。
    その後、法政大学デザイン工学部助教、専任講師を経て、
    2017年より現職。専門は建築環境工学・都市環境工学。
    環境工学の視点から未来のあるべき建築・都市像を探求中。
    主な受賞歴:日本建築学会奨励賞、日本都市計画学会論文奨励賞、山田一宇賞等。
    先生の学生時代
    20世紀から21世紀に切り替わるタイミングで放送されたNHKの『世紀を越えて』というドキュメンタリー番組の内容を今でもふとした時に思い出します。当時私は中学生でしたが、経済、社会、環境にかかわる様々な課題が取り上げられ、子供ながらこのままでは地球と人類の未来は危ないのではないかと大きな危機感を持ちました。小学生の頃から将来は研究者になって世の中に役立つ研究に関わりたいという漠然とした夢は持っていましたが、その夢が明確になったのはこの番組を見たあたりからだったように思います。
    大学進学後、将来の研究テーマをどうしようかと迷っていた時に恩師の村上周三先生、伊香賀俊治先生に出会い、両先生の指導の下で文字通り寝る間を惜しんで研究に打ち込みました。大きなビジョンを描くことや研究の新規性や将来性を重要視する村上先生と研究の実現可能性や社会への成果還元を重要視する伊香賀先生の両先生からは本当に多くのことを学ばせていただきました。もとより要領が悪く、なかなか研究成果が出ずに辛い時間が続くことも多かったですが、その分成果が出た時の喜びは大きかったですし、何ものにも代え難い貴重な経験を積ませていただきました。恩師から学んだことを今度は少しでも自分の指導する学生に伝えていければと思いながら日々の研究教育活動にあたっています。
    先生からひと言
    我々の研究室では『サステナブルデザイン』をテーマとして掲げています。先人の築き上げてきた経験や知恵、伝統などを受け継ぎながら現在に生きる我々の生活を豊かにすると共に子供や孫などの次のジェネレーションに良い形でバトンパスしていくこと。つまり、過去・現在・将来という時間軸や人と人のつながりを意識しながら自分に今何ができるかを考えることが大事だと思っています。私自身駆け出しの大学教員で自身の至らなさを日々痛感していますが、研究室の学生達と共に考えながら少しずつ前進していければと考えています。
  • 【Lab.】東京理科大学 伊藤裕久研究室 (建築歴史・意匠系)

    【Lab.】東京理科大学 伊藤裕久研究室 (建築歴史・意匠系)

    【Lab.】東京理科大学 伊藤裕久研究室 (建築・地域計画、建築設計系)

    お知らせ

    2021.06.23 [プロジェクト情報追加]国分寺崖線沿いの住宅 ―「ICU教員住宅」の保存・活用計画 ―(2018-)[こちらNEW
    2019.6.19 雑誌 住宅建築(建築資料研究社)に本研究室プロジェクトが掲載されました。
          特集:建築室からフィールドヘ第40回 『甲府市武田氏館跡歴史館基本計画』⇒詳細はこちら

    研究室情報

    概要
    学校名:東京理科大学
    学科名:工学部 建築学科
    分野:建築史・意匠
    分類:都市史、建築史、保存・再生計画
    担当教員:伊藤裕久[教授]
    キャンパス:金町キャンパス
    所在地:〒125-8585
    東京都葛飾区新宿6-3-1
    HP:サイトはこちらから

    キーワード
    #建築史 #都市史
    #都市計画史 #居住環境史
    #都市デザイン #都市・集落景観
    #祭礼空間 #市場空間
    #コモンスペース #宗教空間
    #地域文化財 #保存再生計画
    #リノベーション #歴史的町並
    #近代和風建築 #東アジア(中国・韓国・台湾)

    主な研究テーマ

    ・江戸・東京に関する都市史・建築史研究
    ・日本の歴史的街並に関する調査研究
    ・東アジア(中国・韓国・日本)の都市史・建築史研究
    ・都市環境保全と保存・再生計画に関する調査研究とプロジェクト

    コンセプト

    “社会の変化”に応じて、建築や都市がどのように変わっていく必要があるのか

    本研究室では、日本やアジアを中心に建築や都市デザインの歴史について、芸術、文化、技術、生活、社会、経済などの側面から総合的な調査研究を行っています。また近年では、歴史的な建物や町並み景観を生かしながら環境に優しいまちづくりをしていこうという動きが見られますが、こうした歴史的環境の保存・再生計画についても積極的に取り組んでいます。

    プロジェクト紹介

    江戸・東京における祭礼調査(2000-)
    祭礼風景
    東京の都市空間は近代化によって大きく発展し、伝統的地域コミュニティを分断・破壊してきたが、氏子域をグループの単位とした祭礼は現在まで受け継がれている。そこで地域社会における人間関係の絆としての役割を担っている祭礼には、都市形成過程や日常では見られない伝統的地域コミュニティなど、様々なものが可視化していると考えられる。
    長らく、伊藤研究室では祭礼空間の変容を研究するため、様々な地域における祭礼集団を対象に、例大祭の日にあわせて研究室のメンバーを総動員し、氏子会ごとの祭礼調査を行っている。調査ではグループに分かれ祭礼集団が展開する拠点ごとにヒアリング調査と実測調査を行っており、これらの結果を日本建築学会にて報告を行っている。また、近年では主に荒川区の素盞雄神社・諏訪神社・尾久八幡神社の祭礼調査を行っており、2015年度より荒川区と共同の調査を実施している。
    • 祭礼拠点
    春日大社の社家住宅の保存に向けて ―「藤間家住宅」の保存・活用計画 ―(2017-)

    かつて、奈良県奈良市高畑町には春日大社の社家や禰宜が生活していた。現在でも社家町の景観を留めた門構えと土塀の連なる閑静な町並みが残されている。中でも藤間家住宅は唯一の社家住宅として現存している。一方でこの住宅も深刻な老朽化が進んでおり 2017年4月、当住宅の実測調査を始めた。調査結果として、18世紀の古い社家住宅としての建築的特徴を残しつつ、近代以降の神職の生活を垣間見ることができる貴重な住宅であることがわかった。この結果を受け、2017年10月頃から当主の方と共にこの住宅を活用しながら文化財として保存していくことを計画し始めた。現在は住宅を素屋根で覆い、足場などから屋根瓦を間近で見ることができる。また、当主の方の意向を受け、修復過程そのものを展示するrestration gallaryを行い、近隣住民の人々へ現状を発信している。2018年7月、伊藤裕久教授の講演会に付随して当住宅内で研究室側の計画案の発表などを行った。
    • restration_01
    甲府市武田氏館跡歴史館基本計画(2016-2019) 「理科大・古城園WG」―堀田古城園 保存活用プロジェクト―
    鳥瞰パース(下絵)
    甲府市北部に位置する武田神社は、市の中心的な観光地となっているが、元来は500年前に武田氏によって築かれた居館跡であり、国指定史跡として史跡保存整備事業が進められている。
    一方、その史跡範囲内に昭和初期に建てられた料亭・旅館「旧堀田古城園」があり、2012~14年に伊藤研究室で取り組んだ山梨県の近代和風建築総合調査において建築史的価値が明らかになった。旧堀田古城園の保存活用と史跡整備計画で隣接地に予定されていた総合案内施設の新築計画を一体的に進める必要があったことから、全体計画を伊藤研究室で提案することとした。
    2015年3月に「理科大・古城園WG」を立ち上げ、すでに卒業制作で提案されていた学生案を素案として、甲府市と伊藤研究室の現役生、OB・OGが協力しながら2016年に基本計画をまとめている。2017年より建設工事が始まり、2019年4月に開館。

    雑誌 住宅建築(建築資料研究社)に本研究室プロジェクトが掲載されました。
    • 木戸門
    国分寺崖線沿いの邸宅―「はけの森美術館」と画家の生活―(2017)
    中村研一邸_主屋_実測図面
    明治後期より国分寺崖線沿いでは、当時の名士や文化人によって、湧水と豊かな緑に囲まれた屋敷が構えられてきた。多くの屋敷が国分寺崖線の緑地を生かした庭園として開放される中、小金井市の旧中村研一邸(以降、はけの森)はそのまま保存されている。はけの森は洋画家・中村研一とその妻・富子が1945年に小金井へ移り住んで以来の住家であり、敷地内の建物の設計を古くからの友人である建築家・佐藤秀三が行っていたことが、調査によって明らかになっており、2016年6月より主屋と茶室・花侵庵の実測調査を始めた。調査結果や中村自身の日記・雑誌原稿から、いわゆる郊外の屋敷とは異なる住環境の変化が、中村夫妻と佐藤秀三によって作り出されていたことが浮き彫りになり、日本建築学会にて複数回報告を行う他、保存活用に向けて一般の方にも分かりやすいリーフレットの作成を行った。
    • 主屋_内観
    東京都中央区での近代和風建築総合調査(2017)(2007-2009)

    近年進む再開発事業により、東京都心の町並みは刻々と変化している。一方で、このような時代の契機に苛まれながらも幾つかの建造物は維持・保存がされている。伊藤研究室では、このように現存している「近代和風建築」に着目し、どのように残されているのかを調査している。2007年から2009年にかけて文化庁・東京都教育委員会の下、東京都中央区の旧日本橋区と旧京橋区を対象にこの近代和風建築の総合調査を行った。2017年7月には、研究室内のメンバー総動員で再度約500棟の調査を行い、当該地域の現状を知るとともに10年間での町並みの変化について把握した。10年間で約30%の近代和風建築が取り壊されていた。また、この調査では近代和風建築の存在形態が特徴的であることが分かった。現在、老舗の料亭や旅館建築の実測調査を行う中で個々の建築の存続過程のメカニズムを明らかにすることを行っている。
    • 酒蔵1
    国分寺崖線沿いの住宅 ―「ICU教員住宅」の保存・活用計画 ―(2018-)
    「A・レーモンドによる教員住宅」
    国際基督教大学(ICU)構内に現存する教員住宅は国分寺崖線沿いに位置し、W・M・ヴォーリズとA・レーモンドの事務所が設計した住宅が多くを占め、高い歴史的価値を有している。また、居住のための住宅としてだけでなく、長年に亘ってICUの学生や教員の交流の場として多くの人が集う空間でもあった。本プロジェクトでは、ICU構内の空き家となった教員住宅の実測調査を中心に、大学に残されている教員住宅の図面資料等の情報整理を行い、教員住宅の保存活用に向けた活動を進めている。先日のシンポジウムではその研究成果と併せて、具体的な活用プログラムを盛り込んだリノベーションの提案を行った。当日は多くの関係者の皆様のご参加のもと、活発な議論をいただいた。現在は研究に加えてICUの先生方をお呼びし、建設当初のICUの環境についての見聞を広めている。
    「リノベーション設計課題エスキス風景」
    教職員情報

    伊藤裕久(教授)
    略歴
    ・1980年 東京大学 工学部 建築 学科 卒業
    ・1986年 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 博士課程 修了
    ・1985-1987年 日本学術振興会 特別研究員
    ・1990-1994年 東京工芸大学 助手
    先生からひと言

    卒業論文・修士論文は、「研究」である以前に「教育」であるというのが、指導教員としての正直な感想である。思い返すと、自分の学生時代には、現在の研究室のような丁寧な指導は、まったくといっていいほどなかった。しかし、自由にものを考え、無駄な時間を費やしても許される心地よい「居場所」が、大学の研究室には用意されていたし、何よりも刺激になったのは、周囲で精力的に研究をこなしていた先輩や同期の仲間の存在だった様に思う。

    どうすれば、こんなに斬新な視点をもつ魅力的な論文が書けるのか、恩師をはじめ、諸先輩方の研究論文の行間に費やされた時間の「凄さ」を目の当たりにすることこそが、自らの研究活動の出発点となったと言えるだろう。研究室の学生諸君には、研究室という「場」を十分に活用するとともに、20数年間に亘ってストックされた先輩たちの卒業論文・修士論文の行間に込められた努力の跡を読み取ってもらえればと願っている。

  • 【LAB.】吉野泰子研究室 (環境系)

    【LAB.】吉野泰子研究室 (環境系)

    【Lab.】日本大学 短期大学部 吉野(光田)泰子研究室 (環境系)

    研究室情報

    概要
    学校名:日本大学
    学科名:短期大学部 建築・生活デザイン学科
    分類:環境工学 複合環境評価(温熱・音・空気質・光環境)
    担当教員:吉野(光田)泰子 [教授]

    キャンパス:日本大学理工学部船橋キャンパス
    所在地:〒 〒274-8501
    千葉県船橋市習志野台7-24-1

    コンセプト

    伝統から学ぶ知恵

    古くから日本の住宅は、自然の風など気候風土を利用し、先人の知恵を生かした快適な住まいを工夫してきました。地形や緑など建物の周囲の環境を工夫することにより気候のデザインが可能となります。風の流れや、日差しの向き、周辺の木を活かした工夫など、伝統から学ぶ知恵が沢山あります。これからは、地球環境を見据え、環境との親和性を測り、さらにエネルギー自立環境を意図したパッシブデザイン+アクティブデザインをいかにマネージメントしていくかが鍵となるでしょう。

    プロジェクト紹介

    off grid house ゼロエネ住宅の実測及びシュミレーション(2017年)

    2014年11月、株式会社バレッグスにより神奈川県三浦市に竣工した`TEAM OFF GRID PROJECT`(完全自立循環型住宅の可能性を探る実証実験)において調査研究を遂行しているもので、吉野研究室が得意とするパッシブデザインとballeggsによる設計・テクノロジーの融合により電力の自給自足生活が1日を経過している。
    未来の住まいの有り方を追求するプロジェクトです。

     ㈱大京「ライオンズパッシブデザイン」の共同開発(2015年)
     
    古くから日本の住宅は、自然の風などを利用し、四季を通して快適な住まいを工夫してきました。2015年4月より新築全物件に標準採用となる。
     ①グリーンカーテン用フック
     ②換気ストッパー付サッシ
     ③大型給気口
     ④エコガラス
     ⑤通気ルーバー付扉
     ⑥換気機能付玄関ドアの6設備+住宅性能評価省エネルギー対策等級4を基準。
     

    ザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘(2010年)
     未曾有の3.11東日本大震災以降,節電の機運が高まると共に,自然エネルギー利用がクローズアップされる中,第一種低層住居専用地域の南傾斜地に計画された39 戸の計画された39個の低層マンション(添付写真参照)は,日本在来種を中心に緑地率50%を実現した植栽計画や,パッシブ主体の建築計画などが評価され,国土交通省「平成20年度(第2回)超長期住宅先導的モデル」に採択され,平成22年3月入居完了, 8月中旬居住環境測定と入居者へのアンケート調査を実施した。これら㈱大京との共同研究成果が,同年9月末, サステイナブルな集合住宅のプロトタイプ的試みが意欲的であるとして「Good Design Award 2010」を受賞したので伝統の知恵が息づく効果的な導入事例を参考に供したい。
     
    教職員情報

    吉野(光田)泰子 [教授]
    1952年生まれ。
    日本大学理工学部建築学科卒業。
    同大学院理工学研究科博士後期課程修了(工学博士)
    1995年より西安建築科技大学と日中共同研究を推進。
    2005年中国重科杯一等賞受賞(国家レベルの科学研究に貢献したものへの顕彰)
    国連WorldHabitat Award 2006共同受賞。
    2010年ザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘グッドデザイン賞共同受賞
    2011年より日本建築学会理事
    先生の学生時代
    「世界中の青空を、ここ東京国立競技場に集めた第26回東京オリンピック!」躍動感溢れるNHKアナウンサーの声が今も脳裏に焼きついている。
     開会式のファンファーレとともに入場行進がはじまる。あの感動を胸にひめた当時の私は、小学校6年生。東京オリンピックの記念すべき年として、クラス全員でプラスチック製の地球儀を制作し、学びたてのメルカトル図法でプリントされた世界地図を一枚一枚丁寧にはりつけ、群青色の地球儀が完成し、その土台には、`1964年、東京オリンピックの年`と担任の先生がサインしてくださった。

     あれから52年、私は現在、日本大学の建築系初の女性教授として短大建築・生活デザイン学科で教鞭をとり、「地球環境時代」を見据えた住環境教育の普及啓発や国際学術交流に取り組み、2018年3月には定年を迎えようとしている。この間、日大理工学部・短期大学部で受けた恩恵は計り知れない。