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【7/21~@東京】LUCHTA内で最も人気の高い連載記事「なにもしない時間のみえない建築」の作者である建築家 堀越優希氏の個展が開催「質感の建築図」

【7/21~@東京】LUCHTA内で最も人気の高い連載記事「なにもしない時間のみえない建築」の作者である建築家 堀越優希氏の個展が開催「質感の建築図」

[展示概要]堀越優希 個展「質感の建築図」

建築家の堀越優希氏は、LUCHTAで連載中「なにもしない時間のみえない建築」の著者であり、本サイトで最も読まれている連載記事のひとつを手がけています。連載執筆時にも使用された、独自に編み出した手描きドローイングの手法は、今回の個展でも主軸のアイテムとして展開されており、「中景をとらえる建築」という連載時に堀越氏描かれていたテーマも、展示空間で直接体感できる貴重な機会となっています。


《横穴のインフラストラクチュア》 2025|594×420mm 画:堀越優希

本展示は「質感の経験」をテーマに、建築の設計活動と並行して描いてきたドローイングとその解説を行います。

建築やランドスケープの概念図として、あるいは絵本、高校教科書、コラムの挿画・装画として、それぞれ異なる目的のもとに制作された図を概観し、図と絵の間に位置する、「第三の建築図」を提示します。

■ 開催概要

展覧会名 堀越優希 個展「質感の建築図」
作品ジャンル ドローイング(建築・ランドスケープ)
主な展⽰作品 『横⽳のインフラストラクチュア』2025、594×420mm
会期 2026年7月21日(火)〜8月30日(日)
会場 東京藝⼤×JR東⽇本 上野駅ギャラリー
「CREATIVE HUB UENO “es”」
(クリエイティブハブウエノ“エス”)
住所 東京都台東区上野7-1-1(上野駅浅草口付近)
開場時間 11:00〜19:00(最終入場18:45)
休場日 月曜定休(祝日の場合は翌日に振替)
※8月10日(月)〜17日(月)夏季休業
 
入場料 無料
ウェブサイト https://ueno-es.jp/

■ 推薦者コメント|中山英之(東京藝術大学美術学部建築科 教授)

脳内にある未分化な思考を瞬時に可視化してくれる、そして時に、そのそぎ落とされた線の内に長い設計の道のりを照らし続けてくれる。ハンドドローイングは私たち設計者にとって、きっとそんな存在です。

だから建築家のドローイングを見ることには時に、完成した建物を訪れることにも増して、その思考の本質を透視する快感と歓びがあるのでしょう。

堀越優希のそれを眺める時間は、このメディアが持っているそんな射程の遠さと広がりを改めて堪能する、きっと最良の機会であることを、できる限り大きな声で伝えたい。

視線は壁を透過し、目に見えない地中や、ひとつの視界に納まるはずのない景色や、流れる時間までもが、小さな静止画の中に一望できる。その構想がどんな思考世界のなかに存在しているのか、手に取るように分かる。

そして最も驚くべきは、それが私たち設計者にしか理解できないものではないこと。

だからぜひ建築の専門家ではない家族や友人を誘って、堀越優希の建築ドローイングの世界を楽しんでください。

東京藝術大学美術学部建築科 教授 中山英之


《skytree》 2017|トレーシングペーパー、水彩紙|297×420mm 画:堀越優希
 

■ プロフィール

堀越 優希 / Yuki Horikoshi

2009年東京藝術大学美術学部建築科卒。
2012同大学院美術研究科建築専攻修了。吉田五十八賞・匠美賞受賞。
2021年同教育研究助手。
2022年同助教。一級建築士事務所YHAD主宰。
建築設計と並行してドローイングを制作。『タイルビル』設計(EIKA studio 協働)、『地球守 自然読本シリーズ』装画など。

■ アーティストステートメント


《タイルビル》 2022|水彩紙|420×297mm 画:堀越優希

ある空間における質感の経験とは、視覚と記憶のなかの触覚が混ざり合い、時間の経過とともに立ち現れる複合的な感覚である。「質感の建築図」は、建築とその背後に広がる地形との関係や、ある建築に内在する主観的な連続性など、スケールや領域を横断する見えないつながりを表現するために考案した手法である。


《沖縄の地景》 2021|水彩紙|420×297mm 画:堀越優希

■ ギャラリー「CREATIVE HUB UENO “es”」(クリエイティブハブウエノ“エス”)とは

「CREATIVE HUB UENO “es”」(クリエイティブハブウエノ“エス”)は、東京藝大とJR東日本の包括連携協定の第一弾として、上野駅の交番跡地をリノベーションし誕生したギャラリーです。東京藝大の学生・卒業生の若手アーティストの作品を展示し、時代を映し出す芸術作品に触れ合う機会をつくります。また、上野駅全体を美術館に見立て、駅構内に点在するアート作品等をご案内し、多様な文化交流の場を創出していきます。

ギャラリー名の”es”(エス)とは、心理学用語で「無意識の領域」を指し、多様な欲望やエネルギーを内在し、小さくとも無限の表現領域を体現できるスペースを目指して命名しました。

公式サイト(https://ueno-es.jp/)より引用

■ 本サイトにて堀越氏による連載「なにもしない時間のみえない建築」が読めます

LUCHTAでは堀越氏による連載「なにもしない時間のみえない建築」を掲載しています。本展の主軸となるドローイング手法についても、連載の中で触れられています。

[連載]なにもしない時間のみえない建築01~05|堀越優希

新しい空間の糸口は、何気ない毎日の生活、いつも通る道にあるのかもしれない。しかしどうしたらそれらが見えてくるだろうか。建築家の堀越優希は、建築設計の傍ら、住まいである東京を中心とした都市の風景画を独自のスタイルで描いてきた。このドローイングは、都市の観察術であり、アンコントローラブルな都市を再構築する介入行為にも見える。これはそんな、建築・都市とどのように向かい合っていけるかを模索する建築家の堀越優希による、ドローイングとエッセイの連載である。

[連載]なにもしない時間のみえない建築01|堀越優希

四六時中ネットにアクセス可能な現代の生活では、ふとした時についスマホを取り出し眺めてしまう。知人や友人と一緒にいるときですら、片方が携帯を取り出すと、触発されるようにもう一方も見始めるといったことはよく起きる。通勤電車の中や、街角の様子を眺めていると、こういったふるまいが無意識のうちに行われるようになっていることを認識させられる。このようなふるまいの良し悪しが語られることはよくあるが、私はこうした状況が日常に根付きつつあるという認識から、その先に立ち現れる建築の空間性について考えていきたい。スマホや携帯電話がなかった時代を思い返してみると、何もせずボーっとするような時間がもう少しあったように思う。

[連載]なにもしない時間のみえない建築02「未視感をつくる散歩」|堀越優希

「未視感をつくる散歩」私は散歩が好きだ。しかし、散歩をしようと思ってわざわざ出かけることはあまりない。「散歩」と「移動」の違いは目的の有無にある。ふとした瞬間に、なんとなく足が向いてしまうような状態が、理想的な散歩の気分だと思う。どこかへ向かう途中にこのような散歩の気分になることもある。たとえば誰かと待ち合わせをした際に、時間が余ったので少し寄り道をするだとか、わざと遠回りをしてみるといったことが挙げられる。宙に浮いた時間に不意に訪れる気分が、ここで語りたい「散歩」の気分である。こうした散歩の状態では、ただ移動している時とは異なる感覚になる。

[連載]なにもしない時間のみえない建築03「リヒテンシュタインの山と森」|堀越優希

「リヒテンシュタインの山と森」私は10年のほど前に、大学の交換留学で1年間この地に滞在した。東京で生まれ育った自分にとって、国のほとんどの様子を見渡すことができるような土地での生活は未知の体験であった。1年という時間は微妙な期間で、本当の生活をしたというにはあまりに短いが、旅行と言うには少し長い。今回は、この間に起こった風景に対する感覚の変化について書きたいと思う。

[連載]なにもしない時間のみえない建築04「待機する空間の流動性と遊び」|堀越優希

今回はドローイングの空間表現について書こうと思っていたが、新型コロナウィルスの流行による影響が大きいため、今のくらしから考えたことを書くことにした。緊急事態宣言による待機要請を受け自宅で仕事をするようになり、通勤で意識を切り替えるようなタイミングがなくなった。自治体からは保育園の登園自粛要請が届き、0歳の息子と妻が常に傍らで一日を過ごしていることの影響も大きい。家の中で仕事を進めるために、以前の職場や、自宅とは違うふるまいをするようになった。裏返してみると、じつはこれまでの自宅での過ごし方は、かなり固定化されていたのだということがわかった。

[連載]なにもしない時間のみえない建築05「迷子が見る風景と手の痕跡」|堀越優希

「迷子が見る風景と手の痕跡」子供のころから、出かけるときに新しいルートを開拓するのが好きだった。地図を見るのも好きだったので、途中で迷っても大丈夫なように、常に文庫本サイズの地図を持ち歩いていた。道に迷うとき、迷いの度合いには深度がある。おおむね、周囲の風景にちょっとした違和感を感じ、迷ったかもしれないという疑念が湧き、迷ったという確信を得るといった具合だ。道を調べるのはスマホによって紙の地図よりもずいぶん楽になったので、今は深く迷う機会そのものが減ったと思う。

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■ 開催概要

展覧会名 堀越優希 個展「質感の建築図」
作品ジャンル ドローイング(建築・ランドスケープ)
主な展⽰作品 『横⽳のインフラストラクチュア』2025、594×420mm
会期 2026年7月21日(火)〜8月30日(日)
会場 東京藝⼤×JR東⽇本 上野駅ギャラリー
「CREATIVE HUB UENO “es”」
(クリエイティブハブウエノ“エス”)
住所 東京都台東区上野7-1-1(上野駅浅草口付近)
開場時間 11:00〜19:00(最終入場18:45)
休場日 月曜定休(祝日の場合は翌日に振替)
※8月10日(月)〜17日(月)夏季休業
 
入場料 無料
ウェブサイト https://ueno-es.jp/
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