【2月6日@オンライン】巨大災害に備える — 事前復興まちづくりは今 —
東日本大震災から10年が過ぎようとして成果とともに多くの課題も明らかになりつつある。こうした中、阪神・淡路大震災の復興過程で語られるようになった「事前復興」は、防災・減災の中核に据えられようとしている。それとともに、この言葉は多義的に使われるようになり、大きな広がりを持つとともに、経験も積み重ねられ、本格展開への新たな段階を迎えている。 本シンポジウムは、首都直下地震、東海東南海巨大地震等を想定して先進的に取り組まれてきた事例を取り上げ、その推進者である3人から具体的な方法と成果について講演をいただき、関係者のコメントなどを含めて、事前復興まちづくりの現在と今後、その可能性について明らかにしたい。 3つの講演は、年報・造景(2019)「巨大災害―ミクロから組み立てる事前と事後」の3つの論文、及び関連するその後の展開について述べていただく。