• HOME
  • 記事
  • 学ぶ
  • 【動画公開中】アンサンブル・スタジオ講演会 「Architecture of The Earth」ギャラリートーク 「Form, Structure, and Space of Nature」(出演:藤本壮介氏ほか) |TOTOギャラリー・間

【動画公開中】アンサンブル・スタジオ講演会 「Architecture of The Earth」ギャラリートーク 「Form, Structure, and Space of Nature」(出演:藤本壮介氏ほか) |TOTOギャラリー・間

アンサンブル・スタジオ講演会 「Architecture of The Earth」

概要
アンサンブル・スタジオ講演会は
TOTOギャラリー・間ウェブサイト上で公開中です。
作品紹介を美しい映像とともにお楽しみください。

公開終了いたしました。

アンサンブル・スタジオ展ギャラリートーク 「Form, Structure, and Space of Nature」

概要

アンサンブル・スタジオ展に併せ、オンラインのギャラリートークイベントを企画しました。
第1回は、ナビゲーターに建築史家のセン・クアン氏を迎え、アンサンブル・スタジオのアントン・ガルシア=アブリル氏、デボラ・メサ氏がスペインから参加し、建築家・藤本壮介氏と対談します。
第2回は、建築家・山道拓人氏のナビゲーションにより、アンサンブル・スタジオのさまざまな側面を若手建築家やデザイナーの視点を通して多角的に読み解いていきます。
展覧会と併せてぜひお楽しみください。

ギャラリートーク
第1回 テーマ:How Heavy? How Light?
言語:英語(日本語字幕付き) 
※オンライン公開は2022年9月30日まで。

アントン・ガルシア=アブリル、デボラ・メサ
(建築家・アンサンブル・スタジオ)
藤本壮介
(建築家・藤本壮介建築設計事務所)
ナビゲーター
セン・クアン
(建築史家・東京大学特任准教授、『a+u』誌チーフ・エディトリアル・アドヴァイザー)

【ナビゲーターからのメッセージ】
アンサンブル・スタジオと藤本壮介氏の作品は、交差するところが多いように見えます。
どちらも、構築されたフォームの中に、環境 (地球、空気、光) に対する視点が感じられます。
彼らの作品は時に重力に逆らい、時にはそれを受け入れます。作品の見せ方にも共通点があります。
革新的な建築を生み出すそれぞれの建築家の発想の源泉に迫り、さらに先の時代の建築を展望していければと思います。

セン・クアン

登壇者略歴は公式サイトにて確認ください。
⇒ 詳細はこちら

第2回 テーマ:テクトニクスのありか
言語:日本語のみ
※オンライン公開は2022年9月30日まで。

澤田航、橋村雄一
(建築家・Sawada Hashimura主宰)
狩野佑真
(デザイナー・ studio yumakano 主宰)
ナビゲーター
山道拓人
(建築家・ツバメアーキテクツ代表/法政大学山道拓人研究室主宰)

【ナビゲーターからのメッセージ】
産業社会において、建築を考える際には、法規、権利、リスク、ファイナンスなどの条件が複雑に絡み合い、目の前の事物に直接触っているようで触れないことがほとんどではないでしょうか。アンサンブル・スタジオのプロジェクトからは、建築家が事物に対し、できる限り「ゼロ距離」でアプローチをするための様々な試行錯誤を読み取ることができます。そういった事物との社会的距離感の中に、建築家やデザイナーが自分たちの重心を、どこに位置付けるか、というテーマで議論するため本鼎談に「テクトニクスのありか」というタイトルを与えました。事物との距離感を慎重に選択し、様々に実験していると私自身が感じている、Sawada Hashimura (澤田航氏、橋村雄一氏) やデザイナーの狩野佑真氏に集まっていただき、アンサンブル・スタジオの複眼的なアプローチに着目しながら、これからの建築について議論を行っていきます。

山道拓人

登壇者略歴は公式サイトにて確認ください。
⇒ 詳細はこちら

【関連イベント】アンサンブル・スタジオ展|TOTOギャラリー・間

お知らせ

会期変更のお知らせ
TOTOギャラリー・間は、「アンサンブル・スタジオ展 Architecture of The Earth」につきまして、
新型コロナウイルス感染症拡⼤に伴う世界的なコンテナ不⾜とスエズ運河座礁による海上輸送の混乱の影響により、会期を2021年6⽉24⽇(⽊)〜9⽉26⽇(⽇)に変更しました。

事前予約制・来館時のお願い
TOTOギャラリー・間では新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みを行っております。 アンサンブル・スタジオ展、Bookshop TOTO共通で会期中(2021年6月24日~9月26日)は事前予約制を導入して開催します。

ご来館の際にはこちらをご参照ください。

⇒事前予約はこちら

概要

地球規模の視点と、自然と響きあうような力強い造形、独自の構法を軸に、建築の可能性を追求するアンサンブル・スタジオ。TOTOギャラリー・間では、スペインとアメリカを拠点に活動を続ける彼らの、日本で初めての個展を開催いたします。

アンサンブル・スタジオは、アントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが主宰する職能横断型チームとして、スペインのマドリードで2000年に設立されました。彼らは単に建物のデザインを行うだけでなく、実験を通して自らの手で考え、建設方法まで考案することにより、他に類を見ない革新的な建築を生み出してきました。

彼らの活動は近年、よりダイナミズムを増し、広大なスケールのプロジェクトも手がけるようになりました。2016年にはアメリカのモンタナ州にあるティペット・ライズ・アート・センターにおいて、屋外彫刻のような一連の作品「ランドスケープの構造体」を発表。約48㎢の広大な敷地に点在する、先史時代の遺跡を思わせるような構築物は、大地を型枠に利用しながらも、現代の技術をベースに、モックアップによる検証、コンピューターを使ったモデリングなど、複雑な構造計算と建設プロセスを経て完成しました。

こうした彼らの活動は、地球規模で建築を考える「Architecture of The Earth」というテーマに結実しています。本展覧会では、「地球」と「建築」の関係性の探究のなかから生まれたプロジェクトに焦点をあて、アンサンブル・スタジオ独自のリサーチ・設計・建設の過程を、模型や映像を通じて紹介します。

展覧会コンセプト

Architecture of The Earth

大地(Earth)は素材だ。
私たちが暮らし、変化をもたらす場所でもある。
大地から建築をつくることもできる。
大地は、それ自体で存在しているものでもある。
あるいは、その表面をならすこともできる。

岩に刻まれた古代のモニュメントの痕跡やその建造物、周囲を取り巻く素材に秩序を与えているヴァナキュラーな建築群、ランドアートや土を使った作品などは、大地をとめどなく搾取できる資源ととらえる考え方を超えて、土地や地形をよりいきいきと活かすことができる可能性を示している。

「Architecture of The Earth」では、アンサンブル・スタジオが過去20年間に行ってきた、一連のリサーチや専門的なプロジェクトを紹介する。異なる時期、異なる場所、そして異なる理由のために展開されながら、それらはすべて「建築」と「地球(The Earth)」の関係、あるいは私たち人間が環境に及ぼす影響について熟考する機会を与えてくれる。地形を読み取り、再び活用し、その堅い表面を補強し、あるいは型枠として利用し、場所のもつ自然の力を利用し、相乗効果を生み出しながら、構築物をつくっていく。
地質上のさまざまな作用に学びながら、アナログな施工方法を開発し、新しい建築言語を見い出しながら、私たちの想像力は探究する価値のある未知の領域へと開かれていく。

TOTOギャラリー・間の展覧会では、各空間がそれぞれのテーマ――「アイディアラボと中庭(リサーチ&デザイン)」「オーディオビジュアルランドスケープ(施工)」のもとで展開される。アイディアから実現化へ、そして再びアイディアへと巡る旅の道のりである。そして、それは現在も続き、「終わることのない冒険」というテーマを表す循環である。

アントン・ガルシア=アブリル&デボラ・メサ
アンサンブル・スタジオ

会期

2021年6月24日(木)~9月26日(日)
11:00-18:00

※休館:月曜・7月22日(木)、23日(金)9月23日(木)・夏期休暇[8月9日(月)~16日(月)]
※状況により、会期や内容等を変更する場合がございます。
ご来館の際には、TOTOギャラリー・間ウェブサイトにて最新情報をご確認ください。

会場

TOTOギャラリー・間
(東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) ⇒アクセス

TEL:03-3402-1010
URL:https://jp.toto.com/gallerma

入場料

無料

事前予約

新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として、会期中は展覧会、 Bookshop TOTO共通で事前予約制を導入して開催します。

⇒ 事前予約はこちら

【事前予約制・来館時のお願い】
ご来館の際にはこちらをご参照ください。

建築家プロフィール

アンサンブル・スタジオ

アンサンブル・スタジオは、2000年に設立され、建築家アントン・ガルシア=アブリル(1969年生、写真左)とデボラ・メサ(1981年生、写真右)が主宰する職能横断型チームである。彼らの作品はリサーチと実践のバランスをとりながら、ランドスケープの構築から住宅のプレファブリケーションといった多様な課題に取り組むために、タイポロジー、技術、方法論を刷新する。初期の作品から最新作まですべてのプロジェクトにおいて、彼らが扱う分野、そして社会における建築家の役割のさらなる進歩を目指して、実地実験を行っている。彼らの作品では、アート、科学、建設、開発とデザインとを連携させ、アイディアを最も良い方法で形に置き換える方法を探究している。
近年ガルシア=アブリルはマサチューセッツ工科大学にて、メサはジョージア工科大学にて教鞭を執る。代表作に、「ランドスケープの構造体」(米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016)「カン・テラ(大地の家)」(スペイン、メノルカ島、2018~)、主な受賞としてRIBA チャールズ・ジェンクス賞(2019)等がある。

@Ensamble Studio

関連書籍

『大地の建築 アンサンブル・スタジオ』

スペインとアメリカを拠点に活躍する建築家ユニット。地球規模の視点と自然と響きあうような力強い造形、独自の構法を軸に、建築の可能性を追求する建築家の、日本初の作品集。「大地の建築」をテーマに、リサーチ・設計・建設プロセスを写真、図版、テキストで分かりやすく紹介された1冊。寄稿に、建築家・西沢立衛氏、写真にイワン・バーン氏他。

発行年月:2021年6月
定  価:3,300円(本体3,000円+税10%)
発  行:TOTO出版(TOTO株式会社) TEL:03-3497-1010
詳  細:https://jp.toto.com/publishing/detail/A0390.htm
主催

TOTOギャラリー・間

企画

TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄 委員:千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛

特別後援

スペイン大使館

後援

一般社団法人 東京建築士会
一般社団法人 東京都建築士事務所協会
公益社団法人 日本建築家協会関東甲信越支部
一般社団法人 日本建築学会関東支部

 

関連記事一覧