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【4/19@東京】[公開審査]Architecture Student Contest サンゴバン国際学生建築コンテスト|主催:サンゴバン·グループ

概要

創立360年のグローバル建材メーカーであるサンゴバン·グループは、“MAKING THE WORLD A BETTER HOME”という企業理念の元、建築・建設業界を担う未来の世代をグループ一丸となって支援しています。Architecture Student Contest (サンゴバン国際学生建築コンテスト) は全世界の学生を対象に2004年から始まり、2025年で20回目の開催となります。各国からの学生が同じ課題で競い、国ごとに審査が行われます。各国の最優秀者には賞金に加え、世界大会への出場権が与えられます。2024年は1,300名/29ヶ国/224大学から参加がありました。

2025年はフランス・リヨン近郊のイゼール県に属する緑豊かなコミューン(自治体)シミランとヴィルフォンテーヌ2つのエリアを舞台に、持続可能な建築デザインのアイデアを募集します。

今回の建築コンテストは、時代に即した実践的なサステナビリティな課題に取り組み、公開審査では建築家・環境建築のエキスパートから直接フィードバックの機会があります。
そして、各国優勝者はフランス世界大会に出場、世界の学生・教員と交流することでグローバルなネットワーク作りも可能となる貴重な経験が得られます。

審査員長


伊東 豊雄
伊東豊雄建築設計事務所 代表取締役
建築家。1941年生まれ。主な作品に、「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「みんなの森ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」(台湾)など。現在、「2025年日本国際博覧会大催事場」などが進行中。 日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。 2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場として様々な活動を行っている。

審査員


若林 亮
株式会社日建設計​ デザインフェロー

1985年、豊橋技術科学大学修士課程を経て日建設計に入社。専門は建築意匠設計。設計の分野はシンボリックな超高層建築であるモード学園スパイラルタワーズをはじめ、環境建築としてトヨタインスティテュートグローバルラーニングセンターや瀬戸市立品野台小学校、さらに官庁建築では掛川市庁舎や岐阜県警察本部庁舎など多岐にわたる。これまで手掛けてきたプロジェクトは、公共建築賞(国土交通大臣表彰)やサステナブル建築賞(国土交通大臣賞)、JIA環境建築賞、BCS賞をはじめ多くの賞を受賞。一級建築士、日本建築家協会会員、日本建築学会会員、APECアーキテクト。


掛上 恭
住友林業株式会社 木材建材事業本部
ソリューション営業部 LCAチーム シニアマネージャー

1989年入社。住宅事業本部に配属となり、戸建住宅の設計・工事管理業務を担当。
1992年~木造ユニット住宅の研究開発・性能表示制度導入業務を担当。
2006年~筑波研究所にて住宅の温熱環境・改修関連の研究開発、住宅・非住宅建築のライフサイクルアセスメントに関する調査研究に従事。
2022年~現部署にてOne Click LCA日本版のカスタマイズを担当。
一級建築士   


南 章子
一般社団法人グリーンビルディングジャパン 運営委員
日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社

筑波大学大学院修了後、スイス政府奨学生としてスイス連邦工科大学へ留学。建築設計事務所勤務を経て、Ove Arup and Partners Japan Limitedにて、外資系企業プロジェクトのPM業務、建築にかかる調査・アドバイザリー業務、環境認証コンサルティング業務等に従事。現在、日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社にて建築建設プロジェクトのPM/CMの他、環境認証コンサルティング等のサスティナビリティコンサルティングを手掛ける。2024年より一般社団法人グリーンビルディングジャパン運営委員。LEED AP(BD+C、ND)、WELL AP、認定コンストラクション・マネジャー、一級建築士。

賞金

日本大会賞金

1位:20万円+世界大会@フランスへの出場権(渡航費・滞在費等は全額サンゴバン社負担)​
2位:15万円​
3位:10万円​
学生賞:5万円

世界大会賞金

1位:5,000EUR​
2位:3,000EUR​
3位:1,500EUR​
教員賞:1,000EUR
学生賞:1,000EUR

応募資格

専門学校、短大、大学、大学院において建築、デザインなどを学ぶ学生の、個人またはグループ(3名まで)。国籍は問わない。本コンテスト応募時点で学生であること。(2024年度大学4年生及び修士課程2年生も可。博士課程は不可)。指導教員の登録が必要となります。

スケジュール

審査は2段階審査方式で行います。1次審査ですべての応募案の中から日本大会に進む上位作品を選出します。
日本大会では、1次審査を通過した上位作品のプレゼンテーション(5分)、質疑応答、公開審査会を経て、1位、2位、3位を決定します。
また、当日参加学生による作品投票を実施し、学生賞を選出します。

①応募受付開始

2024年10月~
ASCオフィシャルサイトにてアカウント登録

②提出〆切

2025年3月24日(月)12:00
提出フォルダにアップロード

③一次審査結果発表

2025年4月7日(月)予定

④日本大会

2025年4月19日(土)
場所:東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ)
プレゼンテーション、公開審査、表彰式、懇親会

⑤世界大会

2025年6月16日(月)~18日(水)
場所:フランス 渡航費・滞在費は全額サンゴバン社負担
指導教員の同行必須

応募方法

1.下記ボタンをクリックしHP(英語)を開き、”REGISTER NOW”からアカウント登録を行ってください。
2.コンテスト規約、個人情報保護に関する規約等を確認の上、メールアドレス/お名前(英語 例:TARO YAMADA)/国(Japan)を入力し、アカウント登録をします
3.登録されたメールアドレスに確認メールが送信されますので、ログイン後、パスワードを設定してください。
4.チームで参加する場合、代表で1名が上記1~3の手順でアカウント作成後、チームメンバーを追加します。ご自身の情報もStudent 1として登録して下さい。チーム人数の上限は3名です。
5.学年は、2025年3月までの学年(1,2,3,4,M1,M2)でご記入ください。
6.指導教員名を登録します。
7.チームの登録が完了となります。
8.チーム登録完了後、ASC日本大会事務局より、オンライントレーニング、提出フォルダ等各種ご案内をさせて頂きます。
※注意※
チームとして登録ができていないと日本大会に参加することができません。1人チームの場合も必ずご自身をStudentとして登録し、指導教員名を登録しチームのプロフィールを完成させてください!

応募登録について

■下記フォームから応募登録をしてください。
⇒ 応募登録用フォームはこちら

日本大会に関する連絡事項

・作品提出後の変更・修正は一切できません。
・日本大会への模型の持ち込みはできませんが、模型の写真・動画を提出作品に含めることは可能です。
・1次審査通過者であっても、日本大会に出席できない場合は選外となりますのでご注意ください。
・日本大会会場までの交通費について、大学/学校の所在地が首都圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)にある場合は各自負担にてお願いいたします。
・それ以外の地域の方は3万円を上限とする実費精算で主催者負担とします。
・また、宿泊が必要な場合は、各自負担にてお願いします。
・日本大会への指導教員の同行は必須ではありません。一次審査通過後に現地参加の出欠を確認させていただきます。
・コンテスト課題内容に関するお問い合わせは、ASCオフィシャルサイトのFAQページに投稿して質問してください 。
・日本大会の運営に関するお問い合わせは、ASC事務局(ascjapan@saint-gobain.com)宛にご連絡ください。

参加者の声

前回日本大会の参加者の声をご紹介します。

日本で行われている他のコンペにはない課題であったのが良かったと思います。​​ 計画自体が大規模であること、Sketch UpやOne Click LCAなどのツールのスキルも求められることから、ただ設計するだけでなく、建築に関するさまざまなことを同時に考えて進めるコンペだと思います。数週間で完成する学校課題ではなかなか得られない機会でした。​​ また、環境・構造・意匠など建築学科の中でも多様な分野の学生が手を取りチームとなって挑戦できるのも良いと思いました。

マスタープランから断面詳細、環境配慮まで分野を横断した提出要項で、コンペティションに参加したことで建築提案の視野が広がり成長できたと感じた。​​ また、審査が公開型であったことや後日フィードバックを頂けたため、大変勉強になった。

サステナビリティの提案をする際に、ソフト面に偏ってしまい根拠がない提案をするしかなかったが、LCAを意識したことで具体的な提案に昇華できたと感じた。

普段設計の勉強をしている中で、具体的にどんな材料を使うのかや、どのくらいの質量が必要なのかを考えることがなかったので、とても新鮮な体験でした。

課題

フランス 北イゼールについて
フランス南東部イゼール県北部に位置する北イゼール地方は、農村の魅力、産業遺産、革新的な精神が融合した魅力的な地域です。大都市リヨンへのアクセスも良く、リヨン-トリノ間の高速鉄道計画により、この地域は大きな変化を遂げようとしています。

住民の豊かな未来と新たなアイデンティティを築く、シミラン村とレ・グラン・ザトリエの2つの建築
サンゴバン·グループが、ヴィルフォンテーヌ市、レ・グラン・ザトリエ、シミラン村、フランス国民議会、HQE-GBCと緊密に協力して開催する本コンテストの課題は、レ・グラン・ザトリエに近接するエリアに学生や教員が滞在する居住エリアを開発することと、シミランの古い校舎を地元の団体や組織のための多目的施設に改築することです。

コンテスト課題の概要説明ビデオをぜひご覧ください。

コンテスト課題書類・図面等素材につきましては、ASCオフィシャルサイトよりダウンロードしてください。

審査基準

本コンテストの課題は新しい建物と、既存の建物の改修の2つとなります。評価基準は下記の通りです。

新築 60% リノベーション 40% 評価項目
建築(アーキテクチュア)30% 建築(アーキテクチュア)20% ・優れたデザイン、機能性、コンテクストへの適応・調和
・マスタープラン、建築物と周辺自然環境とのつながり
サステナビリティ30% サステナビリティ20% ・サステナビリティ基準について明確に対処したデザイン
1.カーボン&エネルギー: エネルギー消費量・エンボディドカーボンとオペレーショナルカーボン削減に資するソリューションと戦略の統合(例:U値、パッシブ/アクティブ設計etc.)
2.資源&循環性:非再生可能資源削減、製品寿命の長期化、製品リサイクル・再利用の促進
3.健康&ウェルビーイング:温熱環境、照明、音響、室内空気質の向上をはかる計画(防音、換気手法、自然採光計画)
・建築物理(温熱・音響・気密、湿気管理)に配慮した、建築ディテールの質と一貫性
・サンゴバン社製品の適切な用途への採用

プロジェクトは、表のパーセンテージに基づき、最大100点満点で評価される。
新築は最大60点(外部公共スペースを含む)、リノベーションは最大40点(外部公共スペースを含む)が与えられる。
持続可能な建築の基準は、新築・リノベーション共に評価の対象となる。

提出物

提出物はすべて英語となります。

提出物の詳細ルール(サイズ、フォーマット等)につきましては、ASCオフィシャルサイトのRules & Organization Guideをご確認ください。

1.Project title and description of the project

Title: 60 characters + description: 500 characters (including spaces)
プロジェクトのタイトル:60文字とそれに関する説明:500文字(スペース含む) 

2.Presentation of the project (PDF)

プロジェクトのプレゼンテーション(PDF)

3.Presentation of the project (PPT)

プロジェクトのプレゼンテーション(PPT)

4.Project Video (MP4)

プロジェクトビデオ(MP4) →日本大会では審査対象外(提出不要)世界大会では必須

5.Roll-up (PDF)

ロールアップバナー(PDF)

6.Project images

Buildings previews, Architectural plans, Insulations
プロジェクトのイメージ画像、建築物のプレビュー、設計図、断熱構造

7.Photos

Individual photos of each member: students and professor separately
メンバー各個人の写真:学生と教員それぞれ

8.Teacher’s biography: 600 characters (including spaces)

指導教員の略歴:600文字(スペース含む)

提出物フォーマット

ASC2025 logo .zip | 10.23 MB 
ダウンロード
ビュー

チーム登録が完了(Validate)している方に、提出物の保存先リンクをご連絡いたします。
OneDriveへのアクセス方法は、下記をご参照ください。

OneDriveお客様向けマニュアル .pdf | 503.93 KB
ダウンロード
ビュー

⇒ 2024年の参加プロジェクトを見る

トレーニング

One Click LCA
本コンテストでは、プロジェクトのLCA評価が必須となっており、One Click LCAアカウントとトレーニング資料が提供されます。
アカウントのアクティベーションや操作方法については、下記動画をご確認ください。

SketchUp & SG SAVE-I Plug-In

EnergyPlusのプログラムを使用した、建築と採光計画のためのエネルギー計算ツールです。
※エネルギー計算については大学で使用しているソフトウェアを使用することも可能です。
 (EnergyPlus, Design Builder, TranSys Comfie ,the PHPPなど.)

1.エントリー後、チームリーダーのメールアドレス宛に、3Dモデリングのソフトウェア“Sketch UP”のダウンロード案内が届きますので、シリアル番号等入力してダウンロードをしてください。1チームにつき1ライセンスが付与されます。
2.ASCウェブサイトより本コンテスト用のプラグインSketchUp & SG SAVE-I Plug-In(サンゴバン社製品登録済み、Windowsのみ)をインストールしてください。

Sketch Up データベース

SG International Product Database CS 2024 .xlsx | 17.90 KB
ダウンロード
ビュー

SG International Product Database Glass 2024 .xlsx | 12.76 KB
ダウンロード
ビュー

指導教員の方へ

サンゴバンでは毎年、本コンテスト開催前に「Teachers’Day Event」を開催しています。全2回のセッションは、参加学生の指導教員がコンテスト課題を理解し、学生のプロジェクト指導に活用して頂くことを目的にしております。ぜひご覧ください。

FAQ

指導教員の登録は必須ですか?

はい、必須です。コンテスト課題についてはいくつかのテーマに関する専門知識や指導が必要となります。日本大会で優勝し日本代表となった場合、指導教員の方も世界大会に同行して頂きます。(渡航・滞在費用はサンゴバン社負担)

1つの学校で複数チームの参加は可能ですか?

はい、可能です。日本大会で最終的に世界大会に出場する1チームを選抜することになります。

日本大会で、1人の教員を複数チームの指導教員として登録することはできますか

はい、可能です。ただし日本大会で優勝し、日本代表となった場合、他国のチームの指導教員を兼ねることはできません。

複数の大学からチームを構成することはできますか?

はい、複数の大学による混成チームでの申し込みは可能です。指導教員は、1チームにつき1名となるため、参加大学の中から1名のみ選出して頂く形となります。

コンテストは全て英語で行われますか?

日本大会につきましては、資料は英語で準備していただき、プレゼンテーションは日本語となります。世界大会は全て英語でのコミュニケーションが必要となります。

日本に留学中の外国人学生は参加できますか?

外国人留学生が留学先の国の学生として参加する事は可能です。その際、国籍とは関係なく、留学先の国を代表して参加する形となります。

日本大会で、動画の提出は必要ですか?

日本大会では動画の提出は不要です。日本大会で1位となり世界大会に出場する場合は、動画の提出が必要となります。フォーマット等については、Contest Rules&Organization guideをご確認ください。

お問合せ

参加をご検討の学生・教員の方はお気軽にお問い合わせください。
皆様のご参加をお待ちしております。

サンゴバン(株)マグ・イゾベール(株) ASC担当者:寺尾
ascjapan@saint-gobain.com
東京都千代田区麹町3-7 サンゴバンビル
03-3288-6305

サンゴバン国際学生建築コンテスト日本大会公式Instagramでは、前回の日本大会の様子や参加者の声をご紹介しています。
ぜひご覧ください!
https://www.instagram.com/saint.gobain_asc_japan/

主催

●主 催:サンゴバン·グループ
https://www.isover.co.jp/architecture-student-contest/2025

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