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REPORT03『てづくりでものづくり』LUCHTA オリジナルトートバッグができるまで

LUCHTA オリジナルトートバッグができるまで

「建築系学生の皆さんに喜んでもらえるグッズを作りたい」、そんな想いから、このたびLUCHTA ではオリジナルトートバッグを制作しました。生地選びから、デザイン制作、工場の手配まで、すべてLUCHTA スタッフが行った本企画。ここでは、完成までの様子を順番にご紹介いたします。

1.トートバッグを作ろう!

LUCHTA オリジナルトートバッグ完成までの道のりは、まずLUCHTA チームで製作会議を行うところから始まりました。どんなグッズを制作しよう? 学生さんに喜んでもらえるものってなんだろう? 予算と納期の範囲で作れるものはなにがある?

そんな議論を重ねながら、「学生さんが普段使えるもの」「邪魔にならないもの」「それを持っていることでLUCHTA を知らない人にも認知してもらえるもの」という観点から、”トートバッグ”の制作が決定しました。

2.制作会社を探そう!

トートバッグの制作が決まったら、今度はどこの制作会社に発注するかを検討します。トートバッグを取り扱っている複数の会社に連絡を取り、見積もりや納期の確認を行います。しかし、なかなか希望の条件に合う発注先が見つかりません。

安価なものは生地が薄い、持ち手が短い、など使い勝手があまり良さそうにありません。ですが品質の良いものを選べば、当然価格は上がります。限られた予算の中でどうすれば一番良いものを作れるのか、LUCHTA チームは悩みました。

3.持つべきものは、コネクション!

そこで生地デザインを専門にお仕事をされているデザイナーさんに相談することにしました。“いいものが見つからないときは、諦めず色々な人に相談してみること”仕事でもプライベートでも、人とのつながりが最後はものを言うものです。

その結果、希望の条件に合う制作会社を見事紹介してもらうことができました。生地も縫製も完全に国内生産のトートバッグです。耐久性やひもの長さも予算の範囲内で希望をクリアすることができ、ほっと一安心。これで制作が一気に進みます。

4.生地を選ぼう!

今回トートバッグの生地に選んだのは、ベッドシーツなどにも使用されているリネンです。薄手ですが丈夫なうえに、非常に軽く、小さく折りたたんで持ち運ぶことができます。すべすべとした手触りで、色の発色もとても良い上質な生地を使用します。

同時に、トートバッグの仕様(サイズや縫製についての詳細)も固めていきます。肩に下げて持ちやすいよう取っ手は長めに、雑誌などの重たいものを入れても耐えられるよう、持ち手の縫い部分をクロスで補強する、など、使用シーンを想定しながら細部に至るまで打ち合わせを行います。

▲このような色付きの生地も候補に。最終的に、今回はシンプルなホワイトを選択!

5.デザインを制作しよう!

バッグの仕様が決まったところで、いよいよデザイン制作に取り掛かります。
今回は生地デザインを中心に活躍中のSEDUM DESIGN さんに制作を依頼しました。

「建築系の学生さんならではのモチーフを絵柄に取り入れたい」「男女だれでも持ちやすいデザインにしたい」「1年を通して使えるよう季節感は限定しない」などなど、多数の意見を出しながら、デザインの方向性を詰めていきます。そうして完成したのが、このデザイン。テーマは“建築を学ぶ男の子と女の子の日常”。色は、学生らしいフレッシュさと、インテリジェンスさを表現するため、深緑を採用しました。どこにもない、LUCHTA だけのオリジナルデザインの完成です。

▲デザイン完成の次は色選び。最後はスタッフ一致で深緑に決まりました。

▲手に持ったときの見え方なども配慮して、デザイン位置を決めていきます。

▲手違いがないよう、工場に渡す仕様書には細かく指示を書き込みます。

6.想定外!サンプルに問題が…!

デザインを入稿したら、次はサンプルが仕上がるのを待ちます。サンプルとは、本番と同じ生地を使った実物同様の見本です。しかし、そこで重大な事件が発生しました。届いたサンプルの印刷がかなり滲んでいたのです…。

すぐに制作会社に確認し原因を突き止めたところ、今回のデザインは細い線や白抜き文字を多用しているため、プリントの難易度が高いことがわかりました。そこで線を太くするなどの修正を行いましたが、状況はあまり改善されず…。

しかし納期が迫っている中、デザインを一から考え直す時間はもうありません。そこで、高い印刷技術を持つ専門の工場にプリントだけを別注する、という決断を下すことにしました。本来は《生地の裁断》、《デザインの印刷》、《縫製仕上げ》までをひとつの工場で一貫して行う予定だったため、予算を抑えることができていました。しかし別注することになれば、想定外の費用が発生します。それはかなり計算外のことでした。ですが、トートバッグを受け取る学生さんに喜んで使ってもらえなければ、作る意味がありません。目が肥えていて、モノへのこだわりが強い建築系の学生さんたちに、このバッグを気に入ってもらいたい。その思いで、今できるベストを尽くすことに決めたのです。

▲見逃せないレベルの滲みがちらほら…。

▲よく見ると、ロゴやイラスト、全体的に滲みが確認できます。

7.縫製作業スタート!

そうして上がってきた二度目のサンプル。これを見るまでは不安が残っていましたが、さすが専門の工場なだけあって滲みひとつないきれいな仕上がり!これでまたひと安心です。スケジュールも大幅に遅れることなく、順調に印刷工程を終えることができました。

最後はいよいよ、縫製仕上げです。縫製工場に運び込まれる大量の生地。袋の部分と取っ手の部分をそれぞれ縫い上げ、最後にその二つをつなげていきます。職人さんたちの手際良い動きで、あっという間にトートバッグが仕上がっていきます。

▲縫製工場の中の様子。業務用ミシンが並びます。

▲縫われる前の生地の山。印刷はすでに終えている状態です。

▲だんだんトートバッグの形に近づいていきます。

▲専用の機械を使い、取っ手の生地を半分にプレスしながら、同時に縫い上げていきます。

▲ひとつひとつ、手作業で丁寧に仕上げられていきます。

8.完成!

そしてついに、LUCHTA トートバッグが編集部に納品されました。初回の生産枚数は2,000 枚。すべて一から企画して作り上げた、完全なオリジナルです。

今回、LUCHTA で制作したトートバッグは、デザイナーや職人の方々の手を通じて生み出された世界のここだけにしかない『てづくりでものづくり』されたもの。建築系学生さんに使っていただきたい想いと共に、つくり手の想いを込めた、オリジナルです。LUCHTA トートバッグを手に入れたというかたは、是非たくさん使ってください。そしてもし、「そのバッグどこの?」と聞かれることがあったら、「LUCHTA(ルフタ)っていう建築系学生向けのサイトのだよ」と宣伝をお願い致します。もしまだお持ちでないかたは、こちらからご応募いただけます。(※お一人様ひとつまで。※数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。)
LUCHTA では今後もさまざまな『ものづくり』を生業とする方たちとオリジナルグッズを制作する予定です。
各種イベントなどで無料配布致しますので、どうぞご期待ください!

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