授業で学んだ建築を、
自分たちの手で実践する
WA-K.pro(ワークプロ)は、工学院大学で建築を学ぶ有志が集まった学生サークルです。1・2年生を中心に301名が所属し、八王子キャンパスの倉庫を木造で建て替える「K×Kプロジェクト」、街を歩いて建築を見学する「アルキテクチャー」、毎年テーマを変えて家具をつくる「家具コンペ」、地域のお祭り「キャンドルリバー」など、学内外で建築を「実践」する活動を続けています。学年を問わず、授業だけでは学べない経験を仲間と重ねられる場所です。
建築好きが集まる、
1・2年生の実践の場

「授業で習ったことを、実際に試してみたい」——そんなあなたへ。
2008年の設立以来、WA-K.proは「学校で学んだことを活かして建築を実践する」をテーマに活動してきました。建築好きが集まり、授業で習ったことを踏まえて実践することで、楽しく学んでいます。
活動の舞台はキャンパスの中だけではありません。銀座・渋谷・表参道の街並み、大栗川のキャンドルリバー、企業とのプロダクト開発、学外の学生団体との改修プロジェクト——学内はもちろん、他大学や企業との活動にも積極的に取り組んでいます。
自分たちが設計した建物が実際に施工される。家具を実寸大でつくる。1年生のうちに地域の活性化に関わる。どれも、教室の中だけではなかなか得られない経験です。1年生201名・2年生100名のメンバーが、学年を問わず仲良く建築に熱中しています。
ふだんの活動の雰囲気は、紹介動画でもご覧いただけます。
■ 団体情報
| サークル名 | WA-K.pro -ワークプロ- |
|---|---|
| 学校名 | 工学院大学 |
| 分類 | デザイン・まちづくり・地域活性化・まち歩き |
| 担当教員 | 樫原徹[教授] |
| 代表 | 曽田翔・車塚遥斗 |
| 設立 | 2008年 |
| 構成 | 1年生:201名 2年生:100名 合計:301名 |
| 活動場所 | 工学院大学 八王子キャンパス |
| 活動日 | 火曜日(K×Kプロジェクト)、月曜日 |
| 入会方法 | InstagramのDMからお問い合わせください。 @wa_k.pro10 |
| 公式サイト・SNS | https://www.kogakuin.ac.jp/archive/wa-k_pro.html https://www.instagram.com/wa_k.pro10/ https://www.instagram.com/kk_project_warkpro/(K×Kプロジェクト) https://twitter.com/wa_k_pro10 |
| 主な活動テーマ | 1.学校で学んだことを活かして建築を実践する2.学内はもちろん、他大学や企業との活動も行う |
| キーワード |
■ WA-K.proが大事にしている3つのこと
🔨 学んだことを、実践する
WA-K.proの主な活動テーマは「学校で学んだことを活かして建築を実践する」こと。授業で得た知識を、実際に手と体を動かして確かめていきます。
たとえばK×Kプロジェクトでは、キャンパス内の倉庫を学生が設計し、木造で建て替えることを目標にしています。図面の上だけで終わらない設計が、ここにはあります。
🤝 学年を越えて、学び合う
活動の中心は1・2年生。学年を問わずみんなが仲良く、建築についてともに学び合っています。
アルキテクチャーでは1・2年生合同の班をつくって街を歩き、建築旅行では知識豊富な先輩と一緒に建築を見学しました。先輩の視点に触れることが、自分の成長につながります。
🏘 学内から、まちと社会へ
学内はもちろん、他大学や企業、地域との活動も大切にしています。建築が人や社会とどう関わるのかを、現場で体験できるのがWA-K.proの強みです。
大栗川のキャンドルリバーではお祭りの運営と空間デザインを担い、2025年度の家具コンペには地域の方を招いて講評をいただきました。
■ 主な活動
キャンパスで、まちで、建築を「実践」する
木造倉庫の建て替えから、家具のデザイン、街歩き、地域のお祭りまで。WA-K.proの活動は、設計から製作・施工、地域との協働まで幅広く広がっています。ここでは、通年で続くプロジェクト、年度ごとにテーマが変わる家具コンペ、毎年恒例の定番企画、そしてこれまでに取り組んだプロジェクトを紹介します。
▣ K×Kプロジェクト|八王子キャンパス・2011年 – 現在

WA-K.proから派生した通年プロジェクト/テーマ「地元・多摩産材を用いた地産地消のものづくり」
この活動を一行で言うと
キャンパスの古い倉庫を、学生の設計で木造に建て替える。
K×Kプロジェクトは、学生プロジェクトであるWA-K.proから派生したプロジェクトです。多摩産の木材を使い、八王子キャンパス内に点在する老朽化した倉庫を、10年かけて学生たちが設計し、木造建築で建て替えることを目標に活動しています。
この取り組みの核心
最大の魅力は、自分たちが設計した建物が実際に施工されること。学生のうちに、設計が現実の建物になるまでを体験できる、とても貴重な機会です。年間スケジュールでも「年間企画」として位置づけられ、1年を通じて取り組んでいます。
事例:授業用テニスコート倉庫の建て替え
工学院大学の発表によると、K×Kプロジェクトは2022年1月からテニスコート横の倉庫の建て替えに着手しました。それに先立ち、全体の構造を理解するために新築倉庫の模型を製作。同プロジェクトのメンバー30名が1週間かけて、2021年11月19日に完成させました。
▣ 家具コンペ|2020年 – 現在

毎年テーマを変えて、家具のデザインから製作まで
この活動を一行で言うと
ふだんデザインする機会のない「家具」に、班で挑む。
家具コンペは、班に分かれて家具のアイデアを出し合い、実際にかたちにしていく企画です。例年6月から7月にかけて行われます。建物よりも身体に近いスケールで、素材や使い心地まで考え抜く経験が、家具への理解を深めてくれます。
年度ごとのテーマ|家具コンペの歩み
お題は毎年変わります。照明、椅子、パーテーション——テーマごとに、メンバーの試行錯誤から新しいアイデアが生まれてきました。
2020年度|生活に必要な家具
6班に分かれて家具のデザインに挑戦。コロナ禍でオンラインでの開催となりましたが、各班が生活に必要な家具のアイデアを出し合い、最終的には実寸大での製作まで結びつけました。
2022年度|「優しい照明」
「優しい照明」をテーマにコンペを行いました。
2023年度|オリジナルの椅子
工学院大学の発表によると、2023年7月4日にメンバー学生による家具コンペを開催し、オリジナルの椅子を13脚製作しました。
2024年度|「座りたくなる椅子」
「座りたくなる椅子」をテーマに製作しました。
2025年度|「あかるくなる照明」
「あかるくなる照明」をテーマにコンペを行いました。コンペには地域の方を招き、照明についての講評もしていただきました。
2026年度|「かわるパーテーション」
「かわるパーテーション」をテーマにコンペを行いました。これまでにないお題に対してメンバー全員が試行錯誤し、斬新なアイデアや美しい家具が生まれました。
▣ まちへ出る、空間をつくる|毎年続く3つの定番企画
アルキテクチャー/キャンドルリバー/学園祭(八王子祭)
実物に触れ、地域に関わり、空間で表現する
アルキテクチャー|2018年 – 現在

1・2年生合同の班に分かれて事前に調べたうえで、銀座・渋谷・表参道などの街を実際に歩き、建築を見学します。実物を見ることで、写真や文章では得られない情報に出会えます。建築学生として街の風景を見ることは、ランドスケープ分野の勉強にもなります。
キャンドルリバー|2017年 – 現在

大栗川で開催されるキャンドルリバーで、地域のお祭りの運営と、キャンドルによる空間デザインを行います。地域活性化に1年生のうちから関われるのは、貴重で良い経験になります。
学園祭(八王子祭)|2018年 – 現在

WA-K.proの学生がデザインした空間を、教室を使って表現しました。夏から秋にかけて、学園祭に向けた準備を進めます。
▣ これまでのプロジェクト|2019年 – 2021年
学内の空間づくりから、地域・企業・学外の学生団体との協働まで
年度ごとに広がった、5つの挑戦
2019年|展示スペースのリニューアル

八王子キャンパスで学生プロジェクトの作品が展示されているスペースの空間デザインを、WA-K.proが担当しました。どうすれば魅力的になるかを追求するために学内コンペを実施し、みんなで考えながらデザインし、作業し、それが形になる体験は貴重なものになりました。
デザインは「のぞく」という行為に着目したもの。新しい世界に飛び立とうとしている新1年生が、工学院の学生プロジェクトを文字どおり垣間見ることのできる空間になっています。
2019年 – 2021年|みんなの居場所 暖炉

八王子市社会福祉協議会と連携した企画です。八王子キャンパス近くの犬目町にある空き家を活用し、地域住民の居場所とコミュニティをつくりました。
2019年|建築旅行(京都・大阪)

2019年度は、2泊3日で京都・大阪へ建築旅行に出かけました。さまざまな年代の建築物を見て語り合い、建築への知識を深めました。知識豊富な先輩と一緒に見学することは自分の成長にもつながり、現地の方の話も聞けて、とても良い経験になりました。
2020年|danbal 製品開発(企業コラボ)

株式会社電通テック(当時)からお声がけいただき、同社と豊栄産業株式会社が手がけるダンボール製プロダクトブランド「danbal」とコラボレーション。「Withコロナの暮らしをデザインする」をテーマにプロダクト開発を行いました。各班が企業の方々の前で発表し、バッグ型の持ち運び作業台と、在宅ワーク向けのパーテーションが実現しました。
2021年|熱海リゾートマンション改修プロジェクト

学生団体の建築設計事務所13ellが手がける、静岡県熱海市のリゾートマンション改修プロジェクトに、工具の提供と実地作業で参加しました。床・天井の下地貼りや壁の塗装など、施工の実務に近い作業を、プロの技術者の方々や3・4年生の先輩の指導のもとで経験しました。
■ WA-K.proの歩み
- 2008年
- WA-K.pro設立
- 2011年
- K×Kプロジェクトが始動
- 2014年
- デザインフェスタ出展
- 2016年
- TDW出展
- 2017年
- キャンドルリバーでの活動がスタート/八王子都市緑化フェア学生部門出展
- 2018年
- アルキテクチャーがスタート/学園祭(八王子祭)での空間展示がスタート
- 2019年
- 展示スペースのリニューアル/みんなの居場所 暖炉(2021年まで)/京都・大阪への建築旅行
- 2020年
- 家具コンペがスタート/danbal 製品開発(企業コラボ)
- 2021年
- 熱海リゾートマンション改修プロジェクトに参加
- 2022年
- 第2回建築学縁祭「首都圏建築学生・活動発表会」にスピーカーとして参加/新宿キャンパスB-ICH展示のデザイン協力/大栗川キャンドルリバー2022にコアメンバーとして参加
- 2023年
- 第3回建築学縁祭「首都圏建築学生・活動発表会」にスピーカーとして参加/大栗川キャンドルリバー2023にコアメンバーとして参加
- 2025年
- 第5回建築学縁祭「首都圏建築学生・活動発表会」にスピーカーとして参加/大栗川キャンドルリバー2025にコアメンバーとして参加/家具コンペ「あかるくなる照明」で地域の方が講評に参加
- 2026年
- 家具コンペ「かわるパーテーション」
今後の予定|これからのWA-K.pro
従来の活動は継続しつつ、新たな企画を発案、実行していきます。現在計画している具体的な企画としては、空き店舗を改修し図書館にする「みんなの図書館」プロジェクトや、研究室紹介、街の魅力を再発見するマップを作るプロジェクトなどがあります。また、学部外、学校外との交流も増やし、規模の大きな活動も計画していきます。
■ WA-K.proに入って得られる4つのこと
授業の課題とは違う角度から、建築に触れられるのがWA-K.proの活動です。これまでの活動から見えてくる、ここで得られる経験を紹介します。
[01]自分の設計が「建つ」経験
K×Kプロジェクトでは、学生が設計した木造の倉庫が実際に施工されます。
図面や模型で終わらず、建物として立ち上がるまでを見届けられるのは、学生のうちにはなかなか得られない経験です。
[02]本物の建築を見る目
アルキテクチャーや建築旅行では、事前に調べた建築を実際に訪ねます。
写真や文章ではわからない情報を体で受け取り、街の風景からランドスケープの視点も養えます。
[03]実寸大でつくる手と頭
家具コンペでは、アイデアを実寸大で製作するところまで取り組みます。
熱海のリゾートマンション改修では、床・天井の下地貼りや壁の塗装など、施工の実務に近い作業も経験しました。
[04]地域や企業と関わる力
キャンドルリバーでは、1年生のうちから地域のお祭りの運営に関わります。
danbalとのプロダクト開発では企業の方々の前で発表し、家具コンペでは地域の方から講評を受けました。学外の人に伝える経験が積み重なっていきます。
■ 4つの定番活動を比較
毎年続いている4つの活動を、時期・内容・得られる経験で比べてみました。どの活動から参加してみたいか、考えるヒントにしてください。
| K×Kプロジェクト倉庫を木造で建て替える | 家具コンペテーマに沿って家具をつくる | アルキテクチャー街を歩いて建築を見る | キャンドルリバー地域のお祭りを彩る | |
|---|---|---|---|---|
| 時期 | 通年(年間企画) | 6月〜7月 | 5月 | 10月〜11月 |
| 開始 | 2011年 | 2020年 | 2018年 | 2017年 |
| 主な内容 | 多摩産材を使い、キャンパス内の老朽化した倉庫を学生が設計し、木造で建て替える | 年度ごとのテーマに沿って、班で家具のアイデアを出し合い製作する | 1・2年生合同の班で事前に調べ、銀座・渋谷・表参道などの建築を見学する | 大栗川でのお祭りの運営と、キャンドルによる空間デザイン |
| 得られる経験 | 自分たちの設計が実際に施工される | 実寸大での製作/地域の方からの講評(2025年度) | 写真や文章では得られない実物の情報/ランドスケープの視点 | 1年生のうちに地域活性化を経験できる |
1年を通して、いろいろな建築に出会える
春は街を歩いて建築を見て、初夏は家具をつくり、秋は地域のお祭りで空間を演出する。その間もK×Kプロジェクトは通年で動いています。1年を過ごすうちに、「見る」「考える」「つくる」「地域と関わる」をひととおり経験できるのが、WA-K.proの活動の組み立てです。
■ 活動日・年間スケジュール
WA-K.proの活動日は月曜日、活動場所は八王子キャンパスです。1・2年生が中心となり、1年を通じてさまざまな企画に取り組んでいます。
活動日・活動場所
月曜日、八王子キャンパスで。
メンバーは1年生201名、2年生100名の合計301名。授業で学んだことを持ち寄り、学年を問わず活動しています。
年間企画
K×Kプロジェクトは1年を通して。
月ごとの企画と並行して、キャンパス内の倉庫を木造で建て替えるK×Kプロジェクトが通年で進んでいます。
年間スケジュール
- 4月
- 新入生歓迎会
- 5月
- アルキテクチャー
- 6月
- 家具コンペ
- 7月
- 家具コンペ
- 8月
- 学園祭に向けての準備・エコフェスでの子供向けワークショップの開催
- 9月
- 学園祭に向けての準備
- 10月
- キャンドルリバー
- 11月
- キャンドルリバー・研究室紹介
- 3月
- はるまな学生EXPOにてワークショップと展示の開催
- 通年
- K×Kプロジェクト(年間企画)
雰囲気
学年を問わず、みんなが仲良く建築に熱中。
WA-K.proは、授業だけでは学べないことを体験できる場所です。1・2年生合同の班で街を歩いたり、先輩と一緒に建築を見学したりと、学年を越えた交流が自然に生まれています。
■ 授業の外で、建築にもっと熱中しよう
2008年の設立から、WA-K.proは「学校で学んだことを活かして建築を実践する」ことを続けてきました。倉庫の建て替え、家具コンペ、街歩き、地域のお祭り、企業とのプロダクト開発——活動のかたちは年度ごとに広がり、今では1・2年生301名が所属するサークルになっています。
これからは「みんなの図書館」プロジェクトや、街の魅力を再発見するマップづくりなど、新しい企画も計画中です。学部外・学校外との交流も増やしながら、より規模の大きな活動に挑戦していきます。
教室で学んだ建築を、キャンパスとまちで確かめる。
その第一歩を、WA-K.proで踏み出してみませんか。