【7/11@東京+オンライン】 藤井由理×佐藤淳 トポロジー第2弾『多様体を...
「トポロジー=位相幾何学」に登場する魅力的なキーワードについて勉強が進みました。トポロジーでは立体のことを「多様体」と呼びます。多様体を「ポヨン」と変形して滑らかな塊にする「リッチフロー」という操作があります。「むすび目」のひもの本数を増やすと「からみ目」と呼ぶそうです。その「からみ目」にねじれた膜を張ると「ザイフェルト曲面」と呼ばれます。ドーナツのように孔の空いた曲面を「ハンドル」で表してそれを切り貼る「カービー図式」という表記法があります。空間に散らばる点を最短距離でつなぐと「シュタイナーツリー」という樹形が現れます。網の目の中心を結ぶ網を描く「双対グラフ」を何度繰り返せるかが網目の複雑さを表します。早稲田大学藤井由理研究室と、東京大学佐藤淳研究室ではこれらの形状生成や操作のアルゴリズムを学び、建築空間の生成や分析に活用する試みを進めました。本年6月6日~19日には「多様体をポヨンとさせる」として展覧会も開催しました。トポロジーのことを勉強しようと2年前に登場していただいた藤井由理先生に再登場していただき、これら楽し気な概念を活用する様子をご紹介いただきます。