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プレゼンは「見た目」で決まる!? 相手に好印象を与えるコツとは?

プレゼンは「見た目」で決まる!? 相手に好印象を与えるコツとは?

建築学生にとって在学中の大きな山場といえば、節目ごとの課題提出や、学内外でのコンペへの参加などが挙げられると思います。人前に自分の作品を出し評価を受ける機会があるというのは恵まれていることですが、その分日々の努力や苦労が求められるのも、建築学生ならではでしょう。

特にコンペのような競争の場で言えることですが、もしあなたがどれだけ才能ある作品を作ったとしても、そのプレゼンテーションの印象がイマイチだとしたら、なかなか良い結果を出すことはできません。逆に言えば、良いプレゼンテーションさえできれば、他者より抜きん出るチャンスが十分にあると言えます。

そのため、建築系学生にとってプレゼン術を磨くことは非常に重要です。そこで今回は「相手に好印象を与える見た目や話し方」についてご紹介致します。

■プレゼンの場ではあなたの「見た目」が勝敗を大きく左右する

さて突然ですが、プレゼンテーションを行う際、観客が最初に得る情報は何でしょうか?それは、プレゼンの内容でもなければ、あなたの話し方でもなく、「あなたの見た目」です。

観客は、あなたが話始めるより前に、あなたの見た目から、「この人の話を聞いてみるかどうか」を判断するのです。誰だって、清潔感のない身なりや、横暴な態度をとっている人の話すことを真剣に聞きたいとは思いませんよね。

「内容さえ良ければそれでいいんじゃないの?」そんな反論の声も聞こえてきそうです。ところが見た目の重要性は、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの研究内容でも証明されているのです。

■1. 話の内容よりも「見た目」の印象のほうが圧倒的に重要

そのアメリカの心理学者の研究内容は、論文「Silent messages」の中で発表された、「メラビアンの法則」というものです。メラビアンは、人と出会って印象を受ける際の非言語コミュニケーションの重要性をこのように説いています。

“コミュニケーションで相手に与える印象の割合は、見た目や表情、しぐさなどの視線視覚情報が実に半数以上を占める55%、次に声の大きさや速さ、口調などの聴覚情報が38%、話の内容などの言語情報に至ってはたったの7%しかない”と。

つまり彼は、コミュニケーションにおいて、最も相手に印象を与えるものは、「見た目・表情・しぐさ・視線」などの視覚情報だと主張しているのです。また、初対面で人がその人を見極める時間は数秒(3〜5秒)だとも言われています。このことからも、ぱっと見たときの最初の印象がいかに重要かがわかると思います

■2. 好印象を与える身なりのポイントを押さえて、高評価を勝ち取ろう

せっかく時間と労力をかけて取り組んだコンペ作品ですから、あなたの見た目の印象だけで作品そのものの評価が損をするようなことだけは、避けたいものです。そこで、早速、いくつかの項目に分けて、相手に良い印象を与えるテクニックついて紹介していきましょう。

①服装編

身だしなみは、第一印象に直結するだけでなく、比較的簡単にできる項目です。そのため、プレゼンを控えている学生は、まずは身だしなみから整えていきましょう。

身だしなみにおける最も重要なキーワードは、「清潔感」。学生の皆さんの中には、ファッションにこだわりのある方や、普段からラフな格好で通学しているという方も多いと思います。しかし、初対面の相手は、あなたの人柄を全く知りません。そのため、極端に奇抜な服装やラフな服装でいると、非常識、だらしない、といったマイナスイメージを与えかねないのです。

初対面での印象は、なかなか払拭できるものではありませんので、そうなる前に、事前に常識的な清潔感のある服装を心掛けましょう。例えば、ネイビーのスーツや、綺麗にアイロンがかけられたシャツを着用すると、清潔感を感じてもらうことができます。また、髪で顔を覆うと暗い印象になってしまうので、前髪が目にかからないよう整えるなどの工夫を行いましょう。

②表情編

身だしなみと同様に「表情」も大変重要であり、また簡単に変えやすい項目でもあります。初対面で、相手に好印象を与えるためには、なんといっても「笑顔」が一番。また、笑顔でいることのメリットは、相手に好印象を与えるだけではありません。

人には、「返報性の原理」というものがあり、あなたが誰かに笑いかけると、相手も無意識のうちに、笑顔を返そうとしてくれます。そのため、プレゼンで緊張してしまっても、とりあえず笑顔を心掛けることで、観客も自然と笑顔になり、あなたの緊張も和らぐことでしょう。

ただし、自分では思いきり笑っているつもりでも、実際にはそれほど笑って見えない、というギャップが生じることがあります。対策としては、自分の動画を撮影してみて、客観的に笑顔を見てみるのが良いでしょう。そもそも笑顔に抵抗があるという人は、誰かになりきって演じてみる、というのもオススメです。あの人ならきっとこういう笑い方・話し方をするんじゃないか、とプレゼン上手な誰かの真似をすることから、始めてみましょう。

③視線編

視線は、あなたの熱意や想いを相手に伝えるために、とても重要な項目です。終始目が泳いでいては、自信がないように見られてしまうこともあります。相手の目を真っすぐみることで、あなたの真剣さをしっかり伝えましょう。

けれども、あまりに審査員や観客の目ばかり凝視しすぎるのは不自然です。そこで、基本的には、資料やスクリーンなどに視線をおき、強調したい部分で観客の目を見るようにする、という風にメリハリをつけると効果的です。

このように視線を用いれば、聞き手を自分の話のペースに引き込みコントロールすることも可能です。少し上級テクニックではありますが、プレゼンの際にはぜひ視線も意識するようにしましょう。

④姿勢編

話しているときの姿勢も、あなたの印象を大きく左右します。例えば、プレゼン中に猫背でずっと下を見ていると、観客はどんな印象を受けるでしょうか? どこか自信がないように見え、この学生の言っていることは、本当に正しいのか、ついつい疑ってしまいますよね。

一方で、真っすぐに背筋を伸ばし、シャキッと前を向いていると、堂々とした印象を受け、この学生の話を聞いてみようと思うことでしょう。また、良い姿勢は声にも影響を与えるため、ハキハキとした聞き取りやすい喋り方にもつながります。

プレゼン中でないときも、姿勢や態度はとても重要です。待ち時間などに腕や足を組んでだらしなくしていると、相手には悪い印象しか残りません。どこで見られているか分かりませんので、注意するに越したことはないでしょう。

しかし、良い姿勢でい続けることは、そう簡単にはできません。まずは、鏡の前でプレゼンの練習を行ってみたり、それを撮影してみたりして、自分の姿勢の特徴を客観的に知ることから始め、日頃から常に意識するよう心がけてみてくださいね。

■まとめ

まとめ:今回はメラビアンの法則を例に「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」のうち、見た目を指す「視覚情報」の重要性について紹介しました。しかし、見た目だけを磨けば良いというわけではもちろんありません。

最終的に判断されるのは「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」のすべてを統合した結果です。まずは入り口として、好印象を与える見た目に気を配りつつ、最終的には言動にも矛盾がないよう、しっかりと準備をしてプレゼンに臨みましょう。

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