【BOOKS】住宅建築 2020年12月号「みどりへのまなざし ──瀧光夫の仕事」
[住宅建築 No.484]2020年12月号
概要
「建築」と「緑」をテーマに、2組の建築家の活動を紹介します。
植物園や公園施設などをはじめ、数多くの建築を設計した瀧光夫さん(2016年没)。各地には数多くの作品が残されており、地域の安らぎの場として親しまれています。今回の特集では、そのうち自邸を含む5つの作品を、瀧さんの膨大なスケッチや言葉と共に紹介します。
愛知を拠点に活動する建築家の西口賢さんと岩間昭憲さん。地元の石を使い、庭と建築が一体となった空間が特徴的です。古来から続いてきた、日本人の自然と共存する暮らしに目を向けながら、現代の技術を適材適所に取り入れ、職人の技を活かした住まいは、懐かしさと新しさを感じさせます。
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本体2,400円+税 購入はこちらから目次
【第1特集】みどりへのまなざし──瀧光夫の仕事
写真=松村芳治
『建築と緑』 文=瀧光夫
建築と緑の融合、瀧建築の原点
愛知県緑化センター
設計=瀧光夫 造園=中村一
写真=市川靖史
都市にうるおいを与える緑のオープンスペース
大阪府服部緑地都市緑化植物園 花と緑の相談所
設計=瀧光夫
写真=市川靖史
土地の記憶を受け継ぎ、新しい風景を創る
古今伝授の里フィールドミュージアム
設計=瀧光夫
右写真=松村芳治、左写真=市川靖史
瀧光夫の言葉
インタビュー・瀧光夫が目指した「みどり」の空間
宮城俊作・髙砂正弘 聞き手=松隈洋
写真=松村芳治
瀧光夫が求めたもの
──緑と建築の対話的思考をめぐって
文=松隈洋
【第2特集】創造する緑──西口賢・岩間昭憲の仕事
写真=笹倉洋平
自然と合一した空間を目指して 文=西口賢
自然・建築・人間が調和する環境 文=岩間昭憲
境界のない庭 文=西村直樹
宇寿石の「大地」に欅の大黒柱が根差した住まい
大地の家
設計=西口賢建築設計事務所
写真=笹倉洋平
洞窟のような「原始的空間」の住まい
光洞の家
設計=西口賢建築設計事務所、岩間建築設計事務所/岩間昭憲
写真=笹倉洋平
真壁工法の「透ける民家」
寺部の家
設計=西口賢建築設計事務所、岩間建築設計事務所/岩間昭憲
写真=笹倉洋平
自然の力を活かした現代の竪穴式住居
薬師田の住居
設計=岩間建築設計事務所/岩間昭憲
写真=笹倉洋平
外でありながら内のような空間 文=竹原義二
連載
◉小さな町の可能性 第1回
──流域に生きる 全体監修=かめ設計室
早川のせせらぎを聞きながらつかる山に囲まれた西山温泉
「湯島の湯」 設計=羽渕雅己(かめ設計室)+早稲田大学後藤春彦研究室
ゆっくりと息をするような建築 文=羽渕雅己
コラム 水の原理から生まれるカタチ──「水」と「公共性」の親和① 文・スケッチ=羽渕雅己
◉INTERIOR 第15回 -Brooklyn Eclectic Open Space-
THOSS HOUSE
MIKI TAKASHIMA
書評
評者=長島明夫
『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』
多木浩二 写真 多木浩二、今福龍太 文 飯沼珠実 編(建築の建築、2020年)
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