【7/31 締切】日本x北欧 オンライン建築ワークショップ
JaNAS Online2020
新型コロナウィルスは私達にリモートデザインの可能性を探る機会を与えました。私達は情報空間を拡張するのを楽しみながら、デザインの限界をこれまでにないくらい広げています。参加できなかったイベントや、経験できなかったこと、残せなかった思い出、会えない人なども少なくないかもしれません。しかし、いつも私達は問題を楽しんだり、状況を改善したり、何か新しいものを作り出す方法を見つけることで、自分たちの人生をデザインしてきました。
JaNAS_Onlineは日本人と北欧人の建築学生が参加するオンラインプログラムです。
プログラムは「レクチャー」と「デザインプロジェクト」2つの要素からなります。
日本人学生は3週間、北欧人学生は2週間のプログラムです。北欧人学生はプログラムの2週目から参加します。
このプログラムでは、さまざまなオンラインツールを使ってデザインしコミュニケーションします。
バーチャルコペンハーゲンとバーチャル東京を創り、そこにみなさんのデザインを提案していただきます。
2020年8月10日(月・祝)~8月28日(金)
40人(日本人、北欧人合計)
35,000円
◦ 言語の壁があったとしても積極的にコミュニケーションを取ろうとする人
◦ Google SketchUpまたはRhinocerosを持っている人(上手い下手は問いません)
*推奨バージョン(必須ではありません)
SketchUp… SketchUp2015かそれ以降(MakeもしくはPro)
Rhino… 推奨バージョンなし
◦ 以下のパソコンのスペックであること
【Windows】
・CPU:Intel Core i5-4590 / AMD FX 8350 以上
※ Intel Celeron / Pentium は世代によらずサポートしておりません。
※ 拡張命令セット「AVX」に非対応のCPUはサポートしておりません。
・メモリ:8GB 以上
・グラフィックス:Intel HD Graphics 540 以上
・ストレージ空き容量:最低 2GB 以上
【Mac】
・CPU:Intel Core i5 以上
・メモリ:8GB 以上
・グラフィックス:Intel HD Graphics 540 以上
・ストレージ空き容量:最低 2GB 以上
2020年7月31日(金)
Design Projectはグループワークです。日本人学生は日本人学生どうしでグループを組みコペンハーゲンを対象にデザインします。北欧人学生は北欧人学生どうしでグループを組み、東京を対象にデザインします。Design Projectは3人のメンターから指導していただきます。Design Projectを通して、実務で必要不可欠な「仲間と協働で1つの案をつくること」の大切さや価値を北欧から学ぶことも大きな目標の1つです。
■共通テーマ
中心を通る水辺空間
2つの異なる敷地は、両者は共に開発が予定されている水辺空間に位置している。2つのウォーターフロントから何を学び取ることができるだろうか。日本人におけるウォーターフロントとは、どういった意味を持つのだろうか。そして北欧におけるウォーターフロントの社会的な役割とはなんだろうか。日本的な文化や視点を輸出するとき、いかに有効にローカルなコンテクストに適応させることができるかを考えます。
■交換デザインワーク
日本人学生はコペンハーゲンの敷地に対して、北欧人学生は東京の敷地に対して、デザイン提案をします。双方の岸を設計しまた設計される過程を観察し、学び合います。東京が北欧人の文化や視点からいかに設計されるのかを観察しつつ、日本人学生は北欧人からコペンハーゲンの設計に関するアドバイスを貰います。
■メンター
Osamu Nishida
(建築設計事務所「オンデザインパートナーズ」CEO/東京理科大学准教授)
Manuel Tardits
(建築設計事務所「みかんぐみ」共同設立者/明治大学教授)
Masahiro Katsume
(建築設計事務所「シュミット・ハマー・ラッセン・アーキテクツ」アソシエートパートナー、シニアプロジェクトマネージャー)
■プロセス
- 各メンターがスタジオを持つスタジオ制です。各スタジオは、3−4グループで構成されています。各グループは3−6人で構成されます。日本人学生は日本人とグループを組み、北欧人学生は北欧人とグループを組みます。
- 毎日1つのスタジオデーが設けられます。スタジオデーでは、メンターとデザインアイデアについて議論することができます。
- 自分のスタジオ以外のグループやメンターからインスピレーションを得るため、他のスタジオの議論を見学することも可能です。
- プレゼンテーションでは、このプログラムのすべての参加者、メンター(レクチャラーも可能性あり)に対してグループでプレゼンします。プレゼンは英語で行います。
- このプログラムに参加している誰とでも自由に会話できる交流の機会も複数用意しています。
平日毎日スペシャルゲストを日本またはデンマークからお招きし、レクチャーしていただきます。レクチャラーはいずれも、都市/建築デザインに大きな影響を与えている建築家やデベロッパー、大学教授です。日本語のレクチャーは英語に、英語のレクチャーは日本語に翻訳されます。
すべての参加者はレクチャーに参加することができます。レクチャーの時間は1.5時間を想定しています(60分のレクチャーで翻訳の時間も含めて90分の想定)。レクチャーの後はQ&Aセッションも設けます。
■レクチャラー
David Sim
(ヤン・ゲール主宰「ゲールアーキテクツ」クリエイティブディレクター)
Jan Christiansen
(デンマーク王立芸術アカデミー建築学科准教授/国有のデベロッパー「フライヤ」プロジェクトコンサルタント)
Jens Kvorning
(デンマーク王立芸術アカデミー建築学科名誉教授)
Kim Lenschow
(建築設計事務所「Lenschow&Pihlmann」共同設立者)
Kodai Tanokuchi
(建築設計事務所「隈研吾建築都市設計事務所」設計士)
Manuel Tardits
(建築設計事務所「みかんぐみ」共同設立者/明治大学教授)
Masaaki Tomiya
(東京建物株式会社/シティラボ東京 プロジェクト・マネージャー)
Masahiro Katsume
(建築設計事務所「シュミット・ハマー・ラッセン・アーキテクツ」アソシエートパートナー、シニアプロジェクトマネージャー)
Osamu Nishida
(建築設計事務所「オンデザインパートナーズ」CEO/東京理科大学准教授)
Ole Storjohann
(建築設計事務所「COBE」プロジェクトマネージャー)
Ryohei Koike
(建築設計事務所「BIG」ロンドンオフィスにて建築家)
Shin Aiba
(東京都立大学都市政策科学域教授)
Takuto Sando、Motoo Chiba
(建築設計事務所「ツバメアーキテクツ」の共同代表)
他
JaNAS_Onlineではデザイン、コミュニケーションのために複数のツールを使用致します。いくつかはデスクトップアプリ、いくつかはオンラインアプリです。
- Cluster
- Slack
- Conceptboard
- SpatialChat
- SketchUp
- Rhinoceros
- Zoom
- (Adobe)
希望者が定員を超える場合、希望者を能力やモチベーション、ポテンシャルに応じて選考いたします。選考するのに有効だと思われる、ポートフォリオや志望動機書などをお送りください(1、2ページ程度で良いです)。この資料では参加者の3Dモデリングキルや何か特定のスキルを証明することを求めているわけではなく、参加者が何者なのか、つまりどんなデザインをつくっていて、デザインを通じてどう社会を改善したいのかなどを知りたいと思っています。参考資料は必須ではありませんが、無しで応募した方は、選考がある場合には最も優先順位が低くなります。
*十分な参加者が確保できていることを明確にするため、先着20名は選考資料による選考なく優先いたします。あと5名まで優先選考可能です(7月13日更新)。
■申込締切
2020年7月31日(金)
■参加者決定
2020年8月1日(土)
■説明資料配布
2020年8月3日(月)
■日本人学生参加
2020年8月10日(月・祝)
■北欧学生参加
2020年8月14日(金)
■中間発表
2020年8月20日(木)
■最終発表
2020年8月28日(金)
JaDAS
E-mail:mikikatayama36@gmail.com