【5/21@東京+オンライン】佐藤研吾×藤村龍至「共同のための建築」~工作...
佐藤さんの建築は北千住の「BUoY」を拝見したのが最初で、「I さんの避難観測所」が畝森泰行さん、湯浅良介さん、森田祥子さんらが審査したアワード「WADAA2023」でも高く評価され、また先日福島県の原発被災地である飯舘村にある「図図倉庫(ズットソーコ)」を訪問したこともあり、お話を伺いたいと思うようになりました。「図図倉庫」は農家のコンビニと言われた「ホームセンターコメリ飯館店」の店舗跡の空間に、農業用パイプを使った部屋が入れ子状に入り、籾殻を入れた断熱材で居住空間が構成されています。全村避難前の村の人口は 6500 人ほどだった飯館村は、現在では1400人まで回復し、そのうち200名が移住者であり、佐藤さんの空間が新しい試みの実験場となっています。さて今回のレクチャー、タイトルからは吉本隆明、谷川雁の参照が感じられます。「大衆に向かっては断乎たる知識人であり、知識人に対しては鋭い大衆である」という工作者の立場を佐藤さんは目指しているのでしょうか。当日詳しく伺ってみたいと思います。建築家フォーラム 藤村龍至