【広島】松江泰治 地名事典|gazetteer
松江泰治 地名事典|gazetteer
松江泰治(1963年、東京都生まれ)はこれまで、世界各地へ赴き、撮影した土地を写真作品として発表してきました。松江の選ぶ被写体は、岩肌が剥き出しの山間地、木々の生い茂る森林地帯、高層ビルが建ち並んだ都市、古い家並みの広がる街など、あくまでその土地の表面、いわゆる地表です。撮影においては、構図に地平線を含めない、被写体に影が生じない順光で実行するといったルールを自らに課すことで、一貫して、写真本来の性質である平面性を追求してきました。そうすることで、コントラストや奥行き、中心と周縁との区別を周到に排除し、写り込んだすべての要素が等価に扱われた画面が生み出されます。
1980年代からモノクロ写真を発表してきた松江は、2005年、初のカラー写真集を発表しました。撮影機材や現像方法など、テクノロジーの進歩とともに絶えず変化する新技術を積極的に取り入れながら、新しい写真を求めて挑戦を続けています。松江の作品タイトルには地名や都市コードが付けられています。地名のデータベースを意味する「地名事典 / gazetteer[ギャゼティア]」と題した本展は、活動の初期から現在に至るまで、世界中の土地の名前を写真というかたちで収集してきた作家の仕事を体系的に紹介する、初の回顧展となります。
2018年12月8日(土)~2019年2月24日(日)
10:00-17:00(入場は閉館の30分前まで)
※休館日:月曜日(ただし、12/24、1/14、2/11は開館)、12/25(火)、12/27(木)– 2019/1/1(火)、1/15日(火)、2/12(火)
広島市現代美術館
(広島県広島市南区比治山公園1-1) ⇒アクセス
一般1,000円(800円)/大学生700円(600円)/高校生・65歳以上500円(400円)/中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
■対談1「本質を究める道」
日時:2018年12月8日(土) 14:00–16:00
講師:松江泰治×清水穣(写真評論家)
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※申込不要、要展覧会チケット
※当日10:00より受付にて整理券配布
■対談2「表層を彷徨う旅」
日時:2019年1月14日(月・祝) 14:00–16:00
講師:松江泰治×森山大道(写真家)
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※申込不要、要展覧会チケット(半券可)
※当日10:00より受付にて整理券配布
■作家によるスペシャル・ギャラリートーク
日時:2019年2月9日(土) 14:00–15:30
講師:松江泰治
聞き手:本展担当学芸員
※要展覧会チケット、事前申込不要
■学芸員によるギャラリートーク
日時:2018年12月9日(日)、2019年1月26日(土) いずれも14:00–15:00
※要展覧会チケット、事前申込不要
■アートナビ・ツアー
毎週土曜日、日曜日、祝日、2019年1月2日(水)、1月3日(木)
各日11:00–11:30、14:00–14:30(対談、ギャラリートーク開催時は除く)
※要展覧会チケット、事前申込不要
広島市現代美術館、中国新聞社
株式会社 フレームマン
株式会社 カラーサイエンスラボ、株式会社 ニコンイメージングジャパン
TARO NASU
広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
広島市現代美術館
TEL:082-264-1121 /FAX:082-264-1198