【6/25@オンライン】SDGsゴール達成に向けて 建築家の役割 〜2030年への取り組み〜|JIA-SDGs建築フォーラム2021

SDGsゴール達成に向けて 建築家の役割 〜2030年への取り組み〜
JIA-SDGs建築フォーラム2021

THEME
SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて、2030年までの時間の中で「建築」が寄与するための取り組みを考えます。自らも含め誰一人取り残されない(no one will be left behind)世界の実現を目標に、設計活動に携わる者にとって必要とされる行動を探ります。
MESSAGE

JIA-SDGs建築フォーラム2021の開催について

日本建築家協会(JIA)では長年、「環境」、「災害対策」、「保存再生」、「まちづくり」をはじめ様々な分野で、建築家として持続可能な社会を実現するための各種の取り組みを行ってまいりました。その取り組みには、2015年に定められた国連SDGsの達成に向けた動きと重なるところが多くあります。またJIAが2019年秋に刊行した「SDGs建築ガイド日本版」で明らかに示したように、既に日本や世界各地にSDGsの達成に貢献する先導的な建築が数多く存在し、持続可能なコミュニティの創出や生活の質の向上に寄与しています。一方で建築にはエネルギー・資源消費や建材調達などにおいて環境的・経済的・社会的な様々の課題が存在することも確かです。

このたびJIAでは、これからの建築家のSDGsへの取り組みをさらに自覚的に進化させる手がかりとするために、「JIA-SDGs建築フォーラム2021」の開催を企画いたしました。コロナ禍からのサステナブルな復興を考えるべきこの時期こそ、SDGsの達成に向けた建築における取り組みや課題解決の実践的議論を深めることは、大変意義深いものと考えます。

公益社団法人 日本建築家協会会長
六鹿 正治

日時

2021年6月25日(金)14:00~17:00

当日のプログラム

Part 1 14:00-14:50

基調講演 1

国連広報センター所長
根本かおる

東京大学法学部卒。テレビ朝日を経て、米国コロンビア大学大学院より国際関係論修士号を取得。1996年から2011年末まで国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)にて、アジア、アフリカなどで難民支援活動に従事。ジュネーブ本部では政策立案、民間部門からの活動資金調達のコーディネートを担当。WFP国連世界食糧計画広報官、国連UNHCR協会事務局長も歴任。フリー・ジャーナリストを経て2013年8月より現職。2016年より日本政府が開催する「持続可能な開発目標(SDGs)推進円卓会議」の構成員を務める。

基調講演 2

「SDGs(持続可能な開発目標)」著者、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
蟹江憲史

慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ代表、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)非常勤教授。北九州市立大学助教授、東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授を経て、2015年より現職。
国連におけるSDGs策定に、構想段階から参画。
日本政府SDGs推進本部円卓会議構成員、内閣府地方創生推進事務局自治体SDGs推進評価・調査検討会委員などを務める。

Part 2 14:50-15:10

レポート

SDGsに関する建築家の国際的活動について

建築家、東京都市大学名誉教授 元UIA副会長、元JIA副会長、JIAフェロー会員
岩村和夫

早稲田大学修士課程修了後、仏政府給費技術交流研修生として渡仏。武蔵工業大学環境情報学部教授、同大学院教授等を経て、東京都市大学都市生活学部教授に就任。日本建築家協会(JIA)理事・副会長、日本建築学会理事、国際建築家連合(UIA)理事・副会長等を歴任。現在、東京都市大学名誉教授、岩村アトリエ代表取締役、香港・珠海(ちゅうはい)学院客員教授。

SDGsから視るJIAの活動方針 ~4つの全国会議の活動より~

(災害対策会議・環境会議・保存再生会議・まちづくり会議)
建築家、JIA正会員
所千夏

京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。安井建築設計事務所勤務を経て、アトリエCK(一級建築士事務所)設立 現在に至る。鳥取環境大学、甲南女子大学、光華女子大学短期大学部非常勤講師を経て、現在 摂南大学非常勤講師

Part 3 15:15-17:00

主題解説

国連人間居住計画 (UN-HABITAT) アジア太平洋地域代表/福岡本部本部長
是澤優

国土交通省、内閣府、総務省消防庁、経済協力開発機構(OECD)等での勤務を経て、2017年6月より国連人間居住計画アジア太平洋地域代表(福岡本部長)として、途上国・新興国における都市化に伴う課題の解決(スラム改善、都市・住宅整備等)、災害復興、気候変動適応等の事業を統括している。2020年3月より新型コロナウイルス感染症対策として、各国で予防策を実施するとともに、現在はBuild Back Better and Greenerのため各国政府と協議している。

パネルディスカッション

SDGsゴール達成に向けて建築家の役割 - 2030年への取り組み –

パネルディスカッションでは、本フォーラムでの各発表を踏まえた上で、SDGsのゴール実現のために、建築家に求められる行動について議論をします。SDGsの取り組みに際して、建築家に期待されることは何か。建築家の活動の中で、SDGsと関連が深いものは何であり、今何が欠けているのか。アジア太平洋地域の都市と居住の問題に詳しい是枝優氏をお招きし、建築の可能性を切り開いている2名の建築家、小堀哲夫氏と川島範久氏とともに、SDGsを巡る建築家の役割について考えます。

登壇者

国連人間居住計画(UN-HABITAT)アジア太平洋地域代表/福岡本部本部長
是澤優

建築家、法政大学教授、梅光学院大学客員教授、JIA正会員
小堀哲夫
小堀哲夫建築設計事務所主宰。法政大学デザイン工学部建築学科教授、梅光学院大学客員教授。久米設計を経て、2008年小堀哲夫建築設計事務所設立。BCS(日本建設業連合会)賞 2020、German Design Award, 2020 winners、SKYDESIGN AWARD 2020 Shortlist、Dedalo Minosse Itetnational Prize, 2019 Special Prize、JIA日本建築大賞2017/2019、日本建築学会賞2017、他多数受賞。

建築家、明治大学専任講師
川島範久
川島範久建築設計事務所主宰。明治大学理工学部建築学科専任講師。東京大学卒業、同大学大学院修士課程、博士課程修了。日建設計勤務、UCバークレー客員研究員、東京工業大学助教を経て現職。〈一宮のノコギリ屋根〉でJIA環境建築賞・大賞を受賞、〈NBF大崎ビル(旧・ソニーシティ大崎)〉で日本建築学会賞(作品)。

モデレーター

建築家、千葉工業大学教授、JIA正会員
今村創平
千葉工業大学創造工学部建築学科教授。早稲田大学卒業。AAスクール、長谷川逸子・建築計画工房を経て独立。設計事務所アトリエ・イマム主宰。ブリティッシュ・コロンビア大学大学院 兼任教授、東京大学大学院、法政大学、芝浦工業大学大学院にて非常勤講師など国内外の大学で教鞭を執る。

※コロナ禍の状況により開催中止や内容に変更が生じることがあります。

開催方法

Zoomウエビナーによる配信

参加費

無料

CPD

3単位(申請中)

参加対象項

SDGsへの関心をお持ちの建築関係者、行政、企業、一般の方々

申込み

⇒ お申込みはこちら

主催

公益社団法人 日本建築家協会(JIA)

後援

国連人間居住計画(UN-HABITAT)/国連広報センター/ 国土交通省
一般財団法人日本建築センター/公益財団法人建築技術教育普及センター
一般財団法人ベターリビング/一般社団法人日本建築学会/
公益社団法人日本建築士会連合会/一般社団法人日本建築士事務所協会連合会
一般社団法人日本建設業連合会

JIA・SDGs建築フォーラム実行委員会

上浪寛、左知子、森暢郎、岩村和夫、今村創平、慶野正司、渡邉太海、所千夏、中澤克秀、市村宏文、松山将勝、高階澄人
事務局:筒井信也、浅尾悦子

お問合せ

公益社団法人 日本建築家協会 (JIA) 申し込み方法
〒150-0001 渋谷区神宮前2-3-18 JIA館 TEL:03-3408-7125
E-Mail:jia-sdgs2021@jia.or.jp
WEBサイト:https://www.jia-sdgs.jp

詳細

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