第5回 宇宙建築賞

第5回 宇宙建築賞

課題

~宇宙資源開発施設~
 
2018年3月、世界中から期待されたGoogle Lunar XPRIZEの月面探査レースが、成功者無しという形で終了しました。日本から唯一挑戦していたHAKUTOは、成功を目の前に打ち上げロケットの調達が行えず涙をのむこととなりました。しかしながら、このプロジェクトが行われてきた時間は何物にも変えがたいものであり、民間宇宙ビジネスの萌芽期における重要なフレーム形成を行えた事は何よりも大きな成果であったと言えるでしょう。HAKUTO(ispace)は既に次の目標へ向けてスタートもきっています。
しかし一方で、”我々は何も成し得てはいない”ともいえるのかも知れません。
これから始まる民間宇宙ビジネスの青海を眼前にして、未だ月面にローバーを走らせることができていません。建築物の構築は言わずもがなです。
人類の月面居住というネクストステップを実現する事ができるのか、できるとすれば、それは、アメリカの資産家か、中国の宇宙機関か、あるいは・・・。
今回は、このような時代背景を概観した上で、月面において人が長期間滞在することのできる宇宙資源開発施設の提案を行っていただきたいと思います。

募集期間

2018年10月27日(土)~2018年10月30日(火) 【必着】

参加資格

3名以上でのチーム参加とする。

設計条件

鉱物資源、太陽光、観光資源など、月面で考えられるあらゆる資源を対象とし設計を行う。

敷地条件

月面上で任意に設定可とする。敷地に関し不明な点は、各自が想定可とする。

要求図面

A1用紙1枚に設計趣旨、平面、立面、断面図、パース(模型写真、3次元CGなど)をレイアウトする(パネル化はしないこと)。
縮尺は自由とする。
A1用紙の裏に、①住所、②氏名、③年齢、④所属、⑤電話番号、⑥メールアドレスを明記すること。
また提出するA1のデータをPDFにし、CDに入れて同封すること。

※CDに同封するデータを、どうしても準備できないものは、審査時に必要に応じ対応を検討する。

提出先

〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学 工学部 建築学科 十亀研究室 内

審査委員

■審査委員長
中村好文(建築家)

■審査委員
石川洋二(宇宙建築の会)
大貫美鈴(スペースフロンティアファンデーション)
高橋鷹山(OUTSENSE)
寺薗淳也(会津大学先端情報科学研究センター)

特別協力

山崎直子 (宇宙飛行士)

キュレーター

十亀昭人(東海大学工学部建築学科)

■最優秀賞(1名)
賞状、賞金10万円

■入賞(若干名)
賞状、記念品

※入賞作は、様々なイベント、各種展示会での展示、作品集など書籍への掲載を予定。

発表

2018年12月下旬頃、入賞者本人に直接連絡するとともに、公式ホームページにて公開。

主催

宇宙建築コンテスト実行委員会

協力

TNラボ、宇宙建築の会、TELSTAR、月惑星情報ステーション、OUTSENSE

詳細

⇒詳しくはこちら

関連記事一覧