住宅建築 2017年10月号
[住宅建築 No.465]2017年10月号
概要
住まい手にとって暮らしやすく居心地の良い空間を実現しながら、敷地や予算といった制限とのせめぎ合いのなかで、美しい建築の「形」がつくり出されていく。これからの建築の佇まいとプロポーションとは? 7軒の住まいからその魅力と工夫に迫る。巻頭インタビューは建築家・堀部安嗣氏。影響を受けてきた佇まいやプロポーションの建築、自身の設計活動を振り返りながら、これから目指すべき建築の「姿」について語ってもらった。
目次
【特集】佇まいとプロポーション
インタビュー 寛容さをもつ佇まい 堀部安嗣 聞き手=伏見唯
都市のなかに立体的な路地をつくる
重箱ハウス 設計=メグロ建築研究所/平井充+山口紗由
地域と共にある家を目指して
兄の家 設計=吉武聖建築設計事務所
二世帯を緩やかに繋ぐ2枚の屋根
蔵王の家 設計=くらし設計室/穂垣友康+穂垣貴子
庭・建築・家具の一体感が生み出す心地良さ
右京の家 設計=A.C.E.波多野一級建築士事務所/波多野崇
敷地を活かすふたつの佇まい
斜面地の家 設計=野村建築研究所/野村正晴+會田涼子+越智工務店
「ななめ」がつくる奥行きある住まい
House W 設計=Atelier HMC/森山ちはる
緑と共に育つ小さな佇まいの家
清瀬の小住宅 設計=若原アトリエ/若原一貴
【特別記事】改修+増築で新たな歴史を刻む住まい
既存蔵と増築が生み出す対比的な佇まい
八女蔵の家 設計=設計+制作/建築巧房/高木正三郎
実測図面が語るもの その7
坂倉準三のデビュー作「飯箸邸」3
モダニズムの実践―伝統から未来を発見する 金澤良春
【シリーズ】建築室からフィールドヘ 第30回 ☆学生におすすめ☆
渡辺菊眞研究室(高知工科大学システム工学群建築・都市デザイン専攻)
地域地球型建築をめざして 金峯神社プロジェクト・地空庵
【連載】アトリエCOSMOSの木造建築 第12回
「ヒマラヤ杉の家」-「小さな共同住宅」か「大きな専用住宅」か― 白鳥健二
【講演会レポート】
後藤治・能登路雅子「登録有形文化財のいま」
【書評】
平良敬一 著『平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』(風土社、2017年) 文=花田佳明
トーベ・ヤンソン 著『島暮らしの記録』(筑摩書房、1999年) 文=伊郷吉信
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