建築学生が「将来ほしい資格」ランキング2019春

建築学生が「将来ほしい資格」ランキング

将来やりたい仕事を考えていく中で「こんな資格にも挑戦したい!」と資格への意気込みが高まっている学生さんも多いことでしょう。特に「建築」という特別な分野を学ぶ建築学生は資格への意識も高いはず。

というわけで今回のランキングは、「建築学生が将来ほしい資格ランキング」です!
本命はやっぱり・・・?!他にはどんな資格がある??みんながほしい資格について、解説もしちゃいます!

それでは早速ランキングの発表です!

■ランキング発表

  • 1位 一級建築士
  • 2位 二級建築士
  • 3位 宅地建物取引士
  • 4位 一級建築施工管理技士
  • 5位 インテリアコーディネーター
  • 6位 二級建築施工管理技士・一級土木施工管理技士

建築やインテリア関係の資格が並ぶ中、やはり建築学生が将来ほしい資格、第1位は「一級建築士」でした。続く2位の「二級建築士」も含めると、今回アンケートに回答してくださった学生さんの約9割が、将来建築士免許を取得したいと考えているようでした。卒業後も建築のプロフェッショナルとして生きていきたいという学生さんが多いのはなんだか嬉しい結果です。

それではここからは、ランクインした資格の特徴や違いを少し解説していきましょう。

■一級建築士・二級建築士

まず「建築士」とは何かというと・・・“建築士とは、建築士法に基づく資格で、国土交通大臣又は都道府県知事から免許の交付を受け、建築物の設計及び工事監理等の業務を行う技術者の資格です。”(公益財団法人建築技術教育普及センターHPより引用)

建築士免許を取得することで、「建築物の設計及び工事監理等の業務」を国や都道府県に許されるということになります。

そして一級と二級とありますが、その大きな違いは、設計できる建物の規模の違いです。一級建築士は全ての規模・用途において設計・工事監理ができるのに対して、二級建築士は比較的小規模な建築物の設計・工事監理が許可されています。また、一級と二級で受験資格や免許の交付元も異なります。

二級建築士の場合、大学(短期大学を含む)や高等専門学校で指定科目を修さめ卒業した方は、実務経験なしで受験資格を得ることができます。免許の交付は都道府県からされます。一方の一級建築士は、大学(旧大学を含む)で指定科目を修さめ卒業した方で実務経験が2年、2年制の短期大学または高等専門学校で指定科目を修めて卒業した方で実務経験4年、と受験資格が少々厳しくなります。こちらは国から免許を交付されます。いわゆる国家資格ですね。

誰でも受験できる資格ではない、ということもあり、建築学生が特別な思いを持つ資格となってるのでしょう。

■建築士事務所登録と管理建築士

さて、ここまではご存知の方も多かったかもしれません。将来に備えて、さらに実務的な部分でも建築士の資格について見ていきましょう。

建築物の設計で報酬を得るためには、事務所を構え、所在する各都道府県に「建築士事務所登録」をしなければいない、と法律で決まっています。建築士事務所登録は、建築士を取得していなければできません。

さらに、建築士事務所として登録するための条件の一つに「専任の建築士(管理建築士)を置かなければならない。」というものがあります。一級建築士、二級建築士、管理建築士・・・似ていてごちゃごちゃしてしまいますね。

管理建築士は「建築士として3年以上の実務経験があること」と、「管理建築士講習」という講習を修了することでなることができます。設計で報酬を得ている建築士事務所には、すでに必ず1人管理建築士が置かれていますので、新人として就職する際に必ず資格がなければいけない、ということでないですが、建築士免許を取得していることで、将来さまざまな可能性が広がるということがわかります。

■宅地建物取引士・インテリアコーディネーター

さて、建築士の他に人気だったのが「宅地建物取引士」と「インテリアコーディネーター」です。

どちらも建築設計とは少し違う分野ですが、建築に関係する資格として取得していると強みになるものです。

宅地建物取引士、「宅建」と略される国家資格です。簡単に言うと、建築士が「作る」ための資格なのに対して、こちらは「売る」資格ということになります。宅地建物取引士でないとできない業務もあり、不動産関係で活躍したい場合は必須とも言える資格です。また、設計の仕事に就いたとしても不動産の知識が豊富なことは必ずプラスに働きます。

そして、インテリアコーディネーター。

こちらは民間の資格で、取得することで住宅や店舗などの壁材・床材・照明や家具など、内装に関する知識を得ることができます。建築とインテリアは混同しがちですが、仕事の内容は全く違います。

建築士は空間そのものを作る設計のプロ、インテリアコーディネーターは内部空間を飾る内装のプロ、といったところでしょうか。

インテリアコーディネーターの資格を持っていなくても、職業としてインテリアコーディネーターの仕事をすることはできます。ただ、取得することで役立つことも多くあるでしょう。ちなみに、宅地建物取引士とインテリアコーディネーターは、受験資格に制限がなく、誰でも受験できる資格です。国家資格から民間の資格まで様々な資格がありますが、どの資格も取得することで仕事やできることの幅や可能性が広がります。

■まとめ

いずれの資格にしても、合格することだけをゴールにしてしまわず、その資格を活かしてどんなことをしていきたいかを考えることも重要ですね。

次回のランキングもお楽しみに!

(参考:公益財団法人建築技術教育普及センターHP、一般社団法人東京都建築士事務所協会HP)

TextbyIzumiTanaka

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