【1/31~4/21 @東京】世田谷のまちと暮らしのチカラ ―まちづくりの歩み50年―

概要
世田谷区は、鉄道が敷設されたことをきっかけとして1920年代に都市化が始まり、今日にいたるまで東京の郊外として発展してきました。たくさんの人が集まり住むところには、そこに独自の生活文化が生まれます。一世紀に及ぶ都市化のなか、世田谷で発達したそのような生活文化の一つに、「まちづくり」があります。

この言葉が広く世の中の人々に知れ渡るようになったのは1970年代のことです。世田谷区では住民参加を掲げ、1980年代からまちづくりや公共施設の整備が進められました。また、よりよい地域づくりには区民の参加が不可欠として、1990年代以降、区民のさまざまなまちづくりの活動を支援するしくみが生まれました。

まちづくりは、世田谷の中でどのように発達し、何を残してきたのでしょうか。そしてそれは地域の人々の「まちと暮らし」をどう豊かにしてきたのでしょうか。

本展では、「まちづくりの空間」、「地形と都市計画」、「グラフィックデザインと都市デザイン」、「ワークショップと道具箱」、「市民のデザイン」の5つのパートにより、世田谷において住民参加のまちづくりがつくり出してきた「まち」と、そこで繰り広げられてきた「暮らし」を見渡します。

Setagaya City’s urbanization began in the 1920s with the decision to construct a railroad, and it has continued to develop as a suburb of Tokyo through today. Unique lifestyle cultures are created in places where many people gather and live. One such lifestyle culture that has developed in Setagaya over the course of a century of urbanization is machi-zukuri (community development).

The term machi-zukuri began to be well-known to people in Japan in the 1970s. In Setagaya City, community development and public facilities improvement have been advanced with the idea of “people’s participation” since the 1980s. In addition, as better participation has become essential for community development, since the 1990s, a system to support various community development activities by the people of Setagaya has been created.

How has community development progressed in Setagaya, and what legacy has it left behind? And how has it enriched the “community and lifestyle” of the local people?

This exhibition will look at the “community” created through the community development with people’s participation in Setagaya as well as the “lifestyle” that has grown through this. It will do so in five parts: “Spaces for Community Development,” “Geographic Features and Urban Planning,” “Graphic Design and Urban Design,” “Workshops and Toolboxes,” and “Citizens’ Design.”

ポスター「公共トイレアイデア募集」 1985 年 発行:世田谷区

模型「ねこじゃらし公園 公衆トイレ」 1992~93 年 設計製作:七月工房

会期

2024年01月31日(水)~2024年04月21日(日)

時間

9:00~21:00
祝日をのぞく月曜休み、入場無料

会場
ワークショップB(4F) / 生活工房ギャラリー(3F)

関連イベント

関連イベント1
未来の世田谷シンポジウム(会場参加申込)

日時:3月17日(日)13:00-18:00
会場:セミナールームAB

現在の活動から見えてくる「50年先の世田谷のまちづくり」とは?
4つのテーマ・事例から、企業とそれぞれの活動の実践者にお話を伺います。

テーマ
●「KOMAZAWA MOAI FARMから始まる駒沢のまちと駅のこれから」
登壇:株式会社イマックス、東急電鉄株式会社
●「下北沢で働く~誰かのやってみたいが街とつながるワークプレイス~」
登壇:株式会社ヒトカラメディア、株式会社はこぶん、京王電鉄株式会社
●「公共施設を核とした新たなコミュニティづくり」
登壇:さくら花見堂の会、まもりやまテラスの会、株式会社世田谷サービス公社
●「企業と市民が連携した『緑の基軸づくり』~下北沢の事例から」
登壇:一般社団法人シモキタ園藝部、小田急電鉄株式会社

進行:饗庭伸(東京都立大学教授)、橘たか(合同会社橘)
参加費:無料
定員:会場80名・オンライン100名(申込先着)
申込:12月25日10:00より下の申込フォームにて受付
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未来の世田谷シンポジウム(オンライン参加申込)
上記イベントのオンライン参加をご希望のかたは、こちらのフォームよりお申込みください
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関連イベント2
ちかくのとーくvol.06
世田谷の、住民参加とまちづくり

世田谷区内でユニークな活動を行う方をゲストに招き、お話を伺うトークシリーズです。
今回は特別編として展覧会実行委員会のメンバーが本展の内容を深堀りします。

詳細はこちらからご覧ください。
https://www.setagaya-ldc.net/program/585/

主催
主催:世田谷まちづくり展実行委員会、公益財団法人せたがや文化財団、一般財団法人世田谷トラストまちづくり

協賛:小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、株式会社世田谷サービス公社、東急株式会社

助成:公益財団法人東京都都市づくり公社

後援:世田谷区、世田谷区教育委員会

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