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【BOOKS】市原出 著 / 高橋菜生 写真「見えるかたち―適応型再利用/大学空間/かたちと構成」|建築資料研究社の本

雰囲気アトモスフェアとして感じられる建築 
みえるかたちとしての建築

-作品集と写真集と学術とハイブリッドで綴る-

本書は、大学空間がいかにあるかという問いに対する一つの答えを、二つのメディアによって表現することを意図している。
具体的には、東京工芸大学厚木キャンパスの空間をかたちづくる20年余りの実践と、それによって具体化された成果をまず写真で表す。
そして、その過程における、あるいはその背後にある思索を、文章で記述することで、より一般的な問題へと展開しようという試みである。
―本書『序』より

【概要】
2023年に創立100周年を迎える東京工芸大学。
その工学部建築コースの教授を長年務め、大学のキャンパス計画と諸施設の設計に携わってきた著者が、現在のキャンパスを、写真で細部に至るまで見せながら、そこに込められた思想を披歴する。
前身が「東京写真大学」であるという伝統を踏まえ、本書は「建築と写真との関係性」というテーマも追求する。
論文×作品集×写真集というハイブリッドな形式をコンパクトにまとめた、ユニークな一冊といえる。

 

◆商品名  見えるかたち―適応型再利用/大学空間/かたちと構成
◆著者   市原 出
◆写真   高橋菜生
◆発売日  2023年03月25日
◆定価   2,750円(本体2,500円+税)

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目次
序_見えるかたちをつくること

1_適応型再利用
なんでもない建物を適応型再利用すること

2_大学空間
大学空間のあり方

3_かたちと構成
線で描かれたかたちとその構成

論考1「キャンパス写真の星座」山村 健
論考2「未来へつながる風景」水間寿明

図面・建築概要

あとがき

プロフィール

市原 出(いちはら・いずる)
建築家、東京工芸大学教授、博士(工学)、一級建築士。
1958年福岡県生まれ。
1981年東京大学工学部建築学科卒業。
1983年同大学院建築学専攻修士課程修了。
1984-87年宮脇檀建築研究室。
1990-91年ペンシルヴェニア大学美術学部大学院Ph.D.プログラム。
1993年東京大学大学院建築学専攻博士課程修了。
1994年東京工芸大学工学部建築学科助教授、
2000年より教授。
2006-07年コロンビア大学客員研究員。専門は建築意匠。

主な作品:HOUSEXX(1990年)、IC2(1995年)、IC3(2000年)、東京工芸大学体育館(2003年)、東京工芸大学HP工房ORANGE(2004年)など。
主な著書:『リビングポーチ』(住まいの図書館出版局、1997年)、『ニューメキシコの建築』(共著、丸善、2000年)、『建築デザイン計画』(共著、朝倉書店、2002年)、『建築論事典』(共著、彰国社、2008年)、『建築の「かたち」と「デザイン」』(共著、鹿島出版会、2009年)、『建築/かたちことば』(共著、鹿島出版会、2022年)など。

髙橋菜生(たかはし・なお)
写真家。
2006年東京工芸大学工学部建築学科卒業。
2008年同大学院建築学専攻博士前期課程修了。
2008年新建築社入社。
2018年髙橋菜生写真事務所設立。

水間寿明(みずま・としあき)
建築家、MON architects 主宰、修士(工学)、一級建築士。
1978年宮崎県生まれ。
2002年東京工芸大学工学部建築学科卒業。
2004年同大学院建築学専攻博士前期課程修了。
2004年~遠藤克彦建築研究所などを経て、
2014年MON architectsを設立。
2018年から東京工芸大学非常勤講師。

山村 健(やまむら・たけし)
建築家、東京工芸大学准教授、YSLA Architests 主宰、博士(建築学)、一級建築士。
1984年山形県生まれ。
2006年早稲田大学理工学部建築学科卒業。
2006年バルセロナ建築大学留学。
2009年早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。
2012年同大学院創造理工学研究科博士後期課程修了。
2012-15年ドミニク・ペロー・アルシテクチュール。
2016年からYSLA ArchitectsをNatalia SanzLaviñaと共同主宰。
早稲田大学専任講師などを経て、2020年から現職。

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