【3/31 締切】減災デザイン&プランニングコンペ2021

減災デザイン&プランニングコンペ2021

概要

「減災」とは、避けることのできない災害に対し、その被害をできるだけ少なくしようとする考え方。このコンペは「減災」を推進するための発案・デザインを求め、2011年から実施しています。10回目となる今回は、今、世界が直面している「withコロナ時代」を、減災の視点で捉えることをテーマに含めます。

東日本大震災から10年となる今年は、阪神・淡路大震災からは26年。この四半世紀時間の年月は、日本国においては、災害に強い社会を構築するための知恵や実践を蓄積する時間でもありました。しかし今、異常気象の頻発化などによって、災害は私たちにとって、より身近なものとなってしまった感があります。そしてこの1年ほどは、世界が新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の蔓延と闘うこととなりました。災害と捉えうるこの事態は、今も収束の目処が立ちません。

災害とは「私たちの日常を、突如非日常に変える」もの。誰もがある日その時を迎える可能性年月があります。いざその時に、粘り強くあるためには、日常をいかに整えておくべきかという観点で「備え」を進めることが大切です。しかし今迎えているパンデミックはどうでしょう。すべての人の「毎日を非日常」とし、また逆に、いつまでも続くこの事態が日常であるとも捉えられます。すべての人が毎日を被災者として生きるような新たな日常は、どうあるべきでしょう。そしてこの最中に次の災害が発生することにも、私たちは向き合っていかなくてはなりません…。

このような時期を生きる私たちは、今、何を学び、日常をどのように整えるべきでしょう。また平時も、非常時も我が身の無事をどう維持しうるのでしょう。「デザイン」はこのテーマに向き合い、意義のある成果を生み出すことができるでしょうか。コロナ禍で私たち皆が受けた経験に学び、克服し、これからの備えにつなげていくために、デザインの力で貢献していければと願っています。

あなたの、アイディア、創造、探究した成果を求めます。

テーマ

withコロナ時代の減災デザイン ~新しい暮らし方のために
Gensai design in the age of living with COVID-19

審査委員会(予定)

齊木崇人(神戸芸術工科大学学長、芸術工学会会長)
佐藤 優(神戸芸術工科大学副学長)
森山明子(武蔵野美術大学教授、芸術工学会副会長)
相良二朗(芸術工学会 特設委員会Ⅱ 担当)
下尾邦之(倉敷芸術科学大学非常勤講師/デザイナー)
荒木裕子(名古屋大学減災連携研究センター 特任准教授)
宮本 匠(兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 准教授)
平林英二(人と防災未来センター、減災デザイン・プロジェクト)

最優秀賞ほか、各賞を選定し、表彰します。

応募資格

◦ どなたでも可。プロ・アマを問いません。
◦ 他のコンペ等にエントリーをしていない提案に限ります。
◦ 現状で製品化の有無は問いません。(ただしその有無をエントリー時に明らかにすること)
◦ グループでの参加も可。
◦ 1人(1グループ)につき3提案まで応募可。
◦ ウェブ閲覧、PCからの受信可能なメールアドレスによる連絡ができること。(携帯メールは不可)

応募期間

2021年3月11日(木)~3月31日(水)

参加費

無料

エントリー方法

公式サイトのエントリーフォームよりエントリーおよびデータ提出を行ってください。
※提案データの提出に関し、様式など必要要件を満たしていない場合は失格となる場合があります。
※用いる言語:日本語または英語
 
⇒ エントリーはこちら

提出物

1)提案グラフィック(タイトル含む)
A3用紙大:横297×縦420mm(外周10mm内に文字情報は記載しないこと)、縦置き1ページに表現したPDFデータで提出。
 
2)テーマレポート
テキストデータ原稿を、提出して下さい。
wordまたはテキストファイルにてフォームより提出。(以下3項につき各上限300字、計900字程度)
① これまで実際にあった災害・被害や、いま世界が直面している感染症による社会情勢等から、今回調査し、学んだこと。
② 取り組んだテーマについて:そのテーマを抽出した理由、解決すべき・取り組むべきだと感じた課題について。
③ 提案内容の説明:提案が機能するシーンを、4W1H「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、どのように(How)」を具体的に想定した提案の内容と、その発案のオリジナリティ等について。
 
詳細およびテンプレートのダウンロードはこちら
 
【注意点】
◦ 提案グラフィック内には、審査の公平性・個人情報保護の観点から、個人名、所属団体名、連絡先、ロゴマークなど、個人・企業ブランド・所属等を特定・アピールする情報は掲載しないこと。(既存製品等にプリントされたマーク等が画像に映っていること等は、そのレベルに応じ許容します。)
◦ 提出にあたり、仕様などの必要要件を満たしていない場合は失格となります。
◦ 知的財産権については別項「提案に関する規則・権利等について」を参照ください。

審査方法

1次審査:「提案グラフィック」および「テーマレポート」による書類審査
2次審査:上記書類審査に加え、モデル・模型展示、プレゼンテーションを考慮の上、審査会により選考。

スケジュール

■募集期間
2021年3月11日(木)~3月31日(水)

■1次審査
2021年4月(予定)

■最終審査
2021年5月(予定)

■成果展示
2021年6月(予定)
※新型コロナウィルス感染症の動向によって調整

主催

一般社団法人 芸術工学会 特設委員会Ⅱ「減災と復興へのデザイン力」減災デザイン・プロジェクト 

協力

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター、ほか 

事務局

減災デザイン・プロジェクト事務局(代表:相良二朗)
〒651-2196 神戸市西区学園西町8-1-1
一般社団法人 芸術工学会特設委員会Ⅱ内

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