【4/16 締切】2021年度 日本造園学会全国大会 学生公開デザインコンペ

2021年度 日本造園学会全国大会 学生公開デザインコンペ

趣旨

21世紀に入り20年が経過しました。この間に地殻変動の活性化による大震災、地球規模の温暖化の影響による豪雨等の自然災害が頻発しています。これら災害の記憶を21世紀初頭の私たちの経験として次の世紀以降まで継承するような場のデザインとその風景とはどのようなものでしょうか?
2011年の東日本大震災の被災地の沿岸市街地では、流されてきた大きな船、なぎ倒された海岸林など多くの震災遺構は撤去され、街全体が嵩上げされています。その場で起こった出来事は写真・映像記録として保存されて、祈念施設やモニュメントにより知ることができますが、その場に宿る記憶を想起させる風景はそこにはありません。一方で,沿岸部の低平地の湿地化の進行や廃線となった鉄道の遺構である土手や高架が残されたまま、草木で線路が覆われていく姿が私たちに「負の記憶」を思い起こさせることもあり、そのありのままの風景も祈りの対象ともなりえます。金継ぎ茶碗のように、傷ついた大地とその再生プロセスを残しつつ、地域間をつなぎ止める媒体として捉え直すことで「その場の出来事の記憶」を「記憶の宿る風景」として継承することの意義が見いだせるのかもしれません。
本デザインコンペでは、2011年の東日本大震災の津波被災地にある鉄道沿線地域を対象とし、被災地が再び「自然」に移り変わる再野生化のプロセスの中でも、千年スケールの時間軸を想定し、その記憶を地域の生業・生活とも直結する文化的景観として継承しうるメモリアルプレイスの空間形態とその変容に着目したランドスケープデザインの提案を求めます。
学生の皆様のチャレンジを期待しています。

テーマ

Millennium Memorial Place ~風景として継承する災害の記憶

審査委員会

■審査委員長
宮城俊作(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授/PLACEMEDIA)

■審査委員
武田史朗(立命館大学理工学部建築都市デザイン学科教授)
乾久美子(乾久美子建築設計事務所/横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授)
平岡善浩(宮城大学事業構想学群教授)
槻橋 修(神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授)
赤坂憲雄(学習院大学文学部日本語日本文学科教授)

■最優秀賞(1点)
賞状、賞金(5万円)

■優秀賞(2点)
賞状、賞金(2万円)

■佳作(7点程度)
賞状、賞金(1万円)

応募条件

1. 応募資格は高校生、専門学校生、短大生、大学生、大学院生の個人またはグループとします。登録時に学生であれば応募時(作品提出時)に社会人でもかまいません。なお、高校生は一次審査のみとし、一次審査終了後、入賞者に連絡します。

2. グループの応募は5名以内とし、グループの場合は代表者を1名選定していただきます。

3. 専門分野は問いません(ランドスケープ、都市計画、土木、建築、デザイン等)。

4. パネルは日本語または英語、プレゼンテーションは日本語とします。英語のみを使用する者が応募する場合は、日本語によるプレゼンテーション(質疑応答を含む)が可能な者と組んで、グループで応募してください。

5. 仙台メディアテーク(予定)で行われる2021年5月21日(金)の二次審査会(公開プレゼンテーション)と、東北工業大学で行われる5月22 日(土)の表彰式への参加が必須です。グループによる応募の場合は、二次審査会および表彰式への全員の参加に努めてください。

6. 応募作品は未公表でオリジナルなものに限ります。アイデアや表現などにおける他者の作品との極端な類似が見られるなど、作品のオリジナリティが疑われる場合は、その作品を失格とする場合があります。

登録期間

2021年2月1日(月)~4月16日(金)17:00

登録方法

応募には事前登録が必要です。以下の必要事項を明記の上、メールでご応募ください。
登録希望のメールを送付された方には、登録番号を発行します。応募希望者の登録番号受理をもって登録完了とします。
 
【件名】公開デザインコンペ登録希望
【本文】応募者氏名、所属(グループの場合は代表者氏名および構成員の氏名、全員の所属)、代表者の住所、Eメールアドレス、電話番号
 
⇒ jilacompe@jila-zouen.org

※期間外の登録は受け付けません。
※登録受付の返信メールが届かない場合は、4月17日(土)までに問い合わせしてください。
※登録メールの送信記録を自分で保存してください。

対象地

廃止されたJR気仙沼線(柳津駅~気仙沼駅間)の沿線地域の鉄道跡が残存するエリアの内、気仙沼市本吉町内の大沢、小金沢、赤牛、谷地、前浜、田の沢、日門、九多丸、三島(大谷海岸)から自由に設定してください。その際に、廃線の土手や高架の基本的構造は極力維持することを想定してください。

作品の受付

2021年4月30日(金)~5月7日(金)必着

提出物

【一次審査】
A1サイズパネル(郵送)
A1(594 × 841mm)用紙2枚まで自由にレイアウト。横長方向で使用し、縦2枚並び。5mm程度の厚さのパネルに貼って提出してください。パネルにフレームを付けないでください。すべてのパネル裏面右上隅に「登録番号」(サイズ5cm × 5cm)を記載してください。送料は応募者負担となります。

PDFデータ(アップロード)
アップロードサービスを使用して送付してください。データはPDF形式、High Quality で作成してください。

※手描き、CAD、CG、模型写真等、平面なグラフィックが含まれていれば形式は問いませんが、審査の際の視覚性を十分ご配慮ください。具体的な空間デザインとして評価できる表現を必ず入れてください。
※応募者を特定できるような記述は避けてください。
※図や文字を貼り付ける場合は、剥がれ落ちないようにしてください。輸送中に剥がれたものについては、事務局で責任は負いません。
 
 
【二次審査】
一次審査で選ばれたチームの方は、公開プレゼンテーション用PowerPointを事前に事務局までメール送付してください。
審査日は5月21日(金)の予定です。二次審査では提出済みパネルに加え、模型やPowerPointによる追加説明資料を認めます(追加のパネルは認めません)。

作品送付先

〒156-8502
東京都世田谷区桜丘1-1-1 東京農業大学造園科学科
阿部伸太(アベ シンタ)
TEL:03-5477-2664

※「日本造園学会学生公開コンペ作品在中」と朱書きしてください。

質疑応答・現地見学会

現地見学会は行いません。各自対象地の調査、写真撮影等を適宜行ってください。東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社様には対象地とすることのご了解はいただいておりますが、くれぐれも橋りょう等を含む鉄道設備、また、BRT専用道含む敷地・施設には立ち入らないようお願いいたします。
質問は登録期間の2月1日(月)~4月16日(金)に受け、回答は公式サイト上で公表します。
対象地およびその周辺地域には多くの市民が仕事や生活をしており、道路は交通量が多いところや道路幅の狭い農道等もあります。事故を起こしたり迷惑をかけたりすることがないよう、良識ある行動をお願いします。

スケジュール

■質問受付期間
2021年2月1日(月)~4月16日(金)

■登録期間
2021年2月1日(月)~4月16日(金)17:00

■作品の受付
2021年4月30日(金)~5月7日(金)必着

■一次審査会
2021年5月9日(日)

■二次審査会
2021年5月21日(金)
@せんだいメディアテーク

■展示会
2021年5月21日(金)~5月23日(日)
@せんだいメディアテーク

■審査結果発表・表彰式
2021年5月22日(土)
@東北工業大学八木山キャンパス

※コロナ禍の状況によっては審査会場などの変更があることをご了承ください。

主催

公益社団法人日本造園学会

お問い合わせ

学生公開デザインコンペ事務局(担当:阿部伸太)

E-mail:jilacompe@jila-zouen.org

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