【11/23まで@宮城】東北歴史博物館令和2年度秋季特別展 伝わるかたち/伝えるわざ―伝達と変容の日本建築
東北歴史博物館令和2年度秋季特別展 伝わるかたち/伝えるわざ―伝達と変容の日本建築
本展は、建築のさまざまな情報がどのように伝達し変容したのか、その技法や知恵、意味や背景に迫る日本建築史の新しい展覧会です。展示は大きく2部構成です。
第1章「伝わるかたち」では、
組物や彫物などの部材、両界曼荼羅や障壁画などによって設えられた空間、神社や層塔、楼閣などの外観、内裏や伽藍などの建造物群へと、徐々にスケールを大きくしながら、建築にみる個別の「かたち」がどのように伝わったのかを紹介します。
第2章「伝えるわざ」では、
かたちを繰り出す大工道具、実物を縮小した小建築、建築を二次元に表現した絵図や図面、文字で記した大工文書、起し絵図など、建築のかたちを伝えるために工夫されてきた「わざ」を紹介します。
本展覧会により、日本の建築が古から今にまで伝わった背景をめぐって、人々の思いや物語を知るきっかけになると幸いです。
薬師寺東塔や東大寺南大門などの組物模型や、縮尺10分の1で高さ3mを超える法隆寺五重塔模型など、会場内各所に精巧な建築模型を展示しています。
普段は見ることができない視点で、建築のかたちをすみずみまで御覧いただけます。
・重要文化財の建築図面
建築の立面・断面を描いた建地割図(たてじわりず)としては日本最古級に属する、いずれも重要文化財の「円覚寺仏殿造営図」「談山神社本殿造営図並所用具図」を展示しています。
中でも「円覚寺仏殿造営図」の建地割図は、中世の五山派叢林の仏殿の姿を知ることができる貴重なものです。縮尺10分の1、横約3.5m、縦約2.2mという巨大な図面を全面展示しています。
2020年09月26日~2020年11月23日
入館情報:9:30-17:00(発券は16:30まで)
※休館:月曜日
ただし11月23日(月・祝)は開館
会場:東北歴史博物館
住所:宮城県多賀城市高崎1-22-1
・一般1,200円(1,100円)
・シルバー1,100円(1,000円)※65歳以上
・小・中・高校生400円(300円)
※常設展もご覧いただけます。
※かっこ内は20名様以上の団体料金。
※障害者手帳等をお持ちの方は,減免制度があります。
・身体障害者手帳
・療育手帳
・精神障害者保健福祉手帳
上記の手帳のいずれかをお持ちの方とその介護者(1名)は観覧料無料となります。
特別展記念講演会 建築が伝わること/建築を伝えること
講師:野村俊一 氏
(東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 准教授)
日程:2020年10月18日
時間:13:30-15:00
参加費:無料、ただし特別展観覧チケットが必要
会場:東北歴史博物館
住所:宮城県多賀城市高崎1-22-1
下記サイト最下部にある「講演会申し込み方法」よりお申し込みください。
東北歴史博物館
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