【資格ガイド】1級土木施工管理技士〔国家資格〕
1級土木施工管理技士 [国家資格]
自分、そして企業価値をも高める、土木・建設業界に欠かせない資格
1級土木施工管理技士は、建設業法に定められた土木工事関係業種の許可に際して、営業所ごとに置かなければならない専任技術者並びに工事現場ごとに置かなければならない主任技術者又は監理技術者となることが認められています。 また、特定建設業に係る土木工事業、鋼構造物工事業、舗装工事業(指定建設業)については、国土交通大臣が定める国家資格を有する者として、営業所の専任技術者及び工事現場の監理技術者となることが認められています。
資格取得のメリット
◎ 業界で”最も必要とされる資格”
近年の公共工事では、受注のための評価対象の重点が企業の技術力に置かれるようになっているため、業界では必須の資格となっています。
◎ 個人だけではなく、企業評価も高める
資格の取得により一人ひとりの評価を高めることは、企業としての評価も高め、企業全体の技術力評価にもつながります。
◎ キャリアアップのための証として
あなた自身にとっても、資格の取得は「技術的知識」と「管理能力」を備えた人材としての証となり、昇進・昇給等キャリアアップの可能性も高くなります。
試験概要
※2021年度から試験内容が再編されます。
受験資格
・4年制大学の指定された課程を修め、3年以上の実務経験を有する者
・2級土木施工管理技士に合格後、5年以上の実務経験を有する者
・15年以上の実務経験を有する者など
※受験資格に関する詳細は、一般財団法人 全国建設研修センターにて必ずご確認下さい。
試験形式
学科
出題合計数96問 必要解答数65問 / 4肢択一(マークシート方式)
土木一般・専門土木・法規・共通工学・施工管理
実地
経験記述・記述式問題
試験内容
学科
◦ 土木一般〔選択問題 出題数15問中 必要解答数12問〕
◦ 専門土木 〔選択問題 出題数34問中 必要解答数10問〕
◦ 法規 〔選択問題 出題数12問中 必要解答数 8問〕
◦ 共通工学〔必須問題 出題数4~5問〕
◦ 施工管理〔必須問題 出題数30~31問〕
上のように5つの科目から、選択解答問題と必須解答問題に分かれて出題されています。
実地
- 経験記述(必須問題1問)
- 受験者の実務経験を見極めることが目的で、全員が必須で解答しなければなりません。
出題内容は、過去に携わった工事の工期、施工量、施工方法、現場の状況、施工上の問題点、解決に向けての検討事項、実施した対策処置についてです。
- 記述式問題(10問中6問を選択解答)
- 選択問題は2グループあり、各グループから5問ずつ(合計10問)出題され、各々3問(合計6問)を選択解答します。
出題範囲は土工・コンクリート工・施工計画(環境保全)・安全管理・品質管理などで、学科試験の勉強知識が役立ちます。
実施概要
願書配布期間 |
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願書受付期間 |
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試験日 |
令和2年7月5日(日) 令和2年10月4日(日)に延期 実地 |
合格発表 |
令和2年8月20日(木) 令和2年11月4日(水) 実地 |
受験料 |
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実施機関 | 一般財団法人 全国建設研修センター
【試験のお問い合わせ先】
試験業務局土木試験部土木試験課/TEL:042-300-6860 |
試験データ
年度 | 別種 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
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令和元年 | 学科 | 33,036 | 18,076 | 54.7% |
実地 | 24,688 | 11,190 | 45.3% | |
平成30年 | 学科 | 28,512 | 16,117 | 56.5% |
実地 | 27,581 | 9,521 | 34.5% | |
平成29年 | 学科 | 34,629 | 22,930 | 66.2% |
実地 | 31,414 | 9,424 | 30.0% | |
平成28年 | 学科 | 35,340 | 19,454 | 55.0% |
実地 | 27,846 | 10,219 | 36.7% | |
平成27年 | 学科 | 35,810 | 19,551 | 54.6% |
実地 | 27,547 | 10,266 | 37.3% |