【資格ガイド】建築設備士 [国家資格]
建築設備士[国家資格]
建築士にアドバイスできる設備の専門家
建築設備士は、建築設備全般(空調・換気、給排水衛生、電気等)に関する知識及び技能を有し、建築士に対して、高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行える高度な資格者です。建物の設計・工事監理について建築設備士が関わった場合、建築士は、建築確認申請書等において、その旨を明示しなければならず、その業務は重要な役割を担います。
資格取得のメリット
◎ 設備設計1級建築士資格取得に有利
1級建築士として5年以上の経験と所定の講習の修了が必要な、設備設計1級建築士の資格取得において、設備設計部分の講義と修了考査が免除されます。
また講習の受講資格となる実務経験について、「建築設備士」として建築設備の設計・工事監理の際に建築士に意見を述べる業務を行っている場合は、一級建築士となる前に行った当該業務も実務経験と認められます。
◎ 電気や機械専攻でも1級建築士に
「建築設備士」は、4年以上の実務経験があれば、1級建築士を受験出来るようになりました。
その先には設備設計1級建築士になるための道も開けています。
◎ エキスパートの証明
技術の進化にともない建築設備の高度化、複雑化は進む一方。安全で快適な建物づくりに欠かせない専門スキルを有する資格のアピール力は絶大です。
試験概要
受験資格
•大学卒業後、実務経験2年以上
•短期大学、高等専門学校卒業後、実務経験4年以上
•高等学校卒業後、実務経験6年以上
※他、専修学校(専門課程)等の詳細は、試験実施機関にご確認下さい。•1級建築士、1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士など、実務経験2年以上の資格者
•建築設備に関する実務の経験のみの者、実務経験9年以上
※受験資格に関する詳細は、公益財団法人建築技術教育普及センターHPにて必ずご確認ください。
URL: https://www.jaeic.or.jp/shiken/bmee/index.html
試験形式
学科
3科目
105問 / 4肢択一(マークシート方式)
※前年試験の「学科の試験」に合格した者は、本人の申請により本年度試験の「学科の試験」が免除になります
試験地
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪府、広島市、福岡市及び沖縄県※
※ 沖縄県については、「第一次試験」(学科)のみ実施します。また、沖縄県で「第一次試験」(学科)を受けた受験者については、原則として、「第二次試験」(設計製図)の試験地を福岡市とします。
試験概要
第一次試験 / 学科
・建築一般知識 27問
・建築法規 18問
・建築設備 60問
⇒計105問
第二次試験 / 設計製図
・建築設備基本計画 11問
・建築設備基本設計製図 5問
実施概要
願書受付期間 |
インターネット
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設計製図課題発表 | 令和3年5月下旬頃 |
試験日 | 第一次試験 / 学科
令和3年6月20日(日) 第二次試験 / 設計製図 令和3年8月22日(日) ※終了しました。総評はこちらです。 |
合格発表 | 第一次試験 / 学科
令和3年7月29日(木) 第二次試験 / 設計製図 令和3年11月4日(木) |
受験料 | 36,300円 |
実施機関 | 公益財団法人 建築技術教育普及センター
【試験のお問い合わせ先】 |
試験データ
年度 | 種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和3年 | 第一次試験 | 2,900 | 950 | 32.8% |
令和2年 | 学科 | 2,526 | 650 | 25.7% |
製図 | 916 | 379 | 41.4% | |
令和元年 | 学科 | 2,800 | 749 | 26.8% |
製図 | 1,123 | 610 | 54.3% | |
平成30年 | 学科 | 2,983 | 930 | 31.2% |
製図 | 1,242 | 646 | 52.0% | |
平成29年 | 学科 | 2,907 | 841 | 28.9% |
製図 | 1,112 | 580 | 52.2% | |
平成28年 | 学科 | 2,677 | 737 | 27.5% |
製図 | 1,071 | 601 | 56.1% |