【大会レポート】トウキョウ建築コレクション2021
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トウキョウ建築コレクション2021[3月2日~3月7日]
「トウキョウ建築コレクション2021」(以下、トウコレ)は全国から集めた建築系修士設計・論文の公募展。講評会、講演会と合わせた一大イベントだ。コロナ禍で2度目を迎え、今年で通算15回目を無事に終えた。学生有志からなる実行委員が運営を行い、建築の各分野で活躍する研究者や建築家を審査員として招聘。全国から公募した作品を非公開の一次審査を経て選抜し、展示と講評を行う。今年の会期は3月2日(火)から3月7日(日)、感染拡大防止策を講じつつ、例年通り槇文彦氏設計の代官山ヒルサイドテラスで開催された。
会期中、設計展の作品10点のパネルと模型、論文展の作品11点のパネルと論文がヒルサイドフォーラムで一般公開された。とくに設計展は今年も95件の応募があり、全国から注目を集めていた。また、今年は2017年以来開催されていなかった「プロジェクト展」が復活。これは各大学の研究室や学生団体等が行っている実施プロジェクトやワークショップなどの取り組みを公募し紹介するもの。ヒルサイドフォーラム内のエキシビションスペースでパネルと映像が展示され、来場者による人気投票が行われた。投票結果とプロジェクトの紹介テキスト・映像は公式HP上で公開されている。
会期後半の週末には、出展者のプレゼンテーションと公開審査を行う「設計展公開審査会」「論文展公開討論会」、毎年さまざまな専門分野からゲストを招き、実行委員が設定したテーマについてディスカッションを行う「特別講演」が開催された。新型コロナウィルスの感染拡大に伴う2度目の緊急事態宣言が発令されるなか、これらの企画は昨年に引き続き、無観客開催となった。当日の模様はinstagramでライブ配信したほか、会期終了後に公式HPで映像が公開されている。
公式サイトhttps://tokore.site/
設計展公開審査会[3月7日]——変化する社会に順応する
審査員——岸和郎(審査員長)+平田晃久(モデレーター)+大西麻貴+小堀哲夫+峯田建
公開審査会では、各審査員が一次投票で票を入れた作品について感想を述べた後、まずは一次投票で得票数が少なかった7作品を講評。その後、得票数が多かった上位3作品の講評と、グランプリ候補の検討が行われ、最終投票を経てグランプリ・審査員賞が決定された。
7作品の講評で、まず話題となったのは次の2作品。鈴木さん(名古屋工業大学)は、村上春樹の小説に登場する「異界」と、現実と異界をつなぐ「境界領域」に注目し、小説で描写された境界領域空間を集合させ、宿泊施設を設計した。講評では、境界領域を並べるだけでは異界の表現として十分ではなく、「異界」をイメージさせる工夫があれば、より魅力的な案になるとされた。落合さん(東京理科大学)は、自分の祖母の家を30年かけて10段階で減築し、最後に解体することを「建築の死」という物語として捉え、各解体プロセスを設計した。従来の解体は単に空間を消滅させる考えが主であったが、解体、縮小する空間を活かし続け、そのプロセスのデザインを追求したところが評価された。
次に挙げられたのは、身体性に着目した2作品。越智さん(大阪大学)は、100あまりの建築模型から任意に部位を抽出し、それを即興的に集積することで建築をつくった。求められる機能から演繹的に形を導くことはせず、そのような制約から逃れて、既存の建築パーツが生きている物のように自律的に全体をつくる手法だ。模型から感じる創造性やエネルギーが評価された一方、自律的と言いながら作者の恣意性によって成立しておりその意味が問われた。上田さん(信州大学)は、ビールケースやコンクリートブロックが本来の用途とは別に家具的に使われる現象に着目。任意の立体物を用意した上でその使われ方を分析した。そこで得られた「モノとその使われ方の行動原理」を元に集合住宅を設計。形態を使いこなすことへの素朴な疑問を、大きなスケールに展開しようとした点が評価された。講評では両案とも、設計過程で身体性が建築エレメントに影響したはずで、それを言語化し探求すれば、新たな建築の様態を示す提案になり得るとされた。
自然環境をテーマにした2つの作品も話題となった。山本さん(早稲田大学)は、崖線沿いに点在する生産緑地をつなげる新たな散歩道を計画。3つのコミュニティ施設も配置して、農地を拠所にするまちづくりを提案した。暮らしに緑地を取り入れた視点、現地の農業系NPO法人での活動を通し、緑地の利活用サイクルを提示したことが認められた。山地さん(東京理科大学)は、舗装によって雨水の流れが妨げられているビル街の環境に着目。舗装をなくした外構、雨水を地面に染み込ませる建築によって地中水脈の形成を目指した。別の敷地でも、異なるスケールの建物でも応用できるシステムの展開可能性と、建物機能のアイデアが評価された。両案とも、地域の暮らしに寄与する自然環境の改善案になっていることも高評価を得た。
共同体の文化的な背景に注目した市原さん(早稲田大学)は、スペインの移民の多い集落に着目。森の中でイリーガルなコミュニティが育まれてきたが、そのポテンシャルを活かし、森に新たなコミュニティ施設を点在させる案。森そのものが社会福祉を担う修道院のように計画された。地域の歴史や精神性を読み取り、作品のなかで象徴的に表現した一貫性のある設計プロセスが講評で認められた。
会の終盤、一次投票で得票が多かった3作品が講評された。池田さん(東京藝術大学)の案は、製材を乾燥させる林業倉庫に小規模な宿泊施設を併設し、地産木材の魅力発信を図ったもの。乾燥のために積み上げている製材の山を、そのまま間仕切り壁として、一部床材として利用してしまう斬新なアイデア。季節によって積み上げる場所を変えるので、連動してプランが変る仕組みだ。製材についてのリサーチ内容を自分なりに解釈し提案した点、設計の方法論が伝わる明快なプレゼンが好評だった。工藤さん(早稲田大学)の可動式吊り構造の住宅は、閉鎖的になりがちな豪雪地帯の住宅を開放的なものに転換する試み。積雪荷重で沈み、屋内から叩いて雪下ろしができる膜屋根、ワイヤーで屋根とつながった二重壁の内壁が連動して持ち上がり、開口から光を取り込む構造を土木系の友人と協力して設計した。積雪で建築の一部が可動するオリジナリティ、他分野と協働して前例が少ない構造に挑んだ姿勢が高く評価された。木村さん(東京都市大学)は、かつて地域に存在し、多くの和歌の題材になった製塩文化と、その風景の復活を目指して3つの敷地に製塩施設を計画。和歌に含まれる風景を示す語を抽出し、その風景を具現化する建築を設計していた。製塩文化と、塩を神聖視していた地域固有の世界観を表現した点、建築がつくる風景の魅力が評価された一方、塩の採取方法や、製塩建築としての形の妥当性には疑問が残るとされた。
グランプリを決める議論では、池田さんと工藤さんの作品が有力候補になった。そのなかで、新たな構造にチャレンジしたいという動機がテーマの裏に見える工藤さんに比べ、池田さんはテーマを選んだ動機をあまり見せなかったため、地域の木を主役にした理由を知りたいという指摘があった。これに対し池田さんは、埋もれている地域の魅力を発見・発信することが、この建物のモチベーションになっていると発言。最終的に、総合的な完成度の高さ、設計者として明確なスタンスを表明した点で、池田さんの作品がグランプリを受賞した。工藤さんには岸・平田両氏から審査員賞が贈られ、トウコレ史上初のダブル審査員賞受賞となった。
審査員長の岸氏は総評で、人間同士の距離を物理的にとらざるを得ないコロナ禍の状況によって、距離を近づけることを重視してきた従来の「建築の公共性」がドラスティックに変わっていく可能性を語った。そうした変化する状況のなかでは、「自分なりの答えを探し実現していくことが必要」とも審査会で岸氏は述べていた。コロナ禍の例外的な状況をものともせず、自らのキャリアを築き上げてほしいという、岸氏の熱いエールで会が締めくくられた。
論文展公開討論会[3月6日]——不可視のものを考える
審査員——大原一興(審査員長)+青井哲人(モデレーター)+飯塚悟+岡部明子+満田衛資
出展論文を公開審査するこの討論会は、出展者プレゼンテーションの後、審査員との質疑応答で始まる。審査員の専門領域が違うので、分野を横断するクロスジャンルな議論が展開。
今回モデレーターを務めた青井氏は会の冒頭で、各出展論文がもつ問題意識を分析、議論の補助線となるグルーピングを行った。それぞれ「家族の現在形」「グローバル化のなかでの文化変容」「人間化された世界とその外部性」「技術とデザイン」という4つのグループが形成され、審査員だけでなく出展者の間でも活発な討論が行われた。
「家族の現在形」としてグルーピングされたのは、神戸市内の銭湯の分布と経営者層の実態調査を行った竹中さん(東京大学)、東京・調布市の都市農家について就農プロセスを調査した畠山さん(東京大学)、長野県・原村の別荘地地区で他地域からの移住者の分析を行った小山さん(東京大学)の3人。テーマは異なるものの、地域や生業と関連した家族のライフヒストリーを丁寧にヒアリングしている点が共通している。それぞれの研究において、家族の単位やあり方をどう捉えているかといった研究背景が議論の中心となった。
「グローバル化のなかでの文化変容」とされたのは、日本のモスク建築について一般的な様式からの「逸脱」がみられる事例を調査した大場さん(東京大学)と、沖縄の伝統的な墓地空間が第二次世界大戦を経て、本土化される過程を解明した越中さん(明治大学)の2名。このグループでは、ある文化的背景をもつ建築的慣習がさまざまな外力によって変化する際、様式として残るものと変わっていくものについて、出展者相互で質疑が交わされた。
「人間化された世界とその外部性」には、中心と周縁という一般的な認識を転換し、周縁から中心を見るようなアプローチの研究が選ばれた。メガシティを舞台に、社会インフラとして不可欠だが敬遠されがちな墓地やゴミ処理場といった「迷惑施設」の配置を分析した寺田さん(東京大学)、鉱山跡地を例に、人間社会に潜在する放擲された空間を、人新世の環境哲学の概念を織り交ぜて分析した富樫さん(早稲田大学)、江戸時代に日本各地の山地を渡り歩いていた「木地師」と呼ばれる職能集団の移住経路を、「氏子かり帳(居住地と氏子料の納付記録)」を基に分析した原田さん(東京藝術大学)の3名。社会的に少数派、周縁の存在として扱われている対象を選んだことが共通しており、対象と社会との関係性、各々が考える外部性についての認識が掘り下げられていた。
「技術とデザイン」では、技術の進歩に伴い寺社建築の構造材が意匠的に扱われるようになった経緯を研究した山本さん(東京藝術大学)、再生砕石に着目し、蛇籠の手法を応用してサスティナブルな構造形式を試行した岩見さん(慶應義塾大学)、レシプロカル構造の新たな形態を、3Dプリンタでジョイント材を製作して実現した齋藤さん(九州大学)の論文がとりあげられた。構造家の満田氏からは、採用できる技術の選択肢が増えた後、いくつかの技術に収束していくこと、技術発展の先にある美学を問う質問があった。新技術の可能性の提示だけでなく、技術への向き合い方、自らの研究が社会のなかでもつ意味や可能性が議論された。
4グループそれぞれのディスカッションを通じ、各研究の共通性や差異、論文がもつ射程が明らかになった。審査員による二次投票の結果、グランプリを受賞したのは、原田栞さん(東京藝術大学)による「『氏子かり帳』に記録される木地師の時空間」。一般社会と隔絶された環境で生きてきた木地師という存在を扱った着眼の面白さ、彼らの移住経路や活動圏を、列島全体の高度地図や断面図で分析した新規性が高く評価された。
審査員長の大原一興氏は総評で、コロナ禍の影響で文献調査主体の論文の応募が多かったことを指摘、フィールドワークのような従来の調査手法が制限される難しい状況に言及した。そうした状況下で研究者がなすべきことは「見えないものを見えるようにすること」であり、各々の着想や活動を可視化して社会と共有することが大切だとされた。状況の変化に順応することで、今まで見えていなかったものごとにスポットがあてられ、そこでの発見が異分野と共有されることでさらに発展していく。青井氏の的確なグルーピングと相俟って、論文展の意義や面白さが再確認される会となった。
特別講演[3月5日]——建築のグローバル化、再検証
登壇者——今村創平(千葉工業大学)+片桐和也(Katagiri Architecture+Design)+眞田アンテオ太郎(隈研吾建築都市設計事務所)
今回実行委員が設定した講演のテーマは「建築とグローバル化」。建築におけるグローバル化について、登壇者の経験を通し今後の展望について鼎談が行われた。講演は国内外で活動してきた各登壇者の自己紹介プレゼンテーションからスタートした。
今回モデレーターを務めた今村氏は、早稲田大学を卒業後、約90日間のヨーロッパ旅行を経てイギリス・AAスクールに留学。千葉工業大学の自身の研究室では海外の大学研究室や建築家と共同で展示・ワークショップなどの国際的なプログラムを実施している。留学時のエピソードや、自身の研究室で行ってきたプロジェクトを中心にプレゼンを行った。
片桐氏は、工学院大学卒業後にアメリカ・イリノイ大学に留学、卒業後にメキシコ人の友人とアメリカで設計事務所を設立し、帰国後は隈研吾建築都市設計事務所(以下、KKAA)での勤務を経て自身の事務所を設立した。プレゼンでは、自身の経歴と現在国内外で進行中のプロジェクトを紹介。海外だけでなく、国内でも世界とつながる仕事のチャンスが沢山あり、そうした市場を把握することも重要だと述べた。
イタリア・ミラノ出身の眞田氏は、ミラノ工科大学在学時にフランス・ストラスブールに留学し、サスティナブル建築を学んだ。修士課程で日本に留学した際、坂茂事務所でのインターンをきっかけに日本のアトリエ建築設計事務所に興味をもち、卒業後はKKAAで活動している。プレゼンテーションでは、3カ国での留学経験と、現在KKAAで担当しているプロジェクトを紹介した。
鼎談の冒頭、自己紹介の内容を踏まえて各登壇者が海外で活動しようと思ったきっかけが語られた。その後、登壇者の経験を通して海外での仕事の進め方が話題となり、片桐・眞田両氏からローカル・アーキテクト(現地の設計者)と協働する重要性が語られた。チームとして適材適所で仕事を進めること、国によって異なる言語・法規といった、一見「制約」とされるものを乗り越えるためには、コミュニケーションスキルがとくに重要であるという。
会のテーマである「グローバル化」は肯定的な意味で設定されたものだが、文化的な画一化や環境問題をはじめとする負の側面もまた、さまざまな分野で議論されている。今村氏は、冷戦後にアメリカ主導で進められてきたグローバル化に対して、コロナ禍をきっかけにローカルを見直す機運が高まっていると指摘。国同士の大きなつながりだけでなく、地域同士が小さく網目状につながる「つながり方」の模索が必要だと述べた。片桐氏は環境問題に言及。建築をつくること自体にサステナブルと相容れない側面があり、建築家はその責任を負って、新たなアイデアを盛り込みつつ現地に適応した建築をつくることが責務であるとされた。大学でサステナブル建築を学んだ眞田氏は、建築を建てないという選択肢に触れ、日本も今まで以上にリノベーション・リユースの価値を発信する必要があると語った。また、欧米で推し進められてきたサステナブル建築が、大量のプラスチック断熱材を使用することが近年問題になっていると指摘。日本がこの分野に乗り遅れたことは、ある意味でポテンシャルに転換できる可能性もあると述べた。
ディスカッションの終盤、現在の学生たちが世界をどのような感覚で捉えているのかという片桐氏からの問いがあった。大学で教鞭をとる今村氏は、ポストモダンなどが流行した時代の学生には、限られた情報から海外のムーブメントを読み取り、ついていく感覚があったと語った。一方、現在の学生はSNSなどで興味のあるものをリアルタイムに追えるが、国内外に明確なムーブメントがなく、自分が何をすべきかが見えづらいのではないかという。
そんな学生たちに向け、会の終わりに各登壇者からアドバイスがあった。今村氏は、学生のうちに異文化に触れることで自分の常識を疑い、世界観を広げることの重要性を説き、片桐氏は、海外に「出る」と意気込むのではなく、日常の延長として世界を捉えて自分の物差しで感じることが重要だと述べた。海外で生まれ育った眞田氏は、1つのパターンにこだわらず、プロセスを大事にしながら相手の話に耳を傾け、同時に自分のオリジナリティや考え方も大切にしてほしいと話した。実務的なテクニックから現在の建築を取り巻く状況に至るまで、さまざまなスケールのグローバル化が議論され、学生にとっても今後留学や海外での就労を考えるうえでのヒントが垣間見えたのではないだろうか。
昨年に引き続き今年も無観客での開催となったトウコレ。この1年間で感染者数が増加、度々の緊急事態宣言の発令など、社会生活に大きな変化が生じている。こうした状況のなか、実行委員が今回設定した会のテーマは「順応」。実行委員長の豊栄さんによると、建てられた時代や地域によって建築物の姿は異なっており、その都度順応があったという観点でテーマを設定したという。さまざまな順応の仕方が存在するなか、学生が自らの判断基準を身につけ、その思想を発信して客観的に批評する場として、トウコレのようなイベントはこれからも大きな役割を果たしていくのではないだろうか。
映像提供:トウキョウ建築コレクション2021実行委員
写真:内野秀之
記事:平尾望(フリックスタジオ)
全国修士設計展受賞者
■【グランプリ1点、審査員賞5点】
グランプリ | 「ミスギキノクラ 美杉木倉」 池田友葉(東京藝術大学大学院 環境設計第二研究室) |
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岸 和郎 賞 平田晃久 賞 |
「重力と暮らす −豪雪地域における張力構造の住宅の提案−」 工藤滉大(早稲田大学大学院 古谷誠章・藤井由理研究室) |
小堀哲夫 賞 | 「壁のない『修道院』 –圏外からの思考・創作編−」 市原将吾(早稲田大学大学院 小岩正樹研究室) |
峯田建 賞 | 「『流動する大地』 〜700Mのハケの道における新たな公共の提案〜」 山本圭太(早稲田大学大学院 古谷誠章・藤井由理研究室) |
大西麻貴 賞 | 「涵養域をつくる −地中水脈をつなぐ共生のまなざし−」 山地南帆(東京理科大学大学院 垣野義典研究室) |
■【ファイナリスト】
「Architecture as Architecture 建築の生命性 これからの建築設計手法と建築の存在について」 越智悠(大阪大学大学院 建築・都市人間工学研究室) |
「幻塩風景 〜言葉のある風景の研究と実験建築〜」 木村晟洋(東京都市大学大学院 手塚貴晴研究室) |
「住みこなされる建築を目指して」 上田春彦(信州大学大学院 羽藤広輔研究室) |
「丸子宿の家」 落合諒(東京理科大学大学院 岩岡竜夫研究室) |
「文学作品にみられる異界と境界領域 −村上春樹の長編小説を対象として−」 鈴木篤也(名古屋工業大学大学院 藤岡伸子研究室) |
全国修士論文展受賞者
■【グランプリ1点、審査員賞5点】
グランプリ | 「氏子かり帳」に記録される木地師の時空間 ―江戸時代における木地師の所在地とその変遷の空間的分析―」 原田栞(東京藝術大学大学院 光井渉研究室) |
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大原一興 賞 | 「人新世時代の鉱山跡地における放擲された空間の特性及び位置付け ―秋田県北鹿地域の実像と環境哲学の議論を交えて―」 富樫遼太(早稲田大学大学院 後藤春彦研究室) |
青井哲人 賞 | 「寺社建築の架構における意匠的操作」 山本瑠以(東京藝術大学大学院 建築理論第一研究室) |
岡部明子 賞 | 「再生砕石を用いた乾式コンクリートの研究」 岩見遙果(慶應義塾大学大学院 松川昌平研究室) |
飯塚悟 賞 | 「床の間からミフラーブへ ―日本のモスク建設にみる在来建築との折衝―」 大場卓(東京大学大学院 林憲吾研究室) |
満田衛資 賞 | 「回転脱着式接合部を用いたレシプロカル・フレームの施工性に関する研究 ―仮設構造物「木雲」を事例としてー」 齋藤拓海(九州大学大学院 末廣香織研究室) |
■【ファイナリスト】
「メガシティにおける迷惑施設の空間配置に関する研究 ―オープンデータによる地図の作成を手法として―」 寺田亮(東京大学大学院 岡部明子研究室) |
「銭湯と「家」:神戸市を事例に」 竹中信乃(東京大学大学院 岡部明子研究室) |
「都市周縁部における農地の空間特性に関する研究 ―東京都調布市の農家によるブリコラージュ的実践に着目して―」 畠山亜美(東京大学大学院 川添善行研究室) |
「長野県原村別荘地地区への移住プロセスにおける段階的な移住拠点形成に関する研究」 小山晴也(東京大学大学院 大月敏雄研究室) |
「沖縄墓地の環境・集合・墳墓の原型と戦後 ―「沖縄的戦後」が墓地にもたらしたもの―」 越中玲衣(明治大学大学院 青井哲人研究室) |
プロジェクト展
1等 109票 |
『多孔体:2畳 ⊂ 4.5畳』 工学院大学 藤木隆明研究室 |
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2等 86票 |
『旧蚕糸試験場新庄支場改修プロジェクト』 工学院大学 冨永祥子研究室 |
3等 73票 |
『RYUBOKU HUT -流木を構造体とした縄文建築-』 滋賀県立大学 芦澤竜一研究室 |
62票 | 『山の家改修プロジェクト』 芝浦工業大学 空き家改修プロジェクト 稲取設計室 |
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61票 | 『快適な生活空間を提供する 組み立て型避難シェルター』 工学院大学 鈴木敏彦研究室 |
53票 | 『まえにわデザインWGプロジェクト』 大阪市立大学 都市計画研究室 |
51票 | 『現代建築理論序説を読んで』 工学院大学 伊藤博之研究室 |
50票 | 『善光寺表参道イルミネーション』 工学院大学 西森陸雄研究室 |
50票 | 『ヨシ壁の納屋』 滋賀県立大学 川井操研究室 |
50票 | 『むさし野シェアる』 武蔵野大学 田中正史研究室 |
46票 | 『カシワテラス ユニットハウスによる小さな公共空間 – 千葉県柏市柏駅東口ダブルデッキの社会実験 –』 芝浦工業大学 都市デザイン(前田英寿)研究室 |
42票 | 『あしかが・さの の まちづくり』 足利大学 渡邉研究室 |
42票 | 『浄蓮の滝ICプロジェクト』 工学院大学 西森陸雄研究室 |
40票 | 『未完美術館』 椙山女学園大学 橋本雅好研究室 |
37票 | 『Acrylic Folding Structures』 武蔵野大学 田中正史研究室 |
33票 | 『アワヘイの蔵改修計画』 芝浦工業大学 空き家改修プロジェクト 鳥羽設計室 |
33票 | 『曲木オブジェ』 千葉大学 平沢研究室 |
27票 | 『TRANSITION』 武蔵野大学 風袋研究室 |
26票 | 『サイト・リノベーション(∞ムゲン庵)』 昭和女子大学 杉浦久子研究室 |
14票 | 『加子母木匠塾』 東洋大学 加子母木匠塾東洋大学チーム |
締切:締切:2022年4月1日(月)受付分まで
提供:建築資料研究社
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『トウキョウ建築コレクション2021』
大会概要 | トウキョウ建築コレクション2021 |
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日時 |
■全国修士設計・論文展《展示》 日時|2021年3/2(火)~3/7(日)11:00-19:00(初日は14:00-) 場所|代官山ヒルサイドフォーラム ■全国修士設計展 公開審査 ■全国修士論文展 公開審査 ■特別講演 ■プロジェクト展 |
公式サイト | https://tokore.site |
主催 | トウキョウ建築コレクション 2021実行委員会 |