【3/7@香川+オンライン】[第63回 住宅建築トークイベント]対談:堀部安嗣×六車誠二『地域で建築をつくること』 【現地参加+LIVE配信】|共催:建築資料研究社/建築思潮研究所
住宅建築2025年2月号では、創刊50周年を記念して、さぬき市の国立公園大串半島に建つ「時の納屋」にて、堀部安嗣さんと、建築家の六車誠二さんをゲストに迎えて、対談形式でのトークイベントを開催します。各地域で建築をつくられている堀部さんと、香川を拠点に活動されている六車さんに、地域に対する想いやこれから目指すべき建築について語り合っていただきます。また、香川県は丹下健三の「香川県庁舎」をはじめ、戦後から建築文化が育まれてきた地域でもあります。香川の建築文化の独自性やその魅力はどんなところにあるのでしょうか。さまざまな角度から「地域と建築」についてお話しいただきます。トークは17時から、天気がよければ夕暮れ時の瀬戸内海の風景を満喫できます。またイベント時に「時の納屋」のオリジナルコーヒーを提供いただきます。日中カフェは営業していませんが、イベント前に建物や公園内の見学は自由にしていただけます。また「時の納屋」から海側へ歩いていくと、香川県職員でもあった山本忠司設計の野外劇場「テアトロン」があります。こちらもぜひイベント前にあわせて足をお運びください。皆さまのご参加をお待ちしております。
【1/31@東京】[金曜の会トークイベント]講師:⾼野洋平+森⽥祥⼦/MARU。architecture『重なり合う建築』 |JIA関東甲信越支部金曜の会
『私達は、建築をつくることを通じて様々な関係をどのようにつくることができるのか、ということを考えているように思います。建築は単体では存在できず、永い時間、培われてきた環境、⼈の営みといった関係性の中にあります。その多様性を受け⽌めながら、豊かに重なり合う関係をつくることが建築に可能なことなのではないでしょうか。進⾏中の「伊賀市旧上野庁舎改修計画」を中⼼に、これまで取り組んできたプロジェクトを交えてお話します。』(⾼野洋平+森⽥祥⼦)
【1/21@東京+オンライン】橋本尚樹×大西麻貴 『近作について』[建築家フォーラム 第232回]|主催:建築家フォーラム
橋本尚樹さんは、今最も活躍する若手建築家の1人です。昨年プリズミックギャラリーにて行われた初の個展「はじまりのけはい」では、2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンとして、生物学者の福岡伸一氏がプロデュースされている“いのち動的平衡館”のプロセスが、丁寧に展示されていました。たった一本の鉄のチューブがやわらかく曲げられることで、屋根が出来、居場所が生まれる。余計なものが一切ない、必要最小限の要素でつくられた建築でありながら、どこか生命そのもののような艶かしさを感じさせる官能的な建築でした。橋本さんの建築を見ていると、建築が抱えられうる多様な要素が、高度な次元で統合されていく力と、洞窟や胎内を想起させる薄暗くあたたかい感覚とを感じます。今回の建築家フォーラムでは、橋本さんに近作についてレクチャー頂きつつ、彼の現在の関心をともに紐解いてみたいと思います。建築家フォーラム幹事:大西麻貴
【締め切りは4/4まで】ローヤルエンジニアリング 全国専門学校生対象建築学生コンペ|主催:ローヤルエンジニアリング株式会社 一般社団法人 みらい観光デザイン機構
ローヤルエンジニアリングは、建築設備の企画・設計・施⼯・保守まで⼿がける「快適環境創造会社」です。近年、サスティナブル事業にも⼒を⼊れ、特に循環トイレの開発研究を進めています。 このコンペは、⼀般社団法⼈みらい観光デザイン機構と共に全国の専⾨学校の皆さんの⽇ごろの学びと成果を発揮し、実⼒を試す機会としてほしいと考え企画しました。敷地は⼭形県⻄川町の公園に設定しました。豊かな⾃然を⽣かしたアクティビティと豪雪で有名な⽉⼭がある⻄川町。そんな場所に建つ公共トイレとしてふさわしい外観デザインを募集します。
未来を担う皆さんの挑戦を、私たちは全⼒で応援します!環境に優しい建築で、持続可能な社会を共に⽬指しましょう。たくさんのご応募、お待ちしています!
【2/15 @静岡】鉄道写真家 櫻井寛さんに聞く「世界一の鉄道王国スイス」―講演会&参加者座談会―|主催:公益財団法人日本ナショナルトラスト
公益財団法人日本ナショナルトラスト(JNT)は、地域遺産を取巻く多様な課題に対応し、より多くの地域に幅広い支援をするため、「地域遺産支援プログラム」(7/1~事前エントリー受付中)を立ち上げました。現在、全国各地で地域の自然・文化遺産を将来に伝えようという機運の盛り上がりがみられる一方、ノウハウや情報、活動資金、人材不足などによって地域に残る貴重な文化財や自然の風景地が失われる事例も少なくありません。地域遺産を継続的に守っていくためには、地域自身の力で事業を続けていく仕組みづくりをすることがとても大切です!日本ナショナルトラストは、設立以来50年以上かけて、地域保全に関わる知識や経験、実績、地域や専門家との全国的なネットワークを培ってきました。地域遺産支援プログラムでは、地域と協働で、地域遺産を守るための仕組みづくりに取り組み、これらが広く社会に普及することを目指します。今回のイベントでは、実際に各地域で地域遺産の保存・活用に携わっている方をお招きし、地域遺産を残す「仕組みづくり」のヒントを伺います!
【12/17@東京+オンライン】田中智之×古谷誠章 『タナパーで建築・都市・環境を透視する』[建築家フォーラム 第231回]|主催:建築家フォーラム
本年最後のフォーラムは、文字通り世に定着した感のある「タナパー」の作者である田中智之さんをお招きし、その独特の透視眼と繊細な描写力を解剖しつつ、その表現力の源を探索したいと思います。私の思うにタナパーには二種類あり、一つ目は皆さんもよくご存知の精緻な描写によって、実物以上に想像力を豊かに喚起させる完成されたものを描いたもので、完結したペン遣いが観るものを圧倒する。もう一つはまだ見ぬ想像上にあるイメージを描出するもので、こちらはむしろやや奔放なタッチで描かれ、これから完成するであろう空間の有り様を、人それぞれに豊かに感じさせる。どちらも余人の追随を容易に許さないものだが、私は特にこの後者の能力に大きな可能性を感じるものである。それを一言で言うなら、建築を通して都市を、都市を通して環境を見通し、構想する能力と言えるだろう。その透視眼を通して構想される世界を、種々の活動の成果と合わせて開陳してもらいたいと思います。建築家フォーラム代表幹事:古谷誠章
【11/19@東京+オンライン】山田紗子×吉村靖孝『body to landscape』[建築家フォーラム 第230回]|主催:建築家フォーラム
今年の11月19日の講演会には最近ご活躍著しい山田紗子さんをお呼びします。山田さんは、「全体」を先に想定してそこから「部分」を割り込むようにつくるいわゆる建築家とはまったく逆の、「部分」から「全体」をつくる建築家です。《Daita 2019》のように敷地の半分が緑の庭だったり、《miyazaki》のようにインテリアがカラフルだったりするのですが、まるで「部分」が踊りだすかのようにつくられており、「全体」は未調整のままそこにあると言ったら良いでしょうか。2025年大阪関西万博のための施設や、最近発表された家具のシリーズなどでは、その未調整の度合いもすごみを増していると言えるかもしれません。いったいどのようにしたら「部分」から「全体」がつくれるのか、そして「全体」よりも「部分」が大事だと思う理由がなんなのかを聞いてみたいと思っています。ぜひ山田さんの講演会を聞きにいらしてください。建築家フォーラム 幹事 吉村靖孝
【10/19@滋賀+オンライン】木の家設計グランプリ2024公開審査|主催:木の家専門店 谷口工務店
木の家設計グランプリ」とは『学生 vs 建築家』建築を志す現役学生と日本を代表する建築家が、熱くぶつかる木造住宅設計コンテストとして木の家専門店 谷口工務店主催で行われる、建築学生向け住宅設計コンペ。2024年は『住み続けられる家 - 古き良きものの再生』を課題として募集。2024年4月1日現在、大学院修士、学部生、高等専門学校生、専門学校生、高校生として2024年4月1日現在 在籍する建築学生を対象とします。(グループもあり)最優秀賞は賞金30万円。審査委員に伊礼智、竹原 義二、松岡拓公雄、横内敏人、堀部安嗣、荻野寿也の各氏。
【10/15@東京+オンライン】伊藤博之×栃澤麻利『そこにあるもの』[建築家フォーラム 第229回]|主催:建築家フォーラム
集合住宅は、住戸の間取りや共用部のあり方、機能の複合化がテーマになりがちですが、集合住宅としての「カタチ」の可能性を次々と見せてくれる、数少ない建築家が伊藤博之さんではないかと思っています。昨年完成した「天神町place」は、見学会当日の朝から建築家界隈のSNSで大きく話題になり、世代を超えて多くの建築家たちが感嘆した話題作です。本日は伊藤博之さんをお迎えし、「カタチ」を生み出すヒントを探るとともに、暮らしに対する空間デザインの可能性についてお話を伺いたいと思います。伊藤さんからメッセージをいただいています。「集合住宅やホテルなどを都市部で設計する機会が多いですが、どのような環境でも、そこにあるものに目を凝らし、そこにしかないものに変えることを目指してきました。都市部においては、一般的にネガティブと思われる条件も多いですが、それらも含めて価値に変えることができればと考えています。」伊藤さんが都市の中で発見し、カタチや価値に結びつけているものは、集合住宅にとどまらず、建築や都市をデザインしていくときに大切な視点ではないかと思います。伊藤さんの視点を通して、建築や都市の可能性について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。建築家フォーラム幹事 栃澤麻利
【9/17@東京+オンライン】 海法圭×国広ジョージ『大きな環境体とふれる/生態学的コンテクスチュアリズムについて』[建築家フォーラム 第228回]|主催:建築家フォーラム
猛暑の夏から秋口を迎え、未だ続く残暑を押し切りながら仕事に精を出す環境に戻りつつある今日この頃です。さて、9月のフォーラムは2023年度JIA新人賞に輝いた若手建築家の海法圭さんをお迎えします。「大きな環境体とふれる/生態学的コンテクスチュアリズムについて」という演題を頂きましたが、環境体、生態学、コンテスチュアリズムとキーワード溢れる題名から自然をテーマに作品を発表されてきた海法さんの作風が読み取れます。海法さんとは、一昨年にリトアニアにおいて開催された「East-East 5」第5回日本リトアニア国際交流プログラムで総合ディレクターを仰せつかった際に、参加建築家としてご一緒させて頂いたのがご縁です。私にとって、海法さんは物静かなで明るい性格な若者というイメージで、作品も都市の中で自然を掴もうとする建築から、2023年JIA新人賞受賞作品となった寒冷地で雪に象徴される冬を活用した機能性高い自然冷蔵庫まで、自然豊かな秋田の環境で育った生い立ちが彼の建築作品のルーツにあるように感じました。海法さんには、これまでの実績をとおして独自の建築論を語って頂き、さらに次世代を担う建築家の一人として説得力がある力強いトークを期待しています。皆さん、若手建築家たちの思考を読み解きながら21世紀の建築の行方を探ってみませんか? 建築家フォーラム 幹事 国広ジョージ