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【BOOKS】デザコン2021 呉 official book(全国高等専門学校デザインコンペティション)|編:一般社団法人全国高等専門学校連合会

【概要】
第18回目となるデザコンの全容を伝える公式記録集。
今大会は開催日を従来の2日間から1日に短縮して、広島県呉市の呉高専キャンパスで実施。コロナ渦から抜け出た後の新たな再出発に向けて、何をすべきで何ができるのかを一人一人が考える大会になるよう「Restart」をテーマに掲げた。
審査は2年ぶりとなる対面審査とオンライン審査のハイブリッド方式とし、全5部門の競技の応募作品全274点を紹介する。

【 空間デザイン部門 】

各自設定した敷地のもつ場所性(気候、生業、文化、歴史)をリサーチして問題点や課題を読み取り、それを基にできるだけ長く住み継がれ社会的な効果につながる、独自の新しい住まいや空間を提案することが求められた。全国から応募された143作品から入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録する。

【 構造デザイン部門 】

『紙』を材料とするブリッジの製作が課題。『紙』の特性を最大限に引き出し、「耐荷性」、「軽量性」、「デザイン性」に優れた構造のブリッジであることが求められた。全国及びモンゴルから応募された35作品の、ブリッジへの固定(静的)荷重の載荷と移動(動的)荷重として鉄球を転がす競技(耐荷性能試験)の様子など、全作品の総合順位と入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録する。

【 創造デザイン部門 】

各自設定した地域に眠っている観光、伝統文化、工芸などの資源と魅力を有効活用して、既存の制度や慣習にとらわれない未来につながる新しいサービスのプロセスデザインの提案が求められた。全国から応募された33作品から入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録する。

【 AMデザイン部門 】

3Dプリンタの造形技術を活用した「ついでに発電・動作」する機器と、そのエネルギーを利用した「生活が楽しくなる」機器の開発が課題。3Dプリンタの活用方法や、作品が意図どおりに稼働するかが問われた。全国から応募された16作品から入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録する。

【 プレデザコン部門 】

「空間デザイン・フィールド」は、現存するかまたは過去に実在した時空を主観的な表現で描いた透視図の作成、「創造デザイン・フィールド」は次回のデザコン有明大会で使用するトートバッグデザイン、「AMデザイン・フィールド」は3Dプリンタで作成した「落下時の衝撃を吸収するシェルター」の作成が課題。3年生以下の学生が対象となり、既成概念にとらわれない自由な発想による幅広いデザインが求められた。全国から応募された全47作品を収録、投票や競技結果の総合順位も記録する。

詳細・予約・購入はこちら  

【デザコンとは】
実践的・創造的技術者を養成することを目的とした、5年一貫の高等教育機関である高専の学生によって、毎年行われている全国高等専門学校デザインコンペティション。ロボコン、プロコン、プレコンと並び、全国47校の高専におけるメインイベントのひとつ。主に土木系・建築系を中心とする学生が、専門的な知識を基に作成した作品で技術(=エンジニアリング・デザイン)を競い合う大会。
▼全国高等専門学校デザインコンペティション 公式サイト
https://デザコン.com/

目次

【 大会趣旨 】

「高専が会場は初。困難をチャンスに変えるデザイン ― Restart」(呉高専校長 篠﨑賢二)

【 空間デザイン部門 】

課題テーマ:住み継がれるすまい

■受賞作品
★最優秀賞(日本建築家協会会長賞)
 熊本高専(八代)「い草と人のよりどころ ― 網掛け建築でつながる・広がる新しいい草農家のかたち」
★優秀賞
 明石高専「新風しんぷうかくー 瓦工場と空き家をみんなの『ハナレ』へコンバージョン」
 仙台高専(名取)「まつり転成」
★審査員特別賞
 豊田高専「蓄える建築」
 鹿児島高専「Connection With the EARTH ― 活力は大地から」
★建築資料研究社/日建学院賞
 米子高専「自給自足の島」
・本選6作品

■本選
・本選審査総評
「学生らしいストレートな表現を」(三分一博志)
「現実の街を変える可能性」(土井一秀)
「高密度な分析と表現」(前田圭介)
・本選審査経過
・開催概要

■予選
・予選審査総評
「場所性を活かす新しい空間を ― 住み継がれるすまい」(三分一博志、土井一秀、前田圭介)
・予選審査経過/開催概要(予選)
・予選通過作品講評
・本選に向けたブラッシュアップの要望(三分一博志、土井一秀、前田圭介)
・予選131作品

■審査員紹介

【 構造デザイン部門 】

課題テーマ:鉄球の再来

■受賞作品
★最優秀賞(国土交通大臣賞)
 米子高専「双龍」
★優秀賞(日本建設業連合会会長賞)
 徳山高専「和魅なごみ
★優秀賞
 舞鶴高専「おちねぇわ」
★審査員特別賞
 明石高専「魁」
 呉高専「繋 ― KEI」
★日刊建設工業新聞社賞
 新モンゴル高専「ハヤブサ― FALCON」
★三菱地所コミュニティ賞
 IETモンゴル高専「光る蓮」

■本選
・本選審査総評
「移動荷重が加わり、構造形式が大きく変化。ユニークな作品も多数」(岩崎英治)
・総合順位
・本選審査経過 
・開催概要
・本選28作品
・構造デザイン部門 応募要項と競技内容(要約)

■審査員紹介

【 創造デザイン部門 】

課題テーマ:再出発!― 持続可能な再興を目指して

■受賞作品
★最優秀賞(文部科学大臣賞)
 明石高専「『どうぞ』から蘇るまち ― 古参と新規の相生い」
★優秀賞
 仙台高専(名取)「かだれ山王 ― 映画×きびそで盛り上げる山王商店街」
 石川高専「Pポート×木の文化都市 ― 住宅街の公共交通・拠点空間から拡がるコミュニティ空間の醸成」
★審査員特別賞
 明石高専「こなもんが紡ぐ長田の未来 ―『長田焼きって知っとぉ~?』」
 仙台高専(名取)「りらいふつちゆ」
★クボタ賞
 舞鶴高専「自然も体も元気に!水路がつなぐ!陸のめぐみを海へ」
・本選3作品

■本選
・本選審査総評
「実践を通じて社会を動かしはじめた高専の学生たち」(西山佳孝)
「持続可能な社会の担い手に」(印南百合子)
「提案した作品を実現化するためにするべきこと」(西側赳史)
・本選審査経過
・創造デザイン部門に欠かせないワークショップの役割
「対話を通して相互理解を深める研鑽の場」(田坂逸朗、江口正徳)
・開催概要

■予選
・予選審査総評
「混戦を極めた審査 ― 再出発!持続可能な再興を目指して」(西山佳孝)
・募集に際しての審査員長からのメッセージ
「『再出発!― 持続可能な再興を目指して』に寄せて」(西山佳孝)
・予選審査経過
・開催概要(予選)
・予選通過作品講評
・本選に向けたブラッシュアップの要望(西山佳孝、印南百合子、西側赳史)
・予選24作品

■審査員/ワークショップ・ファシリテータ 紹介

【 AMデザイン部門 ( Additive Manufacturing ) 】

課題テーマ:ついでに解決しよう!

■受賞作品
★優秀賞
 仙台高専(名取)「Circu-up」
 神戸市立高専「アンブレ螺」
★審査員特別賞
 福井高専「光って充電ためるくん」
 旭川高専「ChariVT-Generator」
★呉市長賞
 弓削商船高専「家トレ発電装置」
・本選2作品

■本選
・本選審査総評
「本選はワクワク感の1日 ― ついでに解決しよう!」(浜野慶一)
・本選審査経過 
・開催概要

■予選
・予選審査総評 ― 本選出場作品に期待すること
「機運に乗じた多彩なアイディア」(浜野慶一)
「エントリーシートの重要性」(岩下英嗣)
「積層造形技術で思い描いたとおりの製品を実現」(小宮一晃)
・予選審査経過/開催概要(予選)
・予選通過作品講評
・本選に向けたブラッシュアップの要望(浜野慶一、岩下英嗣、小宮一晃)
・予選9作品

■審査員紹介

【 プレデザコン部門 】

課題テーマ:みらい

■受賞作品
空間デザイン・フィールド
★最優秀賞(科学技術振興機構〈JST〉理事長賞)
 近畿大学高専「六華苑」
★優秀賞(全国高等専門学校連合会会長賞)
 長野高専「木曽の大橋 奈良井宿 ― 未来への架け橋」
★特別賞(全国高等専門学校デザインコンペティション実行委員会会長賞)
 仙台高専(名取)「奈良井宿」
創造デザイン・フィールド
★最優秀賞(科学技術振興機構〈JST〉理事長賞)
 東京都立産業技術高専(品川)「紙ヒコウキ」
★優秀賞(全国高等専門学校連合会会長賞)
 サレジオ高専「The Bird Soars Ariake 」
★特別賞(全国高等専門学校デザインコンペティション実行委員会会長賞)
 サレジオ高専「有り明けの海を泳げ、未来へ。」
AMデザイン・フィールド
★最優秀賞(科学技術振興機構〈JST〉理事長賞)
 津山高専「Dia」
★優秀賞(全国高等専門学校連合会会長賞)
 鶴岡高専「まり鶴」
★特別賞(全国高等専門学校デザインコンペティション実行委員会会長賞)
 鈴鹿高専「はことっつぉ ― 分銅を添えて」

■本選
・本選審査経過/総評
・本選38作品
・開催概要

【 付篇 】

■開会式/結果発表・閉会式
■会場と大会スケジュール
■応募状況
■デザコンとは?/大会後記
■過去の受賞作品(2004-2020)

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